そもそもバブッテ無い、
ロ・ウ進行前から書くとBP(ブリティシュ・ペトロリアム)
は2011年1月ロシア国営石油会社ロスネフチとの株式交換を通じて、同国のユコ スが過去に保有していた資産に対する権益を拡大を模索し
BPは2011年1月14日、自社株78億ドル(約6470億円)相当をロスネフチ の株式9.5%と交換することで合意した
BPはメキシコ 湾で2010年に起きた原油流出事故関連の費用を捻出するために資産売却を 進めているが、今回の取引によって、北極圏の未開発の沖合原油・天 然ガス資源の利用も可能になる
******イギリスのエネルギー政策は根本から覆った
ロ・ウ進行以降、BPはロシアの権益を手放す事を模索してインド・中東などの国々と接触を始めている。
BPの広報担当は、ロスネフチの株式売却と同社とのロシア事業解消を引き続き目指しているとコメントしている。
BPの株価の推移は
此処から先のニュースは見当たらない、EU各国もロシアからの化石燃料政策は暗礁に乗り上げているようだ。
******イギリスは何故バブルにならなかったのか
他のEU各国も同様にバブルにならなかったようなんだ。
ロシアに対してのイギリス・EUの対応を調べている、なかなかヨーロピアン気質が分からないがイギリス在住の松崎美子氏の動画で分かった気がしている。
イギリスは前々から謙ロシアの気運は強いんだなぁ、BPがロ・ウ進行直後からロシアから撤退表明したのも頷けます。
松崎美子氏が生活が厳しいと話してたが、事実電気代の上昇率は凄い。
こんな事を書くと「ウソ」と言われそうだが、電気供給事業者には5倍にした企業もある、
このニュースのソースは此処です
******企業活動に支障が出るほどに電気代が上昇している
この状態では欧州大陸+イギリスの産業は崩壊するだろう、日本はどうかというと
但し、絶対量が少なく余裕が無いのが欠点なんだ。
世界ではブラジル(アマゾン水系の発電)やカナダなど安価な電気を供給している国もあり、企業努力では太刀打ちできない。
サハリン2の権益問題をどうするのか、これが次の問題です。
******イギリスの悲痛な叫びを聞いて
ここら先の欧州経済が当面復活は不可能だろうと確信したのだが、シティグループは
7月5日にリセッション直撃なら原油価格は65ドル/バレルと予想した
シティグループは規模が大きい、様々な予想をグループ内で出している
******当たるも八卦状態である
ヘッジファンドは300ドル/バレルなどの予想もある(スポット価格のみ)200ドル当たりの予想はごまんとある。
アメリカ大陸と欧州大陸へ大寒波到来となれば、原油スポット価格は暴騰するのだ。
報道では、相場に不慣れなライターの記事が目立つので原油価格のいろいろをUPすると、
「現物と先物」に大きく分かれる、現物には「長期契約とスポット(一発)」がある
長期契約と言っても、10年の最長期から単年、2年など様々でどれを指しているのか多分理解していない(ニュースの直近の取引価格を報道しているのだろう)
先物は「期近から1年先まで様々です」、コロナショック時に原油価格マイナスとなる報道があったが現物がマイナスになったわけではない。
先物の期近がマイナスになっただけです、実際の原油取引がマイナスになるわけが無い
つまり、シティの原油価格予想もどれを指しているのかだが、初めの記事は現物価格を指していて、後の記事は先物価格を示している。
管理人も詳細に書いてはないのだが、ヘッジファンドの取引は先物価格を意味している、原油の先物価格は現引き、現渡し、も可能なんだ。
それ故に、現物と先物に深い関係がある。
原油採掘業者が先物(6ケ月先)を売る(先物が現値より高ければ売るのです、コンタンコになっているというのだが)
期日到来すると、方法は二つ
売った先物を買い戻すor現物を渡す。
期日前に現物を渡すことはできませんが、期日到来すれば普通に現物を渡せます。
先物を買った投資家は期日到来して、現物を渡すと言えば断れませんから、期日当日に現物を引き取れる業者に転売する必要が有ります(もしくは空のタンクを借りて現物を引き取る)
中国の先物取引業者が先物価格をマイナスとなっても転売したのは、先物期日到来で現物を引き取れ無くなったからなのです。
その理由が、空いているタンクが無い(笑)
有ったとしても、全て貸し出されていて空のタンクを手当てできなかったので、足元を見られてマイナスの価格(大損出しても引き取れる業者に売るしか無かった)
まぁ、不慣れな先物を取引していたらしいのだがそれを見越して空タンクが不足しているのを全て借りてしまったようだ(嵌められたのね)
そして報道各社は、見物と先物の区別もつかないライターが記事を書くと「原油価格が暴落してマイナス」となったと、なるわけです。
******脱線しました
ロシア産原油をマーケットから締め出して、現物の品薄を招いたのは欧州各国です。
当然、価格高騰します(現物も先物も)
現在は欧州は温かくなった、ここから先の原油マーケットをどう見るか大問題です。
@欧州各国は新たな原油供給先を見つけられるか?(疑問ですが)
@欧州とアメリカ大陸の今年の冬は厳寒か温暖なのか、まだ予想は当たらないタイミングです。
ここで悩んでいたのが、「武士は喰わねど高楊枝」という諺で、日本の諺なんだけどアングロサクソ系の民族も一度決めたら曲げない「片意地」の強い民族なんです。
イギリス議会を少しUPしてあります、記憶に有れば思い出してください
松崎美子氏も話していたように、経済を犠牲にしてもインフレをなんとかしてほしい
とのコメントです、しかし8月4日までイギリスの金融政策委員会は無い。
ボリス首相は辞任して議会の空白時期と重なった、次の首相が決まらないと経済相も決まらないので、期途中の利上げも出来ない。
このままでは2022年のイギリス経済はマイナス成長となり2023年前半も同様にマイナスとなればテクニカカル・スローダウンと成り2023年全てマイナス成長なら経済減速と発表される(エコノミック・スローダウン)
******このブログでUPしてある
ノルドストリームからのロシア産天然ガス供給に大問題というUPが松崎美子氏はより詳しく解説してあります。
兎に角、寒い地域なんだ暖房用に天然ガスは必須なんです。
イギリスはEUのフランスやドイツよりも北にある、9月には暖房が必要だと言っていたが、「えっ」というほど驚いた。
そりゃあ、大変だがね。
北海油田が近いので、天然ガスを今溜め込む必要がある、EUは大陸なんで地下の岩盤に圧力を掛けて送り込んで溜め込むのです。
ボリス首相の退陣でイギリス保守党は選挙となる8月になる予想をしている、イギリスのエネルギー政策がどうなるのか、見通しは現段階では全く無い。