レノバの解説が足りなかったようです

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この表の右側、上から2段目の△13円98銭は

今回修正された「基本的1株当たり当期利益=EPS」です、株価が割安なのか割高なのかを判断するための指標のPERを算出するには

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EPSがマイナスになってしまうと、この計算式は成り立ちませんのでPER=0

という結果になります。

 

******これから導かれることは

株価がどうなるのか、全く比較対象も出来ないということです。

株価を分析する、ファンダメンタルズ分析は出来ません。

株価は急落してチャートの容が崩れてテクニカル分析も出来ません。

出来るのは需給分析くらいですが、次の資料から

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売り方に特別空売り料が必要となります(ここでは2.7円/株/1日)

単位株数(最低売買数100株)ですから100×2.7円=270円/100株分が最低毎日かかります。

 

説明

一般信用取引(いちにち信用)における売建可能銘柄のうち、調達が困難な銘柄の売建取引に対して、1株1日あたりにかかる費用です。 ... 万が一、売建玉を決済せずに持ち越した場合は、新規建約定の受渡日から、決済約定の受渡日までの両端入れで計算した費用が必要となります。

 

信用買いが400万株あり、追証はすでに解決しているはずですから新たに新規信用買いがこれだけ有るという事です。

 

つまり信用買いでナンピンしたのですから「信用取り組みは悪い」ということですね。

売り方も特別空売り料も付いていていますし、売り買い何方も良い事無いです。

 

******ファンダメンタルズ的には

今回の入札結果は11.99円ということで、2番手は15円以上ではなかったかと推察されています。

11.99円が点数では120点という事で120点以上は有りませんから、2番手が100点だとすると約15円という結果となりますが、実際には原価計算すると17円以下では採算が合わないようなのです。

 

つまり、次の入札物件があったとしても競合他社は日本では三菱連合とは戦えないという結果が突き付けられます。

 

海外に活路を見出すか、何処か大手と提携するか、身売りするか。

何らかの対策が必要となります、どれを選択するかは経営者の仕事ですが現行では業績回復の余地は少ないでしょう。

それほどに三菱連合の入札が驚異的だったということです。