経済指標

英国はスタグフレーションであろう「インフレ+経済減速」

世界のGDPランキングでは第七位でイタリアの一個上ですね。

 

欧州もインフレ鎮静化が始まりそうに見えますが、年末年始と温かったのが影響している予想もあり油断はなりませぬ。

 

欧州も逆イールド中であり、世界の先進国規模で逆イールド発生中なのは過去には無かった経済事象です。

物価が経済に対しての悪影響が十分加わると、短期金利は低下します(これ以上の悪影響は無い)、それが順イールトの条件ですから経済は悪化したという事で失業率は上昇し物は売れません。

 

結果、多くの先進国でリセッションが発生し世界的な不況となるシナリオです。

 

 

******アメリカ中古住宅販売件数

全米不動産協会が、中古住宅の販売件数を「所有権の移転が完了」した段階で、月ごとに集計した指標。

中古住宅の市場規模が新築住宅に比べてはるかに大きいことから、新築住宅販売件数よりも、市場の注目度は高い

長期のデータは

リーマンショック時と変わらぬほどの落ち込みとなっているのが確認できる。

住宅需要は十分にあるのがアメリカで、移民政策で経済規模を拡大してきた国である。

住宅需要は先進国では唯一拡大を続けているのだ。

管理人の勝手な予想だが、季節的にも売買が細るタイミングですこの指数はまだ悪化しても不思議では無い。

 

アメリカ住宅建設企業の株価で注意が必要なんだが、チャートは

ETFが建設企業の株価推移を見るには良いだろう、株価はあまり棄損してないのです

新築、中古の需要が急減しているにも関わらず、なんと不思議な現象でしょう。

これがアメリカ株式市場のコナンドラムという事です、株価は「遅行指数」なのです。

今、決算シーズンが始まったのだがこの決算は過去の数字で住宅建設は契約から引き渡しまで12ケ月以上かかりますし、中古住宅もリフォーム期間として数ケ月必要となります。

株価に業績として現れて来るには2023年半ば当たりとなるでしょう。