ロイターから
円安ともなれば日本株は買われるが、直近では外資は売り越し中なんだ。
投資主体別売買動向はUPしてある、もう一度UPしよう。
ロシアのウクライナ侵攻開始から日本株は売り浴びている、買い方はGPIF+個人という図式です。
ロイター報道の中では
ドイツ銀行のマクロ・ストラテジスト、アラン・ラスキン氏は「これはいつもと違う形の危機だ。米金利と原油は下がらずに上がり、交易条件は日本にとって好ましくない方向で推移している」と指摘した。
日本株を売るとドルへ交換する為に、円売りドル買いとなり円は沈んで行く。
円安が更に進めば将来の円高を見越して日本株を買うのが普通なんだが、ドイツ銀行のストラテジストの通りに交易条件が悪い。
当面、これが変化する希望は無い。
コモディティ高+世界のインフレ+日本のデフレ=日本経済の減速という図式に変化が出るまでどの位の日柄が必要になるだろうか?
日本企業が持つ海外資産を売りレパトリとなるまで円を買う意味は無いのだろう。
しかし、それは過去の話しであり日銀が膨大な資金を供給して日本国内の資金需要がほぼゼロになるまで国債を買い占めて国債のマーケットを崩壊させてしまった今、円安を止める方法は見当たらない。
その日銀の黒田総裁は金融緩和の継続を公言しているのだし、今さら間違ってましたとは言わないだろう。
******輸入物価+円安は確実に
日本の体力を奪う、円の安全資産という神話が崩壊し円安方向が持続すれば次にはハイパーインフレが襲ってきても不思議では無い。
その時には日銀が国債を買い増しするから大丈夫だとしているが「買う国債が無い」所まで追いつめられる。
今のうちに、日銀は方針を変えれば問題は無くなるとおもうのだが、多分誰も耳を貸さないだろう。
******ロシアが引き金(トリガー)なんだろう
1年以上前から債券バブル崩壊の序曲を書き連ねて来たが、トリガーが分からないとUPしている。
管理人以外にも同様な意見を持つ古手の分析者も多くいる、そろそろロシアが直接のトリガーでは無いか、という事になりそうだと考えているだろう。
まだ、世界経済への変調(指標には表れていない)を見聞きしてはいない。
株式市場はある程度調整はしているが崩壊したわけではない、上がりすぎた株価の調整の域を逸脱していない。
日経平均が24000円となっても、それは日銀の買いアベレージという事だけです。
いまだ、到達もしていない。
これで終わりなのか?
これからFOMCが開かれてパウエルFRB議長が利上げを発表するだろう、相場はどんな反応を示すだろうか。