OECD Data(経済協力開発機構)のデータ

Narrow money(ナロー マネー)狭いお金

ナローマネーは、コインや通貨、要求払預金中央銀行保有するその他の流動資産など、すべての物理的なマネーを含むマネーサプライのカテゴリです  。

 

もう少し説明を見つけて

ナローマネーとブロードマネー

M1/M0 はナロー マネーを表すために使用されますが、M2/M3/M4 はブロード マネーとみなされ、M4 はマネー サプライの最大の概念を表します。ブロード マネーには、満期に達してアクセス可能と見なされるまでに 24 時間以上かかるさまざまな預金ベースの口座が含まれる場合があります。これらは、特定の時間要件によって活動が制限されるため、長期定期預金と呼ばれることがよくあります。

 

OECDはナローマネーとしてM1を定義している

M1 には、通貨、つまり紙幣と硬貨、およびオーバーナイト預金が含まれます。M1 は、2015 年を 100 とした季節調整指数で表されます。

https://data.oecd.org/money/narrow-money-m1.htm#indicator-chart

 

******多くのメディアで世界のマネーが減少始めたと報道しているが

チャートで確認する限り減少幅はわずかでしかない、コロナシッョク軽減の為に

世界の中央銀行財務省はコロナ救済資金を供給したが、その増加量は「途轍もない量」だった

 

FRBはインフレの原因についてマネー拡大では無いとの見解を続けている。

どの様に考えても失態だと思うが、認めないだろう。

 

個別銘柄で例をあげると

アメリカ企業のゲームストップ株は

1株1ドルほどの株価でしたが、コロナ救済資金が供給されると1株81.25ドルまで急騰した。

コロナ救済資金が相場に入ったという事で間違いないだろう。

コロナ救済資金は資金的に必要のない国民にまで供給されて、株式市場や余暇に使われたのだろう、当然商品購入にも使われたはずである。

 

生活に困窮している民は「ハンド ツー マウス」で頂いたお金は食料品に使われるがある程度の余裕がある世帯はインフレに加担するような使われ方となったはずだ。

つまり、今まででは買えなかった商品へと手が出るようになる。

当然、売れ行きが活発となるのだからインフレに加担するということだろう。

 

上記のチャートは支給側からのデータであり、受け入れた側では無い。

これらの資金は信用創造を作る資金では無いので支給側>受け入れ側となるはずだ。

溶けて無くなる分がある。

 

資金が引き上げられると、溶けた分が表に出て来る。

急速に金融が引き締まる、マージンデッドなどのミンスキーモーメントが有るように

OECDのデータ部分にもミンスキーモーメントが有るだろう。

 

******世界で日銀のみが緩和している

緩和された資金が世界へ流れているのだから、インフレが収まらない方向へモーメントが掛かるのだ。

当たり前の事、日本のインフレにも+の圧力として返ってくるはずだから、何時までも続けて行くわけにはいかないだろう。

何時、日銀が白旗を挙げるのが世界的に注目されているところです。

 

******FRBのバランスシート最新は

遅々として進まないが、9月からの予定は倍の減速比となる予定のようだ。

引き続きデータとしてチェックを続けます。

 

************閑話休題

イギリスの運河では「ナローボート」で旅が出来る

youtu.be

ナローの意味は「狭い」という事でして、ヨーロッパの運河ではイギリスだけにナローボートがあります。

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時速8Kmの旅です、車で行けば数時間の旅を運河を使ってゆっくりと旅を楽しむのです。

 

その運河が2022年は日照りで干上がってしまってます、

youtu.be

 

原発に必要な水量が確保できなくなっている、70%から50%の発電量しか確保できないようだ、ドイツは停止中の石炭火力を稼働させようとしているが石炭運搬船が運航出来ない状態です、トラックでは運搬量が足りない上にディゼル燃料の高騰でトラック輸送に影響が出ています。

 

この熱波は北アフリカからの風が運んでいるようだ、2003年7月から8月に初めて観測され西ヨーロッパの多くの地域が影響を受け「ヨーロッパ熱波」と名付けられた。

 

2003年の「ヨーロッパ熱波」での死亡者数の集計がある、WHOでは22.146名死亡と発表、EPIでは35.118名の死亡と発表している。

 

踏んだり蹴ったり投げられたり、と大変な事になっている欧州ですが負のピークはこれから到達してくるでしょう。

寒波でも来たら目も当てられないが、その前に2003年の小麦収穫量は悲惨でした。

前年の2002年との対比で小麦の収穫量は

欧州の総収穫量では1億トンの減少となった。

今年も同様に心配されている。

 

因みに2003年の日本は冷夏で、日照不足の年で作物の生育に多大な影響が出た。

 

2022年夏の日本は暑い、今年の冬はどんな気候になるのだろうか。