何もかもがデカイ中国なので

顧客の資金が溶けても、経済への打撃は見えてこないが。

ここ数日ドル・人民元が急変している。

 

******この動きは中国国債が急落したりのが原因だろう

チャートからは10月28日から利回りが急騰している(国債価格が急落)、この資金(人民元)をドルに換えているのだから、売り手は海外投資家という事で間違いない。

 

2022年2月~3月に掛けて670億元が売られた、これは2018年以降初めてであった。

この時に売られた債券は国債・地方債・銀行債・社債とほぼ全てに渡っていた。

当時の報道からは特別な内容はありませんでした、次は5月に掛けて1700億元売られてます、報道により多少の数字の差は有りましたが、概ねこの当たりでした。

 

そして、最新の報道が11月18日のロイターです

https://jp.reuters.com/article/china-markets-bonds-investors-idJPKBN2S801X

 

日本人的感覚からして、大ウソつきの国家の信頼などあろうはずも無いのだが欧米の投資家は中国大好きが多いのは事実です。

 

******ゴールドマン・サックス

2022年に出したコメントで対中国投資の根本は変わらないとあります。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-02/RCTV61T0AFB501

https://jp.reuters.com/article/goldman-sachs-china-jointventure-idJPKBN2RJ0PB

この他にも沢山のコメントが出ています、GSがどのような投資を中国へしているのか全く興味はありませんが、中国投資の考え方の一つとしては興味があります。

 

香港がどうなろうと、中国中央政府の政策が漢族以外は奴隷扱いだろうとお金には色はありません。

強欲でも無ければGSの発展など無かったのでしょう。

 

という事で、没落する中国経済を予想している管理人ですからGSがどのように中国を見ているか興味津々であります。

 

******中国の不動産信託企業の破産

このような報道は2018年からありましたが、中国の富裕層は上海・深圳・北京などの不動産投資は安全だという神話に基づいて投資を続けていたようだが。

上海・深圳・北京の不動産価格、特に上海の富裕層が海外移住の為に不動産を格安で投げている所から、上海・深圳・北京などの不動産投資は崩壊したようだ。

 

上海の不動産価格は「値が付かない」状態の所もある、買いての言い値が無い!

売買は即金であるのが条件のようで「現金」はほぼ投資する中国人であるからであろう

 

中国では2022年4月あたりから地方銀行で預金の引き出しが出来なくなる騒動が勃発している。

 

野村総合研究所は「中国金融市場 金融機関の破堤に備える中国」

というレポートを出している

PDFでサイトからダウンロードできます

https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/knowledge/publication/kinyu_itf/2022/07/itf_202207_07.pdf?la=ja-JP&hash=45E5F31E42A9EABA534C61985EE8CF1789DF8459

 

中国の富裕層まで、資金的に困窮し始めたということだろう。

中央政府の考えは以前からの変化は無い、最新の裁判所の判決では「死んだ人の財産は国家の物だ」という判決が出されました。

中国では一審性ですので、これで決定です。

 

お金の無くなって来た中国は人民から絞り上げるのは昔からの事で、共産党習近平で続投決定ですから、普通の事なんでしょう。

富裕層は逃げだせるならシンガポールが一番ということです、中央政府的には全て「置いて行け」ということなのですから、格安でも不動産は売却という事でしよう。

 

暫くの間、値の付くものは全て売買の対象となります(格安でね)買い叩く買い手は中国共産党の高官でしょう。

 

安く買えるチャンスのはずですから、問題は汚職で得たお金を洗う方法です。

様々な方法が有りますが、手口の公表は問題が有りすぎますね。

 

******ドイツのショルツ首相が訪問団を連ねて中国へのあとがきです

11月6日のUPの続きです

https://okoze2019.hatenablog.com/entry/2022/11/06/105428

 

ドイツのビジネスモデルは崩壊したと書き続けてますが、ウルトラ技を考えていたようだ。

貿易相手国として中国と見ていたのだが、どうも提携先としての中国を模索しているのだとか。

エネルギーの無い国に発展は無いとかなりからUPしているが、ドイツも日本同様に資源は無い。

それなのにロシアへ拳を上げて非難すれば、。どうなるのかを書いているがその通りとなってきた。

当たり前の事で、まさか知らなんだとは思えないがトサカに血が上るのがアングロサクソン系民族の特徴なんだ、ショルツ首相も同じだろう。

 

しかし、ドイツ経済の疲弊は止まらない。

今年の冬の寒さにもよるが発電用の天然ガスが足りないのは確実で、ドイツの製造は大打撃を喰らう予想が出ている。

という事て中国と製造で提携を模索しているようなんだ!

ショルツ首相からの訪問であるからして、話の骨格を詰めている所なんだろう。

 

ロ・ウ戦争の終結は見えないし、エネルギーは確実に不足している2023年のドイツのGDP予測はマイナス2%~マイナス5%とコロナショックより酷いだろうと予測されている。

このままでは政権維持は難しくなる、という事でウルトラ技を考え出したようなんだが「足元を見られる」結果となる。

 

「諸手でモミモミ、笑顔で相対」するのが中国人です、欧米で「愛想が良い」などは皆無なんだから、歓迎されていると拡大解釈となるのが当たり前なんだ。

 

ドイツは先進国の中で日本と同様金融立国では無い珍しい国です、エネルギーが最大の案件なのは分かり切ったこどです。

 

ショルツ首相が中国にすり寄るのも、それも人生なんだろう。