22日のアメリカ市場は
10年債利回りをチャートにすると
ピークは3.5%ほどで、最新は2.754%
債券の利回りがこれほどのボラが有った事は記憶にありません、債券の恐怖指数のチャートMOVE指数は
MOVE指数の説明
今後1ケ月のアメリカ国債の変動予想を数値化した指数です、アメリカ国債の不確実性が高まると上昇するので債券の恐怖指数と呼ばれます。
MOVE指数からしても、FRBが債券市場のコントロールを失ったという事です。
債券のトレーダーは過去経験か無い変動率でしょう、2008年のリーマンショック以来の出来事です。
金融危機でも無い状態でボラが急上昇している事自体、相場が理性を失ったのだね。
リーマンショックで金融危機が発生したときのMOVE指数を表示すると
普通に債券を取引している時にボラが急上昇するとは、この先何かが勃発するのだろうか、それとも鎮静化して行くのだろうか。
MOVE指数は物語るわけでは無い、今現在と若干先の変動を予想しているだけです。
******NASDAQの株価は
普通なら金利が下落したならNASDAQの株価は上昇します、22日は金利下落でNASDAQ下落でした。金が買われたのも市場が不安を持ったということでしょう。
アメリカ経済に不安があるとすればドルに異変が現われます、為替市場は規模的に膨大ですから動きは緩慢なはずです。
ドルのボラは各通貨ごとに有りますが、ドルインデックスにはボラ指数は有りません。
債券市場にいまだに多額の資金がある証拠でしょう、サマーズ元財務長官は増税して資金を吸い上げるように提言しています。
******仮想通貨市場で多額の資金が消えたのも
経済現象だろうが、そもそも価値の無いものに価格が付いた事がバブルだったのだ。
バブルは弾ける、そして資金が消える。
ファンドが破綻して創業者が逃亡する事自体、ファンドに価値が無かったということだろう。
組織的失敗と語ったが、仮想通貨のアルゴリズムそのものが失敗なのだろう。
つまり、仮想通貨に価値を求めた事が失敗なんだろう価値の後ろ盾が只のアルゴリズムと言う事でアルゴリズムが完璧なら価値を失う事が無いはずだ。
言い訳がましく言っているだけでそのアルゴリズムを陵駕する欠陥を探し出して対アルゴリズムを放った天才が居るはずだ、多分大儲けしている。
これから、裁判となりアルゴリズムの欠陥が暴かれるだろうと思うのだが。
技術革新とはそういうものなんだ、一時的にもてはやされたしてもそれは一時の事なんだ。永遠に続くのでは無いという事を肝に銘じる事だろう。
利益が出たら確定する、最後に飛びついた投資家が高値を掴む。
これが完璧なアルゴリズムです。
複雑なアルゴリズムは必ず欠陥がありパッチを当てて何とかしようとするが、完璧には程遠い、バグも有るだろうし想定範囲外という事もある。
特に仮想通貨には発行利益にボラが有りすぎるという欠陥が初めから存在している。
BTCのマイニングが特に甚だしい、BTCの価格上昇と共にマイニング利益に群がるがピークを越えた後のマイニング利益がマイナスに沈むとBTCの運営そのものに疑義が生じる。
現在の仮想通貨はアルゴリズム的に問題が有りすぎるのだろう、証拠はデジタル通貨の発行に躊躇している各国中央銀行の存在です。
予想でしかないが、デジタル通貨の研究は仮想通貨を陵駕するほどに進んでいるだろう
それでもデジタル通貨の発行に躊躇しているのには社会実験が足りていないという事です。
先に仮想通貨で社会実験をしている(投資家のお金でね)それならそれらの行方を見ていれば良いということでしょうね。
******市場が過去経験の無い事態が生じている
複雑に絡まり、過去の経験値に無い状態となってる。
投資をお休みにして、市場を見つめ直す必要が有るかもしれない。
取りあえずはMOVE指数の低下が無い限り株式市場が底打ちは無いと推察している。