イギリスの首相は変わったが

欧州の大国の国家のビジネスモデルは変わらないのだろう。

 

******先進国のビジネスモデルについて書いて来た

何故に新興国後進国と経済的な差が付いているのかを分析したサイトは無い。

皆、当たり前だと思っているのだろう。

同じ地球という宇宙船に乗って太陽の周りをグルグルと回っているだけなのにどのような差が付いたと言うのだろうか。

エコノミスト達はGDPだの成長率・インフレ・債務などは分析するが根本にある収入の差について語る事は無い。

 

そもそも禁句なのだ!

理由は「搾取」の一言につきる、欧州の大国は過去から続いている「植民地」政策がそのまま現代社会へと続いて、我らが上級地球人だと政治を行っている。

 

彼ら大国が「新興国後進国」へ与えられるものは「お金」でしかない。

ドル・ユーロという事です、極端に言えば「紙切れ」に価値を与えて、それらに「新興国後進国」が群がるのを経済政策としているに過ぎない。

 

******エミノミスト達はこの根本を隠し続けている

貨幣は通貨とか、日常的には「お金」とも呼ばれているメディアである。

人間が遠くへ移動にあたり、食料や水の携帯が不可能な場所・時間などを克服する為に取引・商品の交換やサービス(食事、宿)の対価として貴金属などを通用するようになった、これが通貨の始まりです。

 

近代となり貴金属から紙切れへと流れが変わった、このタイミングがニクソンショックで有り近代の貨幣理論の始まりでもある。

 

貨幣には3つの機能(価値尺度、交換・流通手段、価値貯蔵手段)がある。これに対して通貨とは、流通する貨幣という意味があり、貨幣の交換や流通の手段としての機能を強調するときに使われることが多い。

 

******「新興国後進国」は紙切れと資源・労働などを交換している

紙切れに価値を見出せなければ、紙屑と化してしまうのだが金融工学で誤魔化しているだけで本来価値は無い。

 

各国中央銀行マネーストック統計として「現金通貨〈銀行券〉、政府発行の貨幣〈硬貨〉)と、預金通貨(普通・当座預金)」を公表している。

つまり、中央銀行が表に立ち国家の信用度で紙屑であるお金に価値を見出すようにしているのだ。

 

******お金に価値を与える事が出来る中央銀行

お金をばら撒いて、どうして価値を保てるのだろうか。

日銀券の「円」の価値のはかり方は様々です、日本国内にいればビックマック=280円

アメリカでは3.99ドル=560円(今日のレート140.5円)

 

MMT理論などのブードー経済学で大量のお金をバラ撒いた結果、インフレとなった。

お金の価値が下がるのだから当然インフレという結果になる、単純にお金を印刷しバラ撒けば経済大国となれるとジンバブエのムカベ大統領は社会実験をしてジンバブエドルは無価値となった。

 

******経済が発展すれば

お金の価値は上昇する、つまり円高となる。それでは貿易をするに不都合なんだ商品の価格も上昇して売れ行きが悪くなる、円を多く発行して価値を下げれば問題は無い。

通貨発行益も増える、万万歳ですが輸入品は価が上昇する。国民は窮乏する。

なら、給与が上がれば問題ない。

それには国内が少しインフレとなれば良いのだが、日本銀行は過去のバブルの後遺症を克服できずにデフレが続く。

資源を持たない日本では「技術・民度」以外の資源は無いのだから。

 

******脱線しました

搾取され続けた「新興国後進国」の資源は、先進国がインフレとなった為により資源収入が上昇している。

新興国後進国」はやっと気が付いたのだ、今まで安く放置させられていた・という事について。

 

半世紀も前からダイヤモンドに価値など無い、とね。

価値を付けている組織が有るから価値を保っているのだと!

その会社は「デビアス」社と言います、宝石関係の方全員が知っています。

デビアス - Wikipedia

ダイヤの流通制限などをして価値を保つ努力をしているのです、ダイヤの中央銀行だね

 

話を戻して

各国中央銀行はお金の流通を増やせば「経済は拡大し国家は豊になる」というブードー理論を40年もの間実施した。

人口増のボーナスも有り、美味くやっていたのだが。

ここに来て大失態をやらかした、今までは中央銀行の失敗だけで済んでいたのだが

新興国後進国」が資源の価値について気が付いたのだ!

 

「安く売らされていた」、、、、「搾取されていた」という事だね。

資源があるのに何故に貧困なんだ、、、と気が付いた。

 

イギリス、ドイツ、フランスなどの資源を持たない先進国は付加価値政策で国が富んでいただけなんだ。

近頃、やっと日の目を見た。

ドイツは安いエネルギー・食料を買い、付加価値を付けたビニールのバックや高級車で稼いでいると、このビジネスモデルは破綻すると。

そもそも、このことはトランプ元大統領が現役の時にも言っていた。

当時の日経電子版の報道がある。

トランプ氏、ドイツを痛烈批判 「ロシアの捕虜だ」: 日本経済新聞

 

新興国後進国」は自国の資源は有限な資源であり、安く売るなど以ての外だと気が付いた。

これからは国の発展の為に有益となるように使うべきだと。。。。

 

******この流れは始まったばかりなんだ

今までの植民地ビジネスモデルは通用しなくなりつつある、ドイツを筆頭にEU各国はユーロの下落と戦いながら、次の時代の流れを掴むしか方法は無い。

インフレは簡単には収まらない、オイルショックが資源ショックとなり襲って来るのだから、エネルギー・食料から始まる資源ショックなんだ。

 

ファッション・ブランド品・高級車・タワマンなど不必要な物ほど付加価値で高くなるという法則がある、これらの最大の欠点は無くても問題ないというところです。

経済が不景気になると「売れなくなる」、、、必要無いからなんだ!

普通の人間から見ると「変人」扱いの管理人は、上記のどれも欲してはいない。

 

価値を見出せないからなんだ、猫に小判という所だろう。

例えば「ピーラー」などはお高い商品を使っている、切れ味が格別に違う。ジャガイモなど音もたてずに皮が剥けます。

便利この上ない、価値とはそんなもんだ。

 

脱線しました

今までの国家のビジネスモデルは激変するでしょう、イギリスの首相は新たになりましたが、ビジネスモデルを変えた訳では無い。

当座、国民へお金をバラ撒いて危機を凌ごうと言うだけの事、もう元の経済モデルへは戻らないのだから、新たな経済を作り上げなくてはならないはずなんだ。

 

しかし、トラス首相は植民地モデルの継続という経済を取ったのだ、これはドイツもフランスも同様なんだ。

上手く機能する事は無いだろう、すでに窮乏している国民はポピュリズムが台頭し、ロシアと敵対する西側政治家へ「No」を突き付け始めた。

 

そもそもNATO連合はロシアを筆頭とする共産主義と戦う為に発足した組織なんだが

何故、共産主義と戦わなければならないのか、という命題が薄い。

お互いの主義主張を認めれば済むはずが、政治家は頭ごなしに「共産主義=No」

という式となっていると、ポピリズム主義の台頭です。

 

日本のメディアも同様で全てプロパガンタで洗脳しているだけの事、共産主義国家の何処が悪い、説明もない。

ロシアが戦争を仕掛けている、それが共産主義だと言う。

本末転倒理論だろう、戦争も相手が必要なんだ!

政治家なら話し合いで解決できないなら他の政治家に変わればよい、国民に血の雨を降らせて命を捨てろと命令するなど以ての外だろう。

 

プーチンといいゼレンスキーといいバイデンと合わせて最悪な政治家が始めた事である。

まぁ、東西対決は片方の主義主張だけでは成立しない対立なんだ。

ガス抜きの対立は過去から多く存在している、世界中何処でもある対立の一つでしかない。

ドリアンが熟すと「部族対立」が勃発するから始まり、日本軍が始めた資源確保の戦争、民族浄化として始めたナチスの戦争など数多ある。

 

ヒットラーは国民が選択した党首である、ドイツ国民は責任が必要だったのだ。

それ故、世界一のドイツマルクを捨ててユーロを選択した。

 

日本の贖罪はODAだ、迷惑をかけた国々への援助は過去の反省からなんだ。

 

******しかし、第二次世界大戦以前の

植民地政策、奴隷制度、ベトナム戦争の贖罪は無い。

未だに「搾取」され続けている、ここが変わる。

 

大変な事が起こる、ゆっくりと着実に浸透して行くだろう。

先進国の人口は減り続ける、人口増のアメリカは支配階級の「白人」の数は激減している。

欧州の「植民地の出」という差別で、安く搾取していた資源価格は元には戻らないだろう。

支配階級というイギリスの根強い慣習は崩壊する、余り知られていない事だが仏語と英語には「出身地訛り」というのがあり、階級がある。

オードリー・ヘップバーン主演の「マイフェア・レディ」などは出身地訛り、そのものだろう。

 

仏語も同様で階級社会であるフランスの言葉にそもそも階級がある、悪い例として

日本の「ざます」と比較すればよいだろう。

 

階級社会はそのものを維持する為に努力する、それが植民地政策であり階級社会の構成要件なんだ。

 

******階級は存在していくだろうが

収入は比例しなくなる、あらたに台頭してくる新興資本はそれらを許さない。

今までは金融工学で利益を確保して来た、その金融工学がブードー理論だったのだから

お金が全てで、その価値を維持管理する金融工学はお金の価値そのものの変化についていけない。

新たな資源資本工学が生まれ始めたという所だろう、過去に捕らわれていると大失敗するし、先走ると仇を打たれる。

 

今まで積み上げて来た金融工学が積み木が崩れるがごときに「ガラガラ」と崩れ去るのを待つのが良いだろう。

管理人の寿命が有る内に、「ガラ」がくれば最後の「ガラ」となるだろう。

過去、幾つもの「ガラ」を経験したが、最大の「ガラ」を体験したいものだ。