リセッション入りしていると捉えているヘッジファンド運営者も存在してます。
過去のリセッションではGDPが縮小するのと失業率の増加でした。
------現在のアメリカのGDPは
-1.4%と縮小してます(2022年第1四半期)、アトランタ連銀が発表しているGDPナウは
現在値マイナスとなっています。
******過去のリセッションと異なるのが
労働市場という事になり、労働参加率を過去例と同一とみなすと、リセッション入りしていない事となるのですが、UPしてある雇用統計の解析では労働参加率が過去と大きく異なっている現実を捉えて、アメリカ経済はリセッション入りしている予想している方はある程度存在しています。
これらの考え方の人が増えて来ると、株式市場の投資力学が下落方向を取るようになるのですが現段階では大勢はリセッション入りは2023年以降という所です。
******過去アメリカのリセッションでは
レイオフが頻発し、学士(博士)もウェイターをして糊口をしのぐ生活という実体でした。
日本とは労働状態が異なり、労働力の移動が速いという特徴です。
コロナとなり、アメリカの労働力市場に大きな変化が出たのですレイオフしたら次に労働者が戻ってこない。
新規労働者には多めの賃金が必要となり、既存の労働者を引き留めるにも賃上げが必要となったのです。
この結果、失業率のカウントが過去と差が出るのは致し方ない。
******リセッションの定義が変わるだけでは無い
リセッションの中身も変わるはずなんだ経済が全て縮小するのではないだろう、まだら模様にセクター間の縮小が大きく異なる。
バブルとなっていたハイテク分野が縮小するだろうが、コロナで疲弊していた劇場・飲食・ホテル・レジャー施設はこれから順調となりそうなんだ。
つまり、アメリカ人の趣向に変化が出る巣籠需要から外食へと変化しキャンプ、屋外活動などが好まれる。
高級車・ブランド商品から日用品・生活を豊かにする商品へと志向変化が出るようになりそうだ。
家族と過ごす時間を大切にし、高級品を求める事は少なくなる。
余りに大都市圏の家賃・生活費が高騰したためにアメリカ人に大きな格差が生まれたのだろう。
アメリカ人(男女別)の所得の中央値がある
2020年で夫婦二人合わせた年収は880万円ほどになる、これでは大都市圏では生活できないだろう。
生活の厳しさは出生率に現れて来る
アメリカは移民を受け入れているので人口は増加しているが、白人の割合は減り続けることになる。
コロナ感染症でアメリカ労働事情は大きく変化した、それまで真っ二つに分かれていた
経営者と労働者の力の差は大きく変化したのだろう、今まで簡単にレイオフしても次に労働者を得るに問題は無かったはずだ。
既に、その環境は失われたのだろう。
アメリカ経済がリセッション入りしてもレイオフ=倒産という縮図となりそうなんだ
日本がバブル崩壊後は「社長業=金策人」という図式になり成りたくない職業の上位に「社長」が出てきたのだ。
もしかして、アメリカも長く続くデフレに突入という事になるのだろうか。
FRBのしでかした金融緩和は過去の日銀の大間違いをトレースしているように思えるのだが、管理人の勘違いかもしれないが。。。