EU諸国は厳しい方向へ舵を取るつもりだが

この決断は正しいのか、それともやむなくなのか、誰かに強制されたのか。

多分年内に結論となると期待している、石油だけでなく天然ガスまでもロシア産を排除するつもりのようなのだ。

www.bbc.com

 

ロシア産ガスとの絶縁、欧州には苦難の道 - WSJ

 

******イギリスのインフレ予想がとんでもないことになっている

大げさかもしれないが、年末には10%だというのだ。

理由はいろいろあるだろうが、EU離脱も一因だろう予想なので信頼性も分からない

EU離脱の話題は時期を失しているのではない、これからが本命になるのです分かっている所をUPします。

 

日本ではイギリスと評されているのですがイギリスは血に塗られた歴史が有ります。

イギリスは現在「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」「北アイルランド」で構成されてます、過去に国旗の変遷でUPしてます。

イギリス人に何処の国の方ですか、質問すると日本通の方は「イギリス人です」と答えますが、普通は「UK」とか「グレートブリテン」とか答えるのです。

UK=United kigdom of Great Britain and Northem Ireland イギリスの正式名称です

グレートブリテンは一番大きな島の名前です、1707年にイングランドスコットランドが合体してグレートブリテンとなりました(グレートはデカイという意味だね)

欧州最大の島で日本の本島の92%ほどです。

イギリス人は出身地で答える方が多いのです、歴史は長くなるので割愛しまっせ。

 

英国はハードブレクジットを選択した、ソフトとの違いは経済的にもEUと一線を引いたという事です、当然シュンゲン協定から逸脱しますからEU各地から出稼ぎに来ていた労働者はEUに帰ってしまった、前回の冬にタンクローリーの運転手不足でガンリンが足りなくなったのもそれらの理由です。

 

上の地図の北アイルランドアイルランド全体では無い、

この地図の英国の部分が北アイルランドです、大分長くなったが北アイルランドで選挙が有った(その前に1992年アイルランドが南北に分割された)

北の6つの州(デリー・アントリム・ティロン・ダウン・ファ-マナ・ア-マ-)は宗教はプロテスタントでイギリスに残った、そして南のアイルランドは独立国家となった

 

英国がブレクジットをするのに南北アイルランドに国境を引くのが不可能だった、それ故南アイルランドがEUに残留して自由貿易していても北アイルランドではほぼ自由にEUの商品を買いに南へいける(国境が無いのだから言語も一緒です)

 

だいぶ割愛するが、ブレクジツトの線引きを南北アイルランドでは無くアイルランド島と本島(イギリス本島)の間の海峡で行うしか方法が無い。

という結果は北アイルランドは英国なんだがブレクジットではなくEU残留のような容になってしまった(驚愕)

北アイルランドの選挙は共和党アイルランド統一派)が勝ってしまったのだ。

ブレクジットの失敗を見たからというのが理由的に大きい。

という事で、北アイルランドは英国からアイルランドに復帰して英国と離別しそうなんだ。

ブレクジットは英国経済を蝕み始めた、当初の目論見は大外れで国力は落ちて行く当然インフレは加速し始めたので、2022年末のインフレ予想は相当覚悟が必要な程に上昇すると予想されているのだ。

 

まだ、続きがある。

スコットランドアイルランド経済を見て独立する可能性が大きくなったブレクジットに反対派が多かったスコットランドです、其れなら独立しようとする雰囲気が出たのだ。

 

******経済的に英国は沈没して行く方向にある

世界の金融拠点であったロンドンが沈没しているのだから当然だろう。、全てブレクジットの選択という事なんだ。

中国が一国二制度の約束を反故にして香港を取りこみ東洋の金融拠点が潰れた事からも推察できるロンドンの姿である。

シュンゲン協定で自由にロンドンで仕事をしていた金融マンはビザの必要や更新が付いて回る事になる。

フランスやドイツがロンドンに変わるのだから英国から金融マンが逃げ出すのは当たり前だろう。

 

******其処へロ・ウが争い始めた

ウクライナはEUに入りたい、NATOへ加盟したい。それを後ろで綱引きしていたのが英国とアメリカです。

ロシアの国力を削ぐ方向を画策するのはソ連崩壊後も続いていたのですからプーチンとしては英国のEU離脱を見てチャンスだと思っても不思議ではない。

 

******イギリスが

ロシア産の天然ガスを輸入しなくても大したことにはならないだろう、

国産が48%、ノルウェー産が30%だから、北海油田を増産すればロシア産を拒絶しても大問題とはならないのだ、イギリスは安全保障が進んでいる国です。

アメリカが最大の信頼を置いている国ですから。

 

しかし、欧州大陸の他の国もロシア産天然ガスに物申しているのが大問題だろう。

既に英国はEUでは無いのだが、EU諸国が英国の影響を受けるのはアメリカが介在していると見て間違いないだろう。

EUだけでロ・アの争いを収めるのは無理だと判断したのかもしれないし、ロシア産天然ガスの代替をアメリカが引き受けたとも憶測できる。

 

イギリスはブレクジットを止めてEUに再度入ればと思うが、頑固な英国人が前言撤回するだろうか?

 

既にグチャグチャになってしまった欧州です、これからどうなるのか全く分からない

世界は東西の主義主張を押えて「グローバル経済」を模索して発展を続けてきたのだが

遂に再度の分岐を迎え始めたようなんだ、もう元の経済世界には戻れないだろう。

 

新しい経済圏を模索して行く事となる、大きく一つに纏められた経済圏(グローバル圏)が幾つもの経済圏として分割されるようになるのでしょう。

 

それらの経済圏は指導者が変わるたびに「付かず離れず」・「断裂」・「親密」という容を時代ごとに作るという予想をしています、残念ながら管理人はそれまでの寿命は無いだろう、何とか頑張って見て見たいのです。

 

******世界経済は

中国を筆頭に減速し始めた、韓国・ロシア・EU・スリランカとデフオルトしそうな国が多く有る。

それでも日本経済は不滅でこれから株価は上昇していくと宣る、秋以降に底を離脱するシナリオを多くのアナリストが話し始めた。

誰が画策しているか、簡単すぎる答えなんだが。

普通は乗っかる準備をするのだが、無謀な計画に見える。

 

それほど、株式市場は危険な状態なんだろう十分注意しするに越したことは無い。

大分前だが、株式市場新規参入者の寿命は2年と書いた、その2年が到来する。

2年前はコロナで暴落して市場関係者全員が「今は安い」と大合唱して新規参入者がワンサカ生まれた。

そして、2年となるアノマリー的には市場暴落してほぼ新規参入者が消える年となるのだが、これもその内に判明するだろう。