ドルの基軸通貨とユーロと人民元

欧州統一(経済的に)しようとして、発足したユーロであるが、政治的には統一しようとは考えていない。

本音はフランスもドイツも小国なので、アメリカと経済的に戦えない何れ衰退する運命にあった欧州各国なのだが、世界一強い通過のドイツマルクを手放すという決断をドイツがした結果「ユーロはドイツマルクの強さを受け継いだ」通貨へと変身した。

 

結果、低金利で融資を受ける事が可能となりEU各国は経済的に発展したのだ。

低利で借り過ぎて返済できなくなり国家で粉飾したギリシャも、結局はEUに助けてもらったわけなんだ。

 

******強い通貨を持つということは

国家が経済的に発展するということである、それを真似たのが人民元であり一帯一路政策である。

「全ての道は中華へと繋がる」中華思想を実行するために習近平は今年の人民代表大会で三期目を目指す。

 

西洋的には中世、日本的には戦国時代と利権を求めて戦争をしていたのだが、現代も同様に利権を求め資源を求め経済戦争を続けている。

 

******我の道は正しいと

誰が決めるのだろうか「プーチンただ一人が間違っている」こんな世論では核戦争に繋がるだろう。

プーチンを追い詰めてはならないと書き続けているのは、正論だけでは戦争は終了しないという事実が有るからなのです。

自由主義体制の正論と共産主義の正論は水と油なのですから。

 

******この戦争でアメリカは疲弊していく

EUは当たり前に経済はメタメタになるだろう、ロシアに頼っていたエネルギーに代替案は無い。

分かっていても、ロシアを非難する(解決するなら非難すればよい)解決出来ないのであれば他の道を模索しろと言いたい。

残念ながらイギリスには「サッチャー氏」はいない、ドイツに「メルケル氏」はいないんだ、残るはマクロン氏くらいなものだ。

アメリカはバイデン大統領で頼りになる輩は習近平だけとなる。

 

今回の戦争で漁夫の利を得るは習近平だけだろう、アメリカも中国にコロナの責任追及も出来なくなる。

なんとも最悪のシナリオが表舞台に現れてきてしまった。

 

ロシアの原発への攻撃でフランスも代替燃料として原発推進に舵を切ったのだが、もう一度考え直す必要が生まれてしまった。

 

******ほんのわずかな先行きさえ見えないような政治家

今の世界の主導者にはがっかりしてる、諦めるしか無い。

ロシアのプーチン大統領との交渉で落としどころを間違えると、EUもアメリカも経済は減速して行く事は確実だろう。

 

アメリカはプーチン大統領との和平の落としどころを履き違えたのだろう。

アメリカが今まで核軍縮協議を世界で進めてきたが全て泡となり消えてしまった。

核を持たなくては安全保障は無いという事実です、もう一度UPするとウクライナが核放棄した時の約束はアメリカの核の傘で守るという口約束になり下がった約束です。

 

ウクライナはそれを信じて自由主義へと傾斜して行ったのだが、ロシアとしては話が違うという事なんだ、NATOはなし崩しにロシアへと戦略を進めてロシアとの国境へと軍備を強めていった。

 

プーチンからしたら「堪忍袋の緒が切れた」ということなんだろう、もはや誰が正しいとか間違っているとかの言い分を聞いている状態ではないんだ。

 

プーチンはかなりの年数を掛けて交渉し準備を進めてきた、お歳からして最後の争いだろう。

簡単に引くわけが無い、ウクライナ国民にしてもロシア系民族は拍手している(積年の恨み)という事実もある。

 

欧州の他民族争いは根が深い、アングロサンソン系民族は好戦的だしね。

議会運営にしても絶対に持論は曲げない、ということで簡単には戦闘状態は終わりません。

このリスクを視覚的に表すVSTOXX指数は

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ピークのように見えるがコロナシヨック時は80ほどまで上昇している。

ピークと思うと危険かもしれません。

 

******過去、戦争相場を知らない投資家は

今が底だとか、チャートからは此処だとか意見を述べていますが。

戦争リスク(特に核戦争)にはアノマリーもチャート分析もありません。

管理人がここの所チャート分析をUPしていないのは戦争リスクは分析出来ない、分析しても意味が無いからなのだす。

 

唯一、言える事は「当事者のコメントに泣きが入れば」そろそろ終結の芽が出た。

こんなところでしょう。

バイデン大統領が「第三次世界大戦」をするのか、と凄んだいるときは戦火は拡大中なのです、バイデンでもショルツでもゼレンスキーでも誰かに泣きが入れば落としどころが生まれます。

 

お顔が変わるというのも有り、声のトーンに変化が出るなんてのも有り。

幾つもの変化を捉えて観察するのが大事ですね。