温めていたコラム

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タイムスタンプは2021/5/13です、

筆者はWSJグレッグ・イップ(WSJ経済担当チーフコメンテーター)

 

長年に渡っている金利低下は、本来なら経済停滞か減速を示しているのがオールドエコノミー的な考え方です。

少し前にUPしたように、各国中央銀行は資金供給という麻薬に手を出してしまった。

それ故に市場は麻薬依存症に陥り、麻薬を供給すると歓喜と共に株価が上昇して行く。

 

もはや手が付けられない状態が続いているのだ!

治療法は断薬するしか無いのだか、、、パウエルFRB議長に出来るのだろうか。

 

世界経済は資金供給の弊害が現れ始めたのだインフレという弊害である、供給する資金は中央銀行が決定するが、受け入れる側の経済は「資源」や「人口」、「エネルギー」など有限な物なので当たり前に価格は高騰して行く。

 

それらを経済成長などと言った詭弁で済まそうとしたツケが高インフレという容で出現しているのだろう。

 

国家は粉飾する、政治家も人であり一般人と心根は変わらないのだから企業が粉飾するのも当たり前の時代となった。

拝金主義が社会に住み着いてしまった現代、金持ちは上級国民と言われるようになり誰も異論を唱えない宇宙船地球号の一人の乗組員でしな無いのだがね。

 

******インフレ対策は政策金利を上げる事と、資金量を絞る事なんだが

この金融政策は経済を疲弊させる、低インフレや低金利、ゼロ金利で生きながらえて来た企業は淘汰される。

 

コロナ後には企業淘汰が始まるのだ、注意しろ!

 

今、社会の中枢で活躍している年代はインフレの経験は無い溢れる物の中で育っている

品不足など経験は無いだろうし、大企業社員は人手不足時代は経験が少ないはずだ。

 

社員の経験不足を補って来た高齢者は仕事に復帰はしないだろう、現場を支える技能者は減るだけなんだ。

 

******社会構造の変化に付いていけない企業は

淘汰が始まっている、今は助成金などで命を繋いでいるが現場労働者の賃金上昇が始まると企業は集約されるのが過去からの流れです。

 

まとめると、労働コストを吸収するには企業数が減る以外には方法が無いのです。

数の理論=需要>供給

ということですね、仕事の取り合いではなく選別されるようになるとコスト増を吸収できるようになるのです。

 

今までの日本はコスト減が主要命題でしたが、限界点に達したようだ。

これからは選別淘汰されるようになります。

 

******今までの世界経済は

欧米先進国は金融で経済を支えて、日本を含むアジア諸国は加工品輸出で経済を支えて来たのです。

 

金融は既にFRBの過度の緩和で手詰まりとなり、中国を筆頭とする真似文化は技術盗用がバレてしまい自前の技術を持たない国は疲弊して行く。

始まったばかりの変化だが、トランプ大統領が始めたことなんだ。

 

トランプ元大統領は人気を二分していた、ならずものではあるとは思うが彼無くして中国とは戦えなかったはずだ。

ならず者国家にはならずもの大統領である、神が与えし役者だったと振り返って確信している。

必要なら再登場してもらいたい、過去トランプ氏の様な政治家はいなかったし、これからも出てはこないだろう。

 

トランプ元大統領については歴史が決めることなんだが。