誰も書かないのでUP

CDSが問題となるのが、金融危機の時です。

大分前になってしまったがドイツ銀行が引き受けていたCDS額が天文学的だとネットでは大騒ぎとなった。

天文学額的数字なのは間違いなかったが、CDS発動とはなっていない。

 

******そして恒大集団の社債デフォルトとなり

ロシア国債のデフォルトと続くがCDSのニュースは無い。

CDSと言うのが投資の世界で一般認知されたのがリーマンショックの時だろう。

「世紀の空売り」のマイケル・バリー氏が取引していたのがCDSでした。

 

それ以後、なかなかCDSの発動のニュースが無いのは変な事なんだ、誰かの指金であるのは間違いないだろう(多分、中央銀行である)

 

それは、2008年9月16日に起こったアメリカ大手保険会社AIGの経営危機とFRBによる緊急資金融資はAIGCDSのプロテクションを幅広く提供していたことから、CDSに係るリスクが関心を集め救済の道を取るしか方法が無かった。

 

これ以降CDS発動か、という事態でも発動のニュースが無い。

今回のコロナバブル崩壊でも、CDSは大問題となろう。

FRBでも一部救済不可能(ニュースとなる)となるやもしれない。

 

そのドイツ銀行が引き受けているCDS総額は分からない、一説によると7500兆円とか

アメリカの景気減速と成り始めると、出て来るのがドイツ銀行CDSなんだ。

この7500兆円が派生した金額なのか元本なのかも不明で、多分派生金額だろうと推察する。

CDS発動しても元本分だけ保証するのだが、ドイツ銀行自己資本比率が少ないので危険だとは言われている。

コロナバブルが弾けて行く期間中には、噂が一人歩きするだろう。

 

市場で心配されているのは、ロシアとドイツの関係が好調だったことから、ドイツ銀行がロシア国債などのCDSを引き受けているだろうとの憶測からなんだ。

そのロシアのCDSスプレッドのチャートは

とはいえ、CDSスプレッドの根拠は明白ではない。

ロシアのウクライナ侵攻により世界各国から経済制裁を受けたことが要因だとは言われているが、引き換えにエネルギー状況は加えられていない。

 

いい加減な値だとは思う、そもそもが相対取引で経済順調なら誰も問題にしない。

当然、引き受け条件など表には出ない。

サドンデスの世界の事になる、まぁ引き受け会社はCDSからの収入は簿外ということで処理しているようだし、事例発動条件も曖昧になる。

 

しかし、サドンデスの危機は市場を大不安に巻き込むのは間違いない。

誰も信用できなくなるのだから(誰が、何を、何処から、どの位、引き受けているのか)全く信用という物が市場から亡くなるのだ。

 

銀行間で超短期の取引「インターバンク市場」もリーマンシッョク時はアメリカで崩壊したのだ。

それが、金融危機というものなんだ。

この信用不安という物に「物差し」は無い。

それだけに厄介なものです、一旦信用不安となれば様々な市場から資金は一瞬にして消える。

それまで板に買いが出ていた相場から、買いてが消えると「板が滑る」という。

当たり前にS安となる、アメリカでは取引停止が発動され臨時ニュースとなる。

それが金融危機なんだ。

 

市場に係る方は決して「金融危機」という言葉を使わない。

不文律みたいな言葉であるが、管理人は過去経験しているので書くとする。

手持ち「現金」以外は追証として代替証券も受け付けて狙えません。

 

現金以外は無理で、日本以外ではドルだけが価値となったようです。

幸い、管理人は信用買いを「現引き」して現物株としたので問題は無かったが数年は資金不足に悩まされていた。

 

有るか無いか、分からない事をUPするが知っているだけで事態となれば落ち着いて行動できるのが人間なんだ。