ドイツのエネルギー

再生可能エネルギー固執するあまり原発を捨て・石炭火力を捨てた後にロ・ウの戦に憤慨したのは「ドイツの政治家」の責任能力の無さが災いしたと書き続けている。

 

「安価なエネルギー・安価な食糧」輸入に頼り、付加価値の高い商品を中国へ輸出して利益を上げていたビジネスモデルは鉄槌が下ると数年以上前(足掛け6年になる)からUPしていた。

そもそも中国経済の大発展をレバレッジ経済だとは何処にも書いてない、これが不思議なんだ普通の経済構造ではなしえない大発展の根拠もなしに中国経済の未来を語るのは無理!

 

脱線しました、エネルギーだったね。

ドイツ最大のエネルギー会社は「ユニパー」です、発音から「ウニパー」とも。

ホームページは(グーグール翻訳)

https://www-uniper-energy.translate.goog/germany?_x_tr_sl=de&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=wapp

ロシアから天然ガスを止められて「倒産」寸前となってました、ドイツ政府が資本注入で生き残ってます、株価は

脂肪届を出してもいい位だね。

ドイツ政府は80億ユーロ(1.145兆円)で救済(国有化)したのだ。

ドイツ国内でLNGターミナルの建設が必要だという事です、ユニパーはロシア産天然ガスの供給を半分に絞られたとき(2022.03)から建設をしていたが、資金が途絶えて中止状態となっていた。

 

ドイツはさらに既存原発の稼働を決定した、石炭火力は急遽再稼働したが石炭運搬船が水位低下で動けなかったのが雨が降りどうにか稼働したようだ。

 

******ドイツは今までのエネルギー安全保障は頓挫した

ユニパー一社の救済(国有化)で解決できるほど簡単ではない、ユニパーの株価の急落がそれらを物語っている。

つまり、ドイツのエネルギー政策は根底から崩壊してしまった、、、、という結論

ユニパーの国有化が第一歩という事だが、次の手が見えてこない。

余りにもドイツの政治家の手腕が乏しく見えて来る、今年の冬の天然ガスは備蓄90%まで回復したので「不安は無い」と言い切ったショルツ首相だが、冷ややかな目で見られているドイツの備蓄は2ケ月の使用量でしかないからなんだ。

 

ほとんどバレている状態で「不安は無い」などのコメントには突っ込むほどの価値もないからだろう。

 

クリスマスが天然ガスの最大の需要期です、クリスマスの1週間前あたりから大移動が始まり、新年まで家族と共に過ごすのが寒いドイツの習慣で暖房需要に耐えられるかでショルツ首相の進退が決まるとも言える、連合政権なので政権基盤が薄い。

ポピュリズムが台頭して来た欧州各国は政治的基盤崩壊の危機ともなる。

 

独・英・伊でポピュリズム政党が伸びているのは事実です。

 

******憶測でしかないが

ロシアのプーチンを追い込んで、和平へと向かう戦略の噂は有った。

事実かは分からないが、ロシアへ和平交渉で白羽の矢が立った人物がいるというのも噂では、ネットの深いところで囁かれていた。

全て、裏が取れない、ブラフだとも言うネットの民も多いのだ!

 

飛行機で15時間もの距離の国だが、ネットでは秒未満で情報は届く。

 

******閑話休題

フランスはなかなかに優雅です、電力不足のニュースは原発の為の水が不足して稼働率を下げている、

フランスエネルギー移行相のパニエ=リュナシェ氏によると、フランスの省エネ対策は、今後2年間に、燃料、天然ガス、電力の消費量を2019年比で10%減らすことを目的とする。

 

これだけなんだ、ドイツと比べたら「優雅」というしかないだろう。

フランスは原発に舵を切った将来的に正しい決断かは歴史が決める事なんだ。

日本と違い地震がほとんどない欧州大陸のなせることだろう、政治家の方向で隣どおしでも差が出るという事なんだ。