米国経済は第2次世界大戦以降12回のリセッション(景気後退)を経験したが、いずれも二つの特徴があった。国内総生産(GDP)の縮小と失業率の上昇でした。
ブログでは、両方を解説したが顕著な兆候は見られない状態となっている。
FRBはFF金利を近年見たことが無い上昇ペースです、インフレ率の上昇と比較して「それを上回るスピードが必要だ、利上げが遅れた分の挽回だ」
というのは見え見えです、それらを実行できるのはアメリカ経済がリセッションの特徴が表れてないが為に出来る、というのだが過去には「雇用なき景気回復」という言葉はあったが、それを借りて「雇用堅調な景気停滞」という事ができる。
コナンドラム(謎)だす、過去のリセッションではGDPの減少は顕著にあらわれて、それらの経済指標に絆された経営者は「速めにリストラ」を実行していた。
******今、労働市場はタイトなんです
******30年固定金利の住宅ローンは
一時7%を超えた、現状では借金して住宅を建てるなど日本人的感覚では無理だろう
裾野の広い住宅産業です、だれが見てもリセッション間違いなしと思う。
******コロナパンデミック+金融緩和+コロナ救済資金
から生まれた、史上最大のバブルは「エミン氏の指摘のようなエブリシング・バブル」なのだろう、様々な場所で様々に崩壊して行き最後がアメリカの雇用に達してバブルの終焉となるのだろうか。
前回でUPしているように遅行指数です、ここに現れたら既に手遅れ状態で大津波に巻き込まれた状態で人知ではどうにもならない。
大津波が過ぎるのを待つのがよろしい。
津波の特徴は数波あるのは誰しもが理解していますが、大きく勘違いしているところがあるので、少し解説です。
「大きく第一波が来る」と思い込んでいるのが普通ですが、実際は第一波の到来は小さいが為に気が付いていない。
これは、経済津波も実際の津波も同様です後から押し寄せる津波が先に到来した津波と重なり合う為に起こる現象で、大津波が来る前に現れる引き潮は第一波が既に到来した後の引き潮減少です。
これをアメリカの求人で置き換えるとコロナ前からの求人数チャートは
コロナという津波による引き潮と考えたら整合性が付く。
FRBはこの裏付けを利用してインフレ退治を積極的に行っているのだ、投資戦略としては一時的にせよアメリカ株式市場は上昇するタイミングに乗るのも正解で、来る大津波に警戒してポジションを落とす(上昇を利用して売り抜ける)のも正解です。
それらは投資家の自由な選択技から生まれた投資尺度てあるからです。
「異常気象」「天変地異」「戦争」「食糧危機」「バブル崩壊」近代の歴史では「常に何か勃発」しているので、慣れてしまっているが同時発生は経験が無い。
一つ、二つ増えても動じない人格なら「やり過ごせば」良いだけの事かも知れないが欲に目が眩んでポートフォリオを買い一辺倒としていたらと考えると心臓はバクバクするようになるだろう。
予言めいた事を書いているが、コロナウイルスにしても「集団免疫」は60%でパンデミックは収まると「大間違い」を言っていたのを思い出して欲しい。
今現在ではコロナウイルスは「集団免疫の獲得は無い」なんども感染するという事実を受け入れる段階にある。
「集団免疫が有る」「ワクチンは感染防止効果がある」というのは合成の誤謬であった
そもそももファイザー製薬のCEOは「ワクチンは感染防止効果がある」とコメントしたことは無いと否定していたのだ。
それが、何処をどう回って感染防止効果に行きついたのかは分からないし、今さら調査してもやくにたたないのだ。
******脱線してしまった
今回のアメリカ景気後退におちいる可能性としては「過去の特徴」にしがみ付くと大きく間違う可能性があるという事なんだ。
既に一部のバブル(債券バブル)は崩壊した、少し前までは此れが最大のバブルと言われたが今は住宅が最大のバブルだと変化した。
債券投資が膨大に膨れ上がったが、さらに住宅バブルが膨れた為に債券バブルが崩壊してもアメリカ経済が崩壊にならないのです。
中国バブルも既に崩壊しているのだが「ドイツの首相」は名立たる経営者を引き連れて中国習近平詣でを実行した。
ドイツのビジネスモデルについては既にUPしてあるが、中国経済がこれから最悪となるタイミングが理解出来ないのだろう、それとも中国へ傾斜してアメリカと隔絶するつもりなのか、習近平にご機嫌を取りロシアとの仲介をお願いするのか。
何らかの意図を持っての訪問だろう。
エネルギーの無い国に繁栄は無い、のは当たり前の事で。
NATOの対ロシア戦略は大間違いだと指摘していたが、もう既に遅い。
やはり「行きつく所まで行く」
占でしかないタイミングだが2024年夏以降だという考えは未だに変わらない。
一時的になりうるタイミングかもだが更に一年以上経過しないと判断が付かないだろう
日本のバブル崩壊を味わった管理人は経済の回復には「傷んだ企業」などの整理には時間がかかるという事です。
日本人の特色として「思い切った整理」が出来ない、それ故にゾンビ企業の整理が付られない事実を忘れてはいけません。
ドライな感覚故にアメリカはバブル崩壊を切り抜けて来たのだが、今回はその自信がジャマとなる。
******これらの不安要素を全て振り切り
パウエルプットにしがみ付く「アメリカの投資家群」の悲鳴を聞いてから、全力買いとするのがベターな投資だと今現在は思う。
長くなりすぎた、面白い動画があったのだが後で紹介します。