SP500予想EPS

アメリカのインフレに伴い、企業利益の圧迫はこれから始まる。

今までの株価の下落はバリエーションの低下(PERの低下)が原因でした、これからは企業の一株当たりの利益が低下していく番です(EPSの低下)

 

少し前にUPした企業利益は遅行指数の仲間で凡そインフレ進行後1年ほど後に数字として表れて来るのです。

2022年頭ではインフレ警戒感も少なくPER=21倍ほどがアメリカ国内企業の値でした、現在は16倍ほどに下がってます。

SP500のフォワードP/Eのチャートです、フォワードは翌期の意味です

詳しいチャートは此処で

https://www.yardeni.com/pub/yriearningsforecast.pdf

2023年の予想は16倍~19倍が示されていますが、インフレ次第という所です。

当たり障りのない内容となっています。

 

実際のところインフレ予想も、どれほど続くのか、実質金利水準も全て予想に基いているわけで、当たるかどうかだれにも分からない。

過去例も無く参考書もないんだ、金融危機となればこれらの予想モデルは無となる。

あくまでも有限要素に基づいた推測です、コロナ後遺症による就業不能状態も反映していない。

当たるのか、という所だがそれも分からない。

 

******しかし相場は新たなシナリオを策定しました

インフレはピークを過ぎた、新たな経済指標が出るたびにインフレが落ち着く指標となるだろう。

新たな経済指標を確認する都度「買い」を続ける、、、、、というシナリオですね。

では、インフレ指標が増大したらどうするのだろうか?

 

2023年の何時かのタイミング(秋当たりの予定)で確実にFRBは利上げを中止するだろう、これは確実な所であり相場は半年先を折り込む動きが出るだろう。

相場は十分に下げた、経済的に見てもアメリカ経済は強い。

 

高値で売り、資金的に余裕はある。

このタイミングで買い始めるにリスクは少ない中でも金利上昇的に強いダウが一番だ!

 

アメリカ経済のハードランニングは無い、金融危機など微塵もない。という極めて楽観的なシナリオですが、これが今のアメリカのヘッジファンドなどのシナリオです。

 

損保・生保などの機関投資家は株式市場での存在感は少ない、債券相場と合い入れない株式市場なんだ。

 

さて、貧民投資家としてはどのような戦略とするか悩み所です。

これから冬を迎える段階でエネルギー価格など無視した強気は受け入れるには難題です