西側の世界戦略のほころび

アメリカの戦争PRは上手い、戦争PRを手掛けている軍事専門会社すら存在している

世界的にアメリカが常に正しく共産圏側は常に不正の温床だと宣伝している。

 

******独裁国家の数、其処に住んでいる人々の数は

西側諸国より圧倒的に数で圧している、西側諸国は大同団結しないと局地戦で負けてしまうのだ。

日々プロパガンタで対抗することになる、中国など国家戦略としてプロパガンタを使うPR先進国なんだから。

 

数で圧倒している西側諸国以外の対ロシア戦略の実情をロイターが暴いてしまった

jp.reuters.com

中国とインドだけで27億人もの人口を抱えている、西側所国が集まっても数で圧倒的に優位となる。

西側諸国が過去に取った経済政策で南半球の新興国は経済的に攻撃を加えられたという認識が強い。

積年の恨み骨髄まで、という認識は変わってはいない。

西側先進国の悪いところは、新興国後進国という理解を続けているということなんだ

アフリカから黒人を浚ってきて「奴隷」として非人道的な行為をしておきながら賠償責任を放棄している実態を南半球の人々は忘れてはいないのだ。

 

世界は広い「様々な思想・思考がある」それらを経済力だけでねじ伏せて来たアメリカの戦略は今後も続けていけるのだろうか。

 

新興国が経済的に力をつけて来た現代において、西側諸国の力が限界となり経済力の均衡が崩れて行くと政情不安となるのは確実だろう。

アメリカは新たな世界戦略が必要になるのは普通の事となるのだが、未だに同じ世界戦略を続けている。

西側諸国はより世界への貢献を示す必要があるのだ、コロナワクチンなど良い例だろう

世界へ向けてワクチンを無償提供し特許は放棄するのが望ましい。

 

金の亡者の西側先進国の一部は「過去の栄光」にしがみ付き、宇宙船地球号の一般乗組員という事を忘れている。

早く考え方をかえるのがベストだと、教えてあげてくれ。

 

************閑話休題

ウクライナ大統領が世界中で公演をしてロシアの非道を訴えているが、誰が主導しているのだろう。

 

ボスニア紛争を思いだす1992年から1995年まで続いた戦争で、1991年に勃発したユーゴスラビア紛争に伴い、ユーゴスラビア解体の動きでボスニア・ヘルツェゴビナは独立を宣言したが、同国人口430万人のうちボシュクワ人・セルビア人・クロウチア人と異なる人種間で考え方の相違から紛争となり軍事衝突となったのだ。

第二次世界大戦後の欧州最悪の戦争と言われた。

 

この時にアメリカはウクライナのゼレンスキー大統領が行っている世界へ向けての政治プロパガンタの走りを実行している。

 

1994年にボスニア・ヘルツェゴビナ戦争へアメリカが介入した。

ボスニア紛争が舞台である。ボスニアのモスレム人とセルビア人との内戦であり、どちらが善玉でどちらが悪玉というものではなかった。


それが、米国PR専門会社の支援を受けたモスレム人側のPR戦術により、情報戦でセルビア人側を圧倒、国際世論を味方に付ける大勝利を収めるのである。情報戦で敗れたセルビア側は、のちのコソボ紛争においても、悪玉という先入観により、NATO空爆を受けるという惨禍をも招くのだ。実にショッキングである。

 

この事実を上梓した「ドキュメント 戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争

高木徹著 講談社文庫から電子書籍として出てます。

 

古い話になるが旧日本軍は「大本営発表」という軍事ニュースを日本国内外に流していた。

負け戦を続けていた旧日本軍は勝ち続けていると発表していたのだ

youtu.be

戦後に聞いた話だが、大本営発表のニュースを集計していた方がおられたが集計した数字は敵戦艦の数倍にもなっていたという事らしい。

終戦間際には嘘の大本営と知れ渡っていたようだが、誰も口にはしなかった。

憲兵が居たからなんだが。

 

******日本のメディアのご都合主義は今に始まった事では無い

中国のプロバガンタに乗ったり、アメリカのプロパガンタに乗る。

自社で報道現場に行っているのは極端に少ないし、中国などには特派員が居るが真実を伝える事は無い、身の危険を感じているのだろう。

オレオレ詐欺に騙される日本国民が数多居るのだから、報道を信用しているのは致し方ないのだろう。

 

何度もUPしているが政治というものは「白黒は付けられない」自国側から見れば白だろうが敵側からでは黒となる。

他国に居れば灰色なんだろう。

毎日のロ・ウ戦争報道を見れば日本での報道以外の南半球の国々ではどんな報道になっているのか見たいものだが、報道されてもいないのかもしれない。

 

蛇足だが、管理人が海外旅行に行っていた若かりし頃、外地で天気予報の台風情報を知りたいとテレビ・ラジオをONにしたが全く天気予報が無かったのにはビックリしたんだ。

ウエザーニュースそのものが無いのだ、台風が迫っていても誰も気にしない。

果たして帰国できるのかと心配したものだ。

当時から比べて様々な媒体でニュースを見れるようになった情報過多という言葉が生まれた位だから。

情報を選別する能力に個人差が大きい「刷り込み」をUPしてある。

訓練でも身に付くのだが「猜疑心」の強弱でも変わる、選別し選択する力は必要だと近頃は強く思う。