自由主義の国で生活するのは大変なんだ

旧ソ連での共産主義は「住居」+「仕事」は政府から与えられていた。

そのまま受け行れば生活に問題は無い、日々の食料や暖房、子供の教育と普通に暮らしていける。

政府に逆らわなければだが、共産主義は権力を維持する為に考えられた政治結社なのは今も変わらない。

貧民は考える必要は無い、与えられた仕事を日々こなしていくだけで良いのだ。

 

******一方の自由主義

確実に落ちこぼれる国民が存在しているので数多の救済措置が必要となる。

これらを称して社会保障と呼ぶのだが、完全な物はないので社会の隙間に落ち込む国民が出てしまうのだ。

 

******どちらが良いかは人による

喰う、寝る、住む、を保証してくれるなら共産主義が良いという人も多く、自由主義で活発に行動してステータスを求めるたいという人もいる。

ブランドが欲しい、高級車、世界を旅したい。

となると自由が必要となる、しかしそれらを望む人も多く、競争原理が働き詐欺・強盗など非社会的行為をしてもお金を得ようとするようにもなる。

 

******共産主義国家で自由経済に手を出すと、どうなるのか?

正に、中国が一般人民にまで自由競争主義を一時的に与えた結果が、今蠢いている状態となった。

管理人は日々、世界の街角を見続けているライブカメラも有るしユーチューバーのカメラも多い。

中国は近頃、街角散策の動画が多く配信されるようになった一時は全て消え失せたのだがね。

仕事に有りつけないのだろうかユーチューバーが随分と増えたようだ、UPするのを躊躇するような動画もあるが参考にはなる。

一つUPする

youtu.be

******改革開放理論を進めた

鄧小平の死後中国は開放されたが、共産主義のまま開放した事になったのだ。

そして、開放路線は拡大・縮小を繰り返して現在進行形となっている。

この国は、これからどのような道を歩んでいくのだろう。

 

共産主義国家で有りながら、経済はある程度自由に稼げるが稼いだお金は中国共産党のニラ狩りで搾取が横行している。

嘘・詐欺が横行しお金になるなら人身売買・略奪は普通の事のようだ。

一番は〇〇売買だろう、生きた人間から〇〇を取り出して新鮮な〇〇を販売するのだから凄い。

 

日本に居れば考えられない所業なんだが、実際には西側先進国でも新鮮な〇〇は手に入るらしい(確認してはいないが、過去ニュースになった事はある今ではソースが見つからない)

 

******政治主義は時代と共に変化する

過去は全て書き換えられた、西側先進諸国で言えばアメリカはアフリカから黒人を奴隷として買って来て強制労働されて国を栄えさせた。

欧州諸国は植民地を作り資源・作物。労働を搾取して栄えたのだ、ロクな国では無い。

今では先進国とか言いつつ、利益の大きい「金融」「ハイテク」「ブランド」で利益を上げようとしている。

 

この事業展開(ビジネスモデル)に変化が起きたのだ、改革開放で先進国のビジネスモデルを真似て国内・国外で事業展開した中国もビジネスモデルの不調に苦しんで居る。

 

******ロ・ウ戦争はまさにこれらのビジネスモデルをひっくり返した

ロ・ウ戦争の政治的背景と経済変化を捉えて報道展開している報道機関はWSJくらいなもんだ。

日本のメディアは嫌露報道に凝り固まり、我の存在意味を放棄したような報道です。

欧州各国のメディアも同様で触れてはならないエネルギー政策の失敗を棚上げしている

今年の欧州も暑い、英国で40度の気温がニュースの一面を浚っているときに冬の暖房ガスの事など視聴率は稼げないだろうが、「其処に有る危機」なんだ。

 

******何度でもUPするが

欧州、特にドイツは安いエネルギーと食料をロシア・ウクライナから輸入して自国は利幅の大きい「ハイテク」「金融」「高級車」に特化した企業をバックに栄えて来た。

それらに輪を掛けて手抜きをしたのが、インフラ整備である。

確かに風力発電は技術力では世界一となったが、ロシア産の天然ガスに頼るあまりLNG設備を一つとして建設しなかった。

天然ガスが途絶えて普通ならLNGを輸入するのだが、LNG輸入設備・貯蔵設備・ガス化設備を建設していないのだ。

代替エネルギーは石炭に頼るしか当面の方法は無い、あれほど石炭は環境に悪いと国際的に方便したドイツは背に腹は代えられないとなった。

 

一部の日本の報道にロシア産エネルギーの代替が進みロシア経済は疲弊していると有ったが、何を見ているのだろうか。

ロシア産化石燃料は盛大に売れていてお金は十分にロシアの戦費として使われている

これから寒くなり、ロシアの収入は増える。

戦争の長期化は続くのだろう、実際に寒くなり欧州がエネルギー危機とならなければ次の段階には進まないのだろう。

現代人は「準備」という言葉を忘れ去ったようだコンビニに行けば全て有る、無い物は無い。

準備という言葉は死語となった。

 

中国は土地を原資にしたレバレッジ経済で飛躍的に発展し、それらを更に原資にして一帯一路構想+中国製造2025をぶち上げた。

 

レバレッジの二段活用だろう、レバレッジは足し算である。

しかし、逆回転は割り算となる。

今までのレバレッジを引き算で少なくなるのでは無い、割り算で減るのだから急速に経済は減速する。

中国経済の疲弊は、改革開放の2020年からの飛躍的発展から22年経過した。

割り算となれば22年間が無になるまで4年ほどだろう、つまり2026年の中国経済は崩壊していると予想している。

 

ほぼ、全てのビジネスモデルは崩壊している。

この経済状態で世界経済が立ちゆくとは思えない、日米の中央銀行は金融政策で両国経済を立て直そうと躍起になっているが、不可能だろう。

 

日本経済は日銀の大規模緩和というカンフル経済である、カンフルを打つ限り経済は無風状態なんだろう。

しかしカンフルの効き目は少ない、緩和したお金が日本国内に留まっていたら我らはある程度お金持ちとなっただろう。

ほぼ全てアメリカへと逃避して行く、僅かにアメリカから利息として支払われたに過ぎない。

この状態で日本経済が復活し、国民の所得が増えるなどと期待してはガッカリする事になるだろう。

 

日本経済は大きく二つのシナリオが存在している、デフレの長期化が世界のインフレでそろそろデフレが終わるというシナリオと世界経済の減速と歩調を合わせたデフレ経済が続くというシナリオです。

どちらのシナリオも根拠が薄いようだ、希望的観測以外何物でも無い。

 

世界経済のグローバル化が終わりブロック経済への移行期は数年はかかる。

その間も経済は活動中止は無い、グローバルでありブロックである経済として混在経済となるのだから。

政治がなにをしようが、経済活動は続いていく。

だれも経験したことが無い、予想もつかない、新しい経済世界が作られることになる

世界各国が経済的に浮き沈みを繰り返して新たな世界標準が出来上がるまで、長い年月がかかるのだろう。

 

経済学者も役には立たないだろう、過去を分析したところで未来は見えない時代なんだから。

こんな時、人心を煽る輩が数多生まれて来るのだ昔もそうだった。

その数の多さに、驚いている。

謳い文句は「こうして儲けた」「こうすれば儲かる」、儲ける方法が分かれば密かに自分で儲ける。

他人に吹聴してどうなるというのだろうか!

 

******大事なテクニカルを忘れていた

3日のアメリカ株式市場(NASDAQ)は

日足が5日移動平均線の上に頑張って入る限りは崩れません。

崩れたら一気に崩壊危機でしょう、2日に崩壊危機を孕んでいたのですが、それを一気に挽回しました。

狙い目は8月にFOMCが無いので、利上げが無いという隙間を突くというシナリオです

 

それらにプラスしてアメリカの企業決算が思ったより良い結果が出ているので売り崩しにくい。

FRBが市場から資金吸収に躊躇しているという事でしょう、チキンなパウエル議長は口先と実働が合わない。

 

FRBも日銀も「確実」だと確信した経済運営が出来ているのでは無い。

多分、次の経済指標の予測も出来ない暗中模索の中で苦悩しているのだろう。

こんな時、ほぼ失敗する(企業経営者も同様です)実行力+洞察力で先頭に立ち強固に周囲を引っ張る経営者しか成功は無い。

 

欧州の政治家も同様でした、その昔サッチャーという「鉄女」が居た。

チャーチルという政治家が居た。

今、その片鱗も無い政治家だけしかいない。

軟弱極まった政治家が生まれたのも時代の流れで有ろう。

メディアにしろ、経済学者にそろ、政治家にしろ、明日の国家の姿を国民に示せない輩だけとなった。

それでも国民は何とか生活して行くしかない。