週末の事態急変(SWIFT)に

金融各社(ヘッジファンド機関投資家も)は情報分析をします(当たり前)

休場中で日本市場が世界で一番早く開場します、世界の投資家は注目しています。

 

プーチン天然ガスのバルブを絞るのでしょうか(前にUPしたが全閉は出来ない)

1/3から1/2を絞るのは可能であり、ロシア以外でPLで天然ガスを供給しているのは

スウェーデン北海油田だけですが供給量的に増産はほぼ無理な状態となります。

 

EU各国に差は有りますが、総発電量に占める天然ガスの割合は赤いところです。

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CIS=独立国家共同体でロシア・ベラルーシアルメニア・アルゼバイジャン・カザフスタンキルギスモルドバ・ウズベハスタン・タジキスタンウクライナトルクメニスタンジョージアです。

ソ連崩壊で誕生した、この中でウクライナは一番自由化の進んだ国になりました。

プーチンはこれらの国には格安で天然ガスの供給をして、EU国とは違った価格体系を取っています。

 

近年、この価格差を利用してCISからEUへの天然ガス横流し問題でプーチンから指摘を受けていた。

 

******CIS各国は経済的に自由圏への依存を増している

EUに加盟すれば領域内は自由に移動でき仕事の選択肢も増えることになるので、ウクライナのように経済を開放する意図を持つ国も増えていくだろう。

 

エネルギー問題が無ければ他は大した問題にはならないのだが、プーチンのエネルギー外交はそれらを含めて緻密に練り上げ手られている。

 

そして、プーチンが次に狙っているのが食糧問題なのは間違いない。

ウクライナの今年の農業生産は破壊状態になるだろう、ロシアは広い主力の小麦には影響がないだろう、ウクライナの主力のとおもろこしの生産は無理だろう。

 

ロシアは「食料安全保障戦略」をとって、戦略物資として位置づけている。

農林水産物輸出額の推移をみると

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収支ゼロまで改善して来たのが確認できる、しかしこれはドルベースでルーブルベースだと既にプラスに改善されている。

しかも、ロシアにとっては外貨のドルが減らないという事実はロシア経済にとっては朗報なのだ。

 

20年以上も大統領として君臨しているのだ、プーチン側近に天才が居るはずだ。

プーチン外交を緻密に練り上げている軍師が誰なんだか表には出てこない。

そしてトランプ風な傍若無人な事と相まって手ごわい相手であるのは間違いない

管理人からすれば喧嘩を売る相手では無い、人間なのだから寿命はある。

習近平も合わせて10年は持つまい、戦略的には「待つ」のも有りなんだ。

 

******投資に戻ろう

株価分析は基本ですが、戦略ももっと大事だと書いた。

証券各社にはアナリストは沢山居ます(上場銘柄を網羅するに必要な人材)その他に

ストラテジスト(Strategist)投資戦略を考える人材。

日本語では戦略家・兵法家と訳されてます。

 

個人投資家に出来て、彼らに不可能なことは「投資を休む」ことと「決算が無い」ことなのです。

決算が無いのに、期限がある信用取引先物・オプションなどを使う。

相場急変で空売りや売り崩しに対応するのであれば戦略として有利に使用できますが

相場のピークやナンビンで使うのは危険ですね、そもそも相場感が間違っているのですから。

相場がどちらへ向かうか分からない時など、休むべき状態なのです。

これらは大事な戦略なのです、使うべき時を間違えないようにですね。

 

******管理人はヒット・アンド・ラン

短期投資戦略だけです、オーバーナイトも一日で終わり。

相場が一日しか持たないからです、刻々と変化するロシア情勢が原因です。

長期からすれば世界経済は危険なので息の長い売りも有りなんだろうが、短期では日銀やGPIFが相場を支えようとしている。

 

投資主体別売買動向では外資は1月第二週より売り続けている

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外資の戦略は「売り」や「買い」の分かり易い戦略をとります、つまり売りなら売りを続けるのです。

外資東証の6~7割を占めているのですから、戦略として一方へ続けるというのは

勝利宣言をしているようなものです。

今、外資が売り続けているのですから戦略としては「戻り売り」でしょうね。

どの位続けるのかは様々ですが大体6週間ほどは続くのです。

これだと、そろそろ終わりか終わっているのかもね。

そこで、戦略は一旦休止して相場を見るのです再度外資の売りが確認できれば「戻り売り」で外資が反転すれば買いに変更となります。

 

外資は売り続けて日経平均は日銀死守の27000円を切りました、27000円に意味は無いのでしょうが。

UPしてあるように、次の大底は24000円で1000円ごとに節目があります。

長い間30000円の攻防を続けていたので明確な支持線が有りません。

それで1000円刻みの支持線が出来てしまった。

これは株価分析から導かれた支持線ではありません。

価格帯別出来高も薄くなっているので、相場が下落始めると抵抗力は弱い。

(価格帯別出来高で持ち続けている投資が少ない)

既に売っていて、過去の遺物ということですね。

記憶に残るだけの抵抗線ということでしょうか。

 

******地政学的リスクがデカイ

この様な時に買い上がるアホはいない、仕込む奴もアホ。

ポジションは減らすのが当たり前、果敢に攻めてもデイトレ・オーバーナイトだけ

機関投資家などからポジショントークが頻発している時はリスクは取らない。

 

ポジショントークが理解出来ないときは「相場感」が間違っていると思うのです。

管理人の午後はお休みします。