チャート分析の前にドルの強さについて再度。
ドルインデックスチャート
世界貿易が活発になったわけではないのですから、ドル高と言われても「ピン」と来なかった訳は。
ドルの需給が引き締まったままなんです!
誰が「ドルを必要としているのだろう」という仮説では、現在ドルを必要としていて、誰に支払っているのだろうか。
******答えは、幾つか有ります
@化石燃料の支払い これが最大でしょう(価格高騰)
@食料の輸入 世界的天候不順で食料生産が少ない(価格高騰)
@前回UPした追証の「T-ビル」
中東産油国+アメリカへお金は流れ続けている、というのが答えですね。
これらが改善されるまで、ドルの需給は改善されないのです。
ということで、ドル高はしばらく続きます。
******NASDAQ月足チャート(乖離率+RSI+スロースト+MACD)
******週足NASDAQ(乖離率)
NASDAQはコロナ緊急融資で一番上昇しました(金利低下)、今回金利上昇したのですから一番大きく下落して「元の木阿弥」状態となるのが普通ですが。
買われている、という現状です。
現時点でNASDAQ銘柄に魅力は有りません(配当無し+株価の調整不足+過剰設備投資)
月足チャートで乖離率=-20.24安値には居ますが、歴史的には-30以下となります
此処から更に乖離率が下がると見ると1000Pは割ります。
コロナ前の高値まで下落した所が1000P当たりです、金利高の影響を考えると更に下落余地は残ります(確実に900P台に入るだろう)
前回の安値6月16日の10646Pのシナリオは「余りに楽観しすぎ」状態でした。
アメリカ市場の見通しは、インフレはピークを越えたFRBはパウエルプットが有る。
FRBの高官の発言も無かったのに、市場は勝手な楽観論を網羅させて、それに乗っかっただけ(結果FRBにお灸をすえられた)
月足NASDAQのRSIは30の目安を切りませんし、スローストキャスは下落トレンドを維持してます。
NASDAQが大底を切った、と確認出来るテクニカルは。
@MA(6)6ケ月移動平均線が月足の下に出る必要が有ります
@MA(6)が反転しMA(12)をGCします
@MA(24)は下落トレンドから平滑、さらに上昇へと変化するのですが、月足で24ケ月
2年というサイクルです、簡単な事ではありません
@最後に月足MACDがGCする必要が有ります(これが一番大事)
******コロナショックの暴落時のNASDAQ
月足チャートです
フラッシュクラッシュのようなものです。
過去を振り返ると月足の乖離率が-30以下となったのはリーマンショツク時だけです
今回の暴落がリーマン級の大参事と言われているのが如実に分かります。
何故、こんなに大災害になってしまったのか??
******最大の理由は債券に有るのでしょう
40年間に渡る金融緩和の行きついた経済現象が「インフレ」でした、世界の金融を司るFRBの高官は「インフレ」を知りません!
金融緩和以外は金利を下げる事しか「知らない・やったことがない・分からない」の(3無し)高官だったという事でしょう。
さらに「インフレに対処する手立てを持っている」などと「大嘘」まで突いたイエレン財務長官の出現には「開いた口」から涎が止まりません。
******下落幅からして
NASDAQ以外のダウ・S&Pの月足チャートのテクニカル分析も同様です。
しかし、アメリカのインフレが凄いのはUPしていますが、それだけではない。
イフンレ進行と共に給与も増えている(インフレほどの進行率ではないが)ので、アメリカの実態経済は数値ほど深刻ではないのです。
結果、株式市場へ資金も入ることになる。
投資家の懐具合ということなんだ(疲弊している投資家も)+(市場最高値付近で利確)した投資家も居るのだから。
株式市場へ資金流入は続くだろうと予測する。
******戦略的に
売り方である管理人としては、買い戻して株価上昇したら新たに売る(戻り売り)とするか、迷う所です。
これから来るであろう、一回目の「セリング・クライマックス」がどれほどになるのか
これを見なくては、戦略がたちません。
******セリング・クライマックスの見えるチャートです
まずはダウの月足(ボリン+出来高)
******NASDAQのセリング・クライマックス(ボリン+出来高)
セリング・クライマックスの条件として
@月足でボリンが-3σまで下落する
@出来高が吐出する
ボリンジャーバンドの見方はUPしてあります、再度UPすると
ボリンは正規分布グラフをそのまま適用しただけの物、釣鐘型のグラフです。
普通の株価の動きでは-2シグマから+2シグマの間に収まる株価です、つまり株価として現れる確率が95.4%という事なので、これらから逸脱する株価は全体の中で4.6%しかありません。
それも両側足して4.6%ですから、マイナス3σ(シグマ)が出現する確率は2.3%なのですね。
という事で、異常な株価ですから-で出現したら「買う」+で出現したら「売る」のは当たり前です。
******因みに
このボリンの異常値と需給の異常値(信用評価損率-30%)だけを狙って投資すると
勝率は100%となります。
証券会社などは絶対に口にしません「奥儀」ですね。
******何度もUPしています
旧財閥系の投資会社(非上場)は東京の一等地に美術館を運営しています(現在閉館中が多い、コロナだろう)
その一等地の固定資産税を考えただけでも気が遠くなるのでが、誰も前を通っても気にもしないのだ?
管理人は貧乏症で、ついつい「ランニングコスト」を計算してしまう。
「税金」+「人件費」+「電気代」+「建物償却費」+「新たな美術品購入費」等です
当然、それらに掛かる費用をどうやって調達(稼ぐ)するのだろうか調査を続けて数十年。
かなり前になるが、ほぼ解明したのが上記の投資方法です。
絶対に損失を出さない(誰も信用しないのだか、それは調査不足)投資方法が有ったのです。
幾つかの投資手法が有りますが「奥儀」の範疇に入ります、管理人的には資金不足ですのでとても無理。
という事で、投資的に100%の利益という手法が有る。
という結論です。
******結論はセリング・クライマックス待ち
この先、債券の分析が必要ですが、。。
NY市場をみてるので寝不足疲れた