ユーロの下落から見て

EU諸国の経済は見込みが無いようだ

こうなる事は分かっていた、UPし続けていたEU諸国の利益構造が崩れてしまった結果である。

ドルの一人勝ちです、ドルインデックスのチャートは

これらから見て、ECBは7月の利上げは無理だと市場は見越している。

ECB理事会の日程は7月21日です、ここで利上げが実施されるかが大問題となる

各国の日程は

主要各国の金融政策スケジュール - 時事エクイティ

 

******FRBの利上げに付いていけなければ

通貨は下落する、利上げすれば経済へは悪影響となる。

日本のようにほぼ輸出だけが日本経済を支えているなら、自国民の疲弊を無視しても政府からは意義は出ないだろう(選挙が苦しくなるが)

新興国はドル建て債券の償還に苦労し、経済が疲弊して行く事に繋がる。

 

アメリカの国内製造業は難しい選択を迫られる、輸出はほぼダメだろうが国内向け製品(箱物家電、重量物家電、住宅)はどうにかなるが、自動車産業は海外勢(日本車)で衰退していく(インフレ次第ですが、価格高騰となれば売れ行きは悪くなります)

FRBとしては雇用を失うか、インフレ退治をするか、究極の選択を迫られる事になる

 

******一方の日本は

円安で、輸出産業は活況となるのは間違いない!

努力というより「漁夫の利」にありついただけではあるが、世界経済の疲弊とは付き合わなくても良い結果が待っているだろう。

企業努力では無いので、円高に振れたら一気に衰退する。

此処が難しいところなんだ、何時ドルも崩れるのかが分からない。

投機筋と実需筋のせめぎ合いの結果のドルインデックスなんだから。

 

日本株の戦略として、日本株の上昇はドル円アメリカ経済のスタグフレーション次第という所だろう。

日本株のチャンス(更に円安進行)が有れば飛び乗って、終点手前で飛び降りる覚悟があればチャンスを生かせるだろう、短期決戦であるが。。。

 

7日発表の

景気動向指数は経済の先行きを予測する上で、その方向性を判断するために作成された指標です

この指数は100を閾値として100より大きいか、小さいかの判断をします。

そして、それが3ケ月続いているか更に続くかという所です。

景気はある程度持続性があるのはチャートでも確認できます、景気が急落すると政府の梃子も入り急回復します、輸出依存型の日本経済はドル円の動きにも左右されやすいですから、全体を把握すれば先々の日本経済は理解出来る事でしょう。

特にガラパゴス経済とも言われている日本経済です、特徴を掴む事です。

 

******世界経済の中で

中国は崩壊過程を歩んでいる、中国経済へ依存していたEUも疲弊し始めた、残る大きな経済を持つ国はカナダとオーストラリアである。

この二つの国は資源国で、過去の世界経済の減速期も動じない経済でした。

 

ドル高が続けば、新興国はほぼ全て疲弊するだろうし残る有望な国はベトナム(中国から製造が移った)とインドです、両国は化石燃料価格に左右されます。

 

******ここから

為替動向でほぼ全てが決まるし、先行きの経済も見える事になる。

ドル円の行方は管理人は分からない(ここの所外している考えと逆に張ると当たる)

 

確かな所はEUの現在は見込みが無いというのは正解だとおもう。