アメリカ市場は相場です

ファンダメンタルズもチャート理論も金利も経済指数もインフレも及び出ない。

「需給は何事にも優先する」

 

******レバレッジ投資やレバレッジ経済がバブル崩壊したなら

全て崩壊し「需給」が改善されるまで下落するのです。

その過程では例え株が安かろうが、テクニカルで買いを示されようが、FRB高官が何を言おうが、全く及び出ないのです。

 

唯一、相場崩壊を止められる手立ては「資金供給」だけです。

相場の買い手が不在で、「需給」が改善されるまでが買い手が出てこないのです。

普通、最後の買い手として中央銀行が出てくるのですが今回のバブル崩壊は市場から資金を絞る必要があります。

それを理解しているFRBですので、株式市場の崩壊は有ってはならないのです。

つまり、資金供給が出来ないのです当たり前ですQTを実行するのですからQE出来るわけが有りません。

 

******過去のショックを思いだすと、

直近では「リーマンショック」でした、金融市場で全ての資金が動きを止めました、投資銀行市中銀行投資ファンドも全て信用不安となりました。

唯一残された金融機関が中央銀行なのです、そしてQEを発表し相場は大底を打ったのです。

 

コロナショックは金融不安ではありません、「需要が消えた」ショックです。

金融不安で無かったので相場は急回復しました、世界経済はコロナという今まで経験したことが無い不安で経済が止まったのです(と言うよりは経済を止めた)

人・物の流れを止めなくては感染拡大を止められなかった、必要最低限の物流を手探りで作業したのですから、株式市場は暴落します。

当たり前ですよね、経済を人為で止めたのですから「売り上げ」が立たないのです。

株価は下げる以外には有りません。

 

******今回はFRBが人為で作ったバブルが崩壊するのです

リーマンショックFRBが人為でつくったのですが、今回は資金量が違った。

QTを実施する以外には方法がないだろう、インフレという副作用を止めるには。

 

FRBはインフレを見ながらQTと利上げを実施するのです、過去には無い金融政策ですどんな結果になるのか予想もつかないのですから市場の需給改善にはつながらないでしょう。

市場の需給は急速に悪化していない「現段階」でも金融は緩和的なのですから

アメリカの政策金利は緩和的であり、市場に供給した資金はまだ減ってません。

この状態ですから「需給」は本来なら悪化していないはずですが、市場は先行き不安で売られて相場は大きく調整しています。

既にマージンコール(追証)は発生しているでしょうが、相場がスパイラル的に暴落して行くには程遠い状態でしょう。

まだ資金が残っているのです、大量に資金を供給してしまった結果です。

何時もUPしている、お金が余ればロクな所へ投資しないと。。。

「良くない所へ」「良くない方法で」資金を投資して溶けて無くなる。。。とね。

 

それが「暗号資産」であり、レバレッジを掛け過ぎた「レバナス」、中国企業の返済不能な「高金利債券」であるのです。

 

立ち止まって考えれば「誰だって変だな!」と思うはずですが、ポジショントークで誤魔化された結果、日本の年金基金までもが中国の高金利へ投資していたのです。

 

市場にはまだ資金が残っているのが確認出来るMargin Debtチャートです。

 

 

*****まだ需給悪化は進みます

損失を喰らっているヘッジファンドなども、秘密裏に処理をしようとしている状態でしょう、一部連絡が取れなくなったヘッジファンドの噂もありますがまだ少数です。

 

6月にはQTが始まり、CPIが出て、そしてFOMCが有る。

6月のCPIはヘタ打つと8.5%以上の数字が出る恐れが残っているFRBはインフレはピークへ過ぎたとコメントしたのだがミスジャッジの恐れが残っています。

 

管理人的には楽しみな展開です、暴落してくれれば安く買えるのですから、常に言っている「チャンス」は向こうから勝手にやってくるのです。

それまでの間市場分析して待っていれば良いとね。。。

 

長期投資的に考えれば「既に安い株式市場です」では買うの?

と、問われたらほとんどの投資家はもう少し様子を見ると言うでしょう。

2021年を振り返って見たら大幅に調整しているのですから買えばよろしいのではと思いますがね。。。

それが投資家心理です、普通の心理状態では「高い物」と「安い物」を並べて売ると

「高い物」が売れます、何故でしょうか?

「高い物」が「安全」、「安心」と考えるからです、誰も 保証などしてないのですが

勝手に思い込んでいるだけです。

 

******それが「根拠の無い安心感」です

一度、様子が様変わりすると「根拠の無い不安」に変わります。

株は安いのですから買えばよろしいと思います、長期投資なら2021年の相場まで間違いなく回復するのです、2021年にはあれほど強気で買っていたのにねぇ!!

 

投資家の投資方法や投資心理など「全く持って根拠が無い」と思いませんか???

 

その根拠不在の心理が負のスパイラルを起こして相場が崩壊するのです、管理人はそれを待っている。

 

******その状態に陥るには

幾つもの「ミス」が重なる必要があります、人為で起こされる「ミス」ですね。

世の中で「大事故」には幾つもの「ミス」が複雑に混ざ競り合い「大事故」になるのです。

その状態はなかなか現れないですし現れたら相場は崩壊するはずです、チャンスは勝手に向こうからやって来るのですが、その時に資金が無いなどは投資家とは言えませんです。

 

******それは何時ですか?

それが分かっていたなら「既に大金持ち」となってます、貧民投資家を卒業している

投資人生で3回~4回の暴落を経験出来ます、その内何回利益に出来るか、管理人的には2回大きな利益を経験し1回大きく損失をだしてます。

暴落時以外には投資しないという「投資方法」も有りですよね。

 

常に相場分析・経済分析に精を出して、チャンスを待つと言う方法と。

経済は成長を続けるという「長期投資理念」を信じて買い持ちするという方法がベターでしょう。

相場達者で有ればいろいろな投資方法を有りますが、普通投資を学ぶ所は少ないですしチャンスも少ないですから、分からない時はお休みすることも大事です。