日銀は打つ手が有りません

打つ手が無くなった責任は日銀に有ります、日銀がこれまで続けてきた金融政策によって身動きが取れなくなったという事でしょう。

 

ETFで身動きとれない日銀の姿、世界で最も大胆な政策実験の末路か - Bloomberg

簡単に説明すると

円安進行を止めるには、利上げするしかない。

景気が良くするために大規模金融緩和を行っているのだから「利上げは不可能」

 

打つ手が無い日銀を尻目に、為替が円安方向へ進む事を確信したトレーダーは円売りドル買いに進むのは当たり前の事だろう。

日銀の様子を見ながら売り崩すのです。

 

******日本の輸入業者は実物のドルを必要とします

為替変動リスクを抑える為に「先物予約」「オプション」を駆使してヘッジをかけます

先々の為替相場を予想して、ドル高方向が確実でしたので数ケ月先のドルを予約します

その値が125円~127円当たりだった、それを突破されたので130円のドル予約が必要になった。

為替予約の仕組みは、

為替予約の仕組みと留意点について教えてください。 | ビジネスQ&A | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]

 

これに乗っかって、円売りドル買いを仕掛ければドル円は急騰します。

日銀は為替の急変に対応する為に介入して来たのですが、打つ手無しとなった日銀を尻目に更に円売りドル買いを仕掛けて130円/ドルが視野に入ってきました。

 

今日ついに129円台突入ですね。

チャートは12日の集計です、19日の集計が数日で出ます。

 

******目先130円が視野にはいりました

大方の予想が130円と言ってますが、当てにしてはいけません。

130円直前の一旦撤退という戦略が一番当てになりそうですが、全くわかりません。

日銀が動けない事を前提に考える必要があります、130円でショートしているのですから130円でロングが無ければ成り立たないのです。

(先物ですから相対取引です)