決算のまやかし・嘘・虚実

企業は決算をする、代表的なトヨタ自動車の決算は確実かつ事実に基づいている。

生産した車は生産ラインから出荷されたと同時に売り上げが立つ。完成車在庫はトヨタには無い。

これが「かんばん方式」というやつなんだ、在庫はライン上にあるだけ。

部品も同様で部品メーカーも「かんばん方式」で全てトヨタの生産ラインの一部として繋がる。

かんばん方式」では決算のまやかし・嘘・虚実などは無いのだ。

 

東証プライム市場の製造企業のほとんどは「かんばん方式」を採用している。

 

******一方

投資会社の決算は全て反対だと言っても過言ではない、全て「見かけ」だけで判断していく事になる。

保有している「株式」「債券」は常に値洗いを必要とし、価格は秒単位で変化する。

これらを「在庫」または「商品」と読んで良いのか、決算をするにも「お化粧」が当たり前の姿となっている。

期日に、お化粧買いで株価を吊り上げるのは当たり前となった。

そんな投資企業の決算を信用して利益が出ているので株価は上昇するだろうとか、囃し立てたアナリストの嘘・欺瞞を信用して投資した投資家は今は酷い目に有っている。

一例をあげよう

9984の月足チャートです、14日の日足は急騰しています。

理由は傘下で米携帯通信4位のスプリントと同3位のTモバイルUSの合併についてニューヨーク連邦地裁が11日、ニューヨーク州などが求めていた差し止め請求を退け、合併を認める判断を示したことが好感されている。

これだけでは上昇の説明が付かないので、更に情報を探すと

合併が実現すれば4兆円を超える有利子負債がSBGの連結債務から外れることになり、財務内容の大幅な改善につながるとして前向きに評価されているからのようだ。

 

連結が外れても有利子負債が無くなるのではない。

何処かに取り付くのだがね。

つまり投資会社の決算は何処で区切るかで良し悪しが決定される、昨日の続きが今日では無い。

株価を吊り上げようとすれば膨大な資金が有れば誰でも可能で、債務超過だろうが資金を持ってくれば明日から優良企業にも変身できる。

 

話は変わり、学生デモや女性人権擁護デモが起きるとその国は買いだとUPしている

中国で学生デモが起きた時に戦車で踏みつぶしたのを覚えていいるだろうか!

天安門事件です、中国が民主化をしないという事がくみ取れます。

これから学べる事は中国は買いではない、という結論でした。

 

その国の主導的政権が何を画策しているか常日頃の政策や動きで察知できるのです。

(成功するかは保証出来ないが)

 

結論は日銀・FRBが何を望んでいるかが分かるのです貧民投資家は伸るか反るかを決めなくてはなりません。

相場で生き続ければ貧民投資家の尺度に有った金融環境も現れるでしょう。

 

******今の世界経済は全て中央銀行が仕組んだ事です(大失敗でしょう、終わり悪ければ全て帳消しとなります)

中央銀行の望み通りになるとは限りませんが、大きな力が動かなければ金余りにもインフレにもなりません。

中央銀行が本来の役目を忘れて、金融工学などとブードー経済学を作り上げて世界経済をグチャグチャした結果が今なんだ。

 

誰かが何時か、鉄槌を与えるしか反省しない中央銀行です。

それは「市場に存在した神」であるのは間違いない、市場の神と対面したことが無い現在の市場操作関係者だが、自分は市場の番人だと過信している方達だ。

 

過去に「市場に存在した神」の鉄槌を浴びた日本経済は、未だにその影響下から逃れなれなくて悶絶している最中だ。

そぉ、日本のバブル崩壊が「其れ」である。

 

小さな国の首都の土地代金でアメリカ全土を買えるなど、考えても恐ろしい。

思い上がった日本はそれから40年の歳月を経ても未だにバブル崩壊の悪夢から脱し切れていない。

 

管理人は当時バブル崩壊して少しの被害を受けた、今は無くなった企業のレナウンの販社レナウンルックで損失を被った記憶がある。

20%の下落で売ると決めていたので、その通りの行動で損失は少なかった当時市場分析に自信が無かったので投資方法として採用していただけなんだが。

今は、損切りはしない。

相場の可動範囲を見て投資しているからなのだが、それでも怪しい時にはロングショートなどの戦略で抱き合わせ投資をしているのです、まぁ片方が損切と言えなくもないが。。。

 

******脱線しました

投資会社の在庫(株式・債券)などは、評価方法が様々であるが売らなければ評価が確定しないのに決算をしなくてはならないのが上場企業の変な所である。

 

管理人からすれば投資会社は上場してはならない、商品として株式などを評価するのはおかしなことだから。

売れば売るほど評価額が変化する株式などを現値で評価して決算をすること事態オカシナこと。

投機として超短期売買なら納得の方法だが、それらの企業は「実業」と「虚業」という区別だろう。

虚業とは実業で無い仕事と定義して間違いない。

トヨタは実業である。

 

それが何時の日なのか金融工学によって虚業の投資会社が実業と肩を並べて、一流企業と呼ばれ世界では金融立国が幅を利かせ「ホワイトカラー」なる言葉でお化粧されて

それらのブードー金融工学が世界経済を牛耳るようになった。

 

******間違っているとは思わないのか?

書くことは山ほどある、今は技術者・医者・農業専従者を押しのけてホワイトカラー全盛期だろう。

多分、今回は「市場の神の鉄槌」が有りそうだ。

 

きおつけろ!