アメリカ国内株を代表するS&P500のチャート分析です。
******少し長めにチャートを眺めると
200日移動平均線(赤色)まで下落してモタモタしています、200日移動平均線は抵抗線という事は誰でもが知っている。
普通に考えて、ここを一気に下抜けするなどは特別な事が無い限りは無理難題です。
これも。当たり前の事ですからモタモタして当然のことです。
******モタモタしているのは仕込まれいているということです
VIX指数への投資は、此処が理論値という事を覚えている必要があります、S&P500がここらで仕込まれて反発するというのは一番有りそうなシナリオという事です。
MACDを見ても反発の初動らしき動きが見えます、さて何処まで反発するかというと
75日線を25日線がデッドしますから、200日線の上にあるのが25日線ということになります、低下し続けている25日線が初めの上値抵抗線になるのです。
この25日線まで日足が上昇して止まれば、次は下落しますし。
25日線を上抜けると75日線が次の抵抗線になります、そして下落の角度ですがその角度のまま折り返して上昇していくと考えるのが普通です。
******今回の下落は
前回(1/10の75日線)、前々回(12/20の75日線)、前々前回(12/3日の75日線)の下落と異なり200日線まで下落しました。
75日線タッチで4回目に下抜けたわけです、当然200日線を下抜けるのも過去と同様に数回必要と考えるのがメインシナリオです。
因みに、それ以前の75日線へのタッチは2021/03/05ですから既に忘れ去られた記憶です
******次のシナリオは
7営業日で下落が止まったので7営業日ほどを掛けて25日線どこらまで上昇し、そして25日線を上抜けるかどうかというのが現段階でのシナリオという事になります。
投資が生活に密着して特別な事ではなく、有線放送などては専門チャンネルも有りますからテクニカル分析が一般の投資家にも定着しているのです。
しかも、テクニカル分析で投資している投資家がもっとも多いのですから、誰が見ても分かり易いということに繋がっています。
******ここから需給的に考察します
アメリカ株の投資家は金融派生商品として投資している投資家が日本と比べて格段に多いのはUPし続けてます。
つまり、レパレッジが大きいので少しの下落で追証の危機となります、すぐに投げて来ますので下落の初動が大きくなります。
そして、下落が速めに止まることになるのです。
それ故に75日線で止まり、そして反発して行きます(これを数回繰り返さないと)次の大きな下げには繋がりません。
UPし続けているミンスキーモーメントとなるには相場が次の相場を作る(下落相場に至る)必要があるのです。
日本では「相場の事は相場に聞け」という格言ですね。
そして大半の投資家が投げた後に、暴落相場(ガラ)がやってきます。
説明
毎日の取引量に合わせて売りが出せる(ポジションが小さい)個人投資家は問題なく売れますが、ヘッジファンドや機関投資家はポジションの縮小が難しいのです。
彼らは別の手段でヘッジを掛けています、大体はヘッジ終了と個人投資が投げ終わる時期には大きな相違は有りません。
其処までの日柄が終わればガラが来ても問題ないのですから、大きな投資家は売り方に回り、日々売り超すようになります。
これをどう察知すれば良いかというと、テクニカル分析が出来ないチャートの容になれば「相場が崩れた、ガラが来た」という判断がベストです。
しかし、時間的には遅い判断になます。
もっと早くガラを見つけるには十分な相場の読みを見に付けるしか方法が有りません
「テクニカル分析」「ファンダメンタルズ分析」「需給分析」とUPしていますが、もう一つに「FRBの分析」が必要です、これには少しの経済の知識が必要になります。
過去、経済がマイナス成長となる直前から株式市場は大きく下落しました。
原因は経済の循環理論で説明は付きますが、管理人はFRBのミスジャッジだとの持論を持っています。
例を挙げると
アメリカ経済がバブルとなっていた時に、当時のFRB議長だったグリーンスパン元議長は
グリーンスパンFRB議長は、住宅の状況については、バブルではなく、フロスと表現し、全国的に一様に広がっているものでないと見ている。また、モーゲージの商品設計等に、やや需要を肥大させる要素があるものの、マクロ的バランス、地域格差の傾向等を勘案すると、住宅価格の下落が起きたとしても、家計のバランスシートを大きく
毀損するものではないとの暫定的結論を示し、、
マエストロと言われたグリーンスパン氏でも、ミスをしこれによってアメリカは住宅バブルに一期に向かって行くのです。
この時、市場で投資家の多くが既に身構えていたため比較的被害が少なかったように感じました。
******株式の投資家はならず者
債券投資家は賢くてFRB信者がほとんどです、それに比べて株式投資かはSECに逮捕されたり、詐欺師も多くFRBから見たら「ならず者」に見えるはずです。
資金量的には100倍以上も債券市場は大きいですしね、株式市場がガラってもFRBが梃子入れれば復活も早い。
経済を冷やすには株式市場をチョイと突けば今回のインフレも簡単に収まると考えているはずです。
多分、ほぼ全てのエコノミスト達はこの考え方でしょう。
管理人も反対意見は有りませんが、可能性として債券がバブル状態で戦後の歴史の中で初めての事であり、対処を間違うと債券バブルが崩壊して世界経済は焼き尽くされる
と考えているということです、理由はあまりに安易なFRBの政策でインフレになり、その対処方法も安直すぎると見ているからです。
残念ながら債券バブルが弾ける兆候は有りません、ここから何がどうなって債券バブルが弾けるのか説明できません。
肌感覚が「危険」だと言っているだけです、まぁ「鳥肌が立っている位の事」
******目先は3月のFOMCで
それまでにアメリカ雇用統計とCPIは2回出ます、まずはこれらの確認からでしょう
2/10のCPIは
コアCPIは前月比較で0.4%と改善予想が現時点です、仮にこの通りだとするとアメリカ市場は急騰しまっせ。
事前予測は変わることもあります。