PCEデフレーターとは
商務省経済分析局が発表する、個人の消費支出の変動分のうち、物価変動によるものを除くための指数。名目個人消費支出をPCEデフレータで割ることで実質個人消費支出が算出される。
米国のインフレターゲットの対象として利用され、年8回のFOMCのうち半分の4回で示されるFOMC参加メンバーによる経済見通し(プロジェクション)の際に、物価見通しの対象となっている。
変動の激しい食品とエネルギーを除いた数字をコアPCEデフレータとして同時に発表する。
******アメリカ市場の
直近のコンセンサスは、インフレはピークを過ぎた(パウエル議長)+6月の0.5%の利上げは織り込んだという事です。
相場は十分に(目先)下げた、FRBはこれ以上の下落を望んでいない。
という事で、市場は反発の切っ掛けを待っていた所へ出たのがPCEです。
チャートのTOPがクィット反転したのを切り取って騒いでいるだけで、大した理由では有りません。
相場的には「多くの投資家」が反転だろうと言うコンセンサスで経済指標的には取り立てて見るべき変化など有りません。
******プロップトレーダーなどの
フルコミションで投資部門で働いている方は、損失を続けて出すと「ファイヤー」となります、特にダウ・ナスなどがプラスで推移したときに損失を出したら大変です。
相場の一時的反転に付いていけない取引など出来ませんので、8週も続いている下落からの反転はしっかりと利益を確保する必要が有ります。
という事で、PCEの発表は多少でもインフレ鈍化に繋がれば買いでしょう。
目先、日本株も上昇するはずです。
管理人が少し前に売りポジを全て閉じて利益確定したのも、そろそろ反転時期ということで尻尾と頭は「売らない買わない」を実戦しただけの事です。
******ミシガン大学期待インフレ率
アメリカ国債の利回りが落ち着いてきています、株を売った資金は国債へというローテーションで利回りが下落(インフレなので現金は減価します)
安全資産でアメリカ国債しか無いというのが結論ですね。
******NASDAQの日足チャート
戻りの当面の目標は75日移動平均線へタッチという所でしょう。
25日線を日足がGCしましたので、売る材料は有りません。
******6月2日
アメリカ新規失業保険課申請件数・3日アメリカ雇用統計と来週の主な経済指標です
日本市場で相場を上げるにはチャンスです。