此処からのリスク

そろそろロ・ウ・NATOの争いの長期化が問題視されてきました。

投資家のほとんど短期終了は無いと確信し始めました、それらはドルユーロに現れてきたのはUPしました。

 

******西側による経済制裁とロシアによる対抗措置の

応酬の範囲は広がり、世界的な影響拡大が懸念されている。

 

西側諸国の経済制裁は制裁国家がこれから増加して行くのか、ここがロシアの命運を握る。

ロシアのカウンター制裁は季節要因が命運を握る(食料生産に繋がる)、化石燃料と食料がロシアの持つ制裁弾なのだから。

 

西側諸国は脱ロシアの動きは遅々として進まない、進めるには背景となるコモディティ価格の暴騰が西側諸国経済の疲弊に繋がる。

それだけでは無い、グローバル経済を作り上げた国々の責任を問われる事になる。

経済的に影響を受けやすい国々の不満を収める方法は無い、これが世界秩序の崩壊に繋がる、何度もUPするが第三国の人口が圧倒的に多い、これらの人々の不満はロシアより西側諸国へと向かうのは間違いないのだ。

ロシアの食糧に依存しているのだからロシアへの不満など出ないのは当たり前のことだ

 

西側諸国とロシアを仲介できる国は無いのが一番の問題点だろう、ロシアはそれだけ孤軍奮闘していたのだ。

 

コロナショックが収束しない時期に、米英がロシアへの制裁戦略を続けていたのは歴史的に問題視される事になろう。

アメリカはFRBにしろ、ペンタゴンにしろ国内経済戦略と世界戦略を大きくミスった

何故にこの様なミスが続くかはアメリカの国力が落ち続けているからなのは間違いない

数年前から危惧されていた事ですが、この流れは止められないだろう。

さらに、オバマ大統領時代の対中国戦略が大きくミスったのは過去何度もUPしてある

当時の副大統領が現職のバイデン大統領であるからして、アメリカの衰退が進むと考えるのは間違っていないだろう。

 

アメリカの40年間に渡る金融緩和の最終章が始まったからには、政治的にもアメリカが世界に君臨して行く時代は終焉が始まったということだろう。

これから世界の新興国後進国は台頭して来る、今まで世界に君臨してきた西側諸国の位置は低位下して行くのは過去の歴史からみても正しい(数世紀の時間はかかる)初動は何かのショックがそれらの事実を露わにしたのは過去の歴史的からして、そのとおり

 

******地球規模的に見て

ロシアを排除して地球全体が回るはずも無い、地勢学的にも資源的にもである。

何処かで、ロシアを再度世界経済へ組み込む必要がある。

プーチン亡き後で良い、もう始まってしまった東西陣営の戦であるからして短時間で解決など出来ないことである。

 

とりあえず、グローバル経済からブロック経済へと進み、もう一度グローバル経済へと進むだろう。

その変化点の一歩が2020年から始まったグローバル経済の終わりだろう(キッカケはコロナ感染症

次のブロック経済は複雑極まりないと予想している、東西主義のブロックとコモディティブロック、宗教的ブロック、人種的ブロック、大陸別ブロックと大きく6つのブロックとなり相互に干渉していく。

ブロックは様々な繋がりや排除が存在して複雑怪奇となるだろうと予測している。

 

これらの排他的関係を修復するには「歴史的解決」が必要だろう、アフリカから奴隷として連れてきた国々へ奴隷制度を司っていた国の賠償・ヨーロッパなどが筆頭の植民地への賠償・アメリカが行ってきたベトナム戦争へ・日本の戦後賠償などが改めて問題視される必要がある。

現在の先進国と言われている国々のほとんどが、これらの問題を無視してきたが力関係に変化が出ると新たに問題提起されるだろう。

 

日本は敗戦国で戦後賠償を続けてきた、戦後賠償の終わった国々へはODAとして経済的に協力してインフラ建設(日本の得意技術)に協力してきた。

 

しかし、アングロサクソン系の民族は自己中心的であり、力技で無視を続けている(現在進行形)これでは世界平和など無縁の事だろう。予てから何処かで問題噴出となると思っていた(テロなどは卑劣な行為であるがテロを引き起こすには双方の関係悪化が必要なんだ)

 

ロ・ウ・NATOの争いはほんの一部にしか過ぎない、世界は微妙な力関係で成り立っている事をリスクとして捉えられるか、投資家にとっては必要なスキルなんだ。

 

少なくとも、日々の食に困ることが無くなるのが最低必要条件なんだがこれが難しい

なんと情けない事なんだろう、方や飽食で方や貧食とはあってはならない。