S安 比例配分

あけましておめでとうございます。

1月2日現在特別にニュースはありません、2021年にUPを忘れた分を書き直しました

 

2021年にS高比例配分を経験した投資家の方は、この時に比例配分の怖さは実感してません、

******比例配分とは

株取引で寄り付きでは、売り買いの注文数が一致した場合に売買成立となりますが

売り買いの数が極端に偏った状態で株価がS安かS高となると、証券取引所はSの株価で売買成立させて、成立した株数を各証券会社の発注量に比例して配分します。

 

よい例がレノバで出現しました

既存の株主は悲鳴を上げています、でも残念ながら売れなかった投資家は損失の確定が出来なかったまま2021年が終わりました。

 

2021年の取引は12月30日でしたが、年内引き渡し最終取引日は12月28日です。

これは税制上の1年を1月1日~12月31日としているためです。

それ故に、12月28日までに損失を確定しないとプラス分には税金がかかります。

レノバのチャートで説明すると

f:id:okoze2019:20220102103439j:plain

一番右の取引日が30日ですから28日の出来高は55200株、前日の出来高は48400株です

暴落したが2営業日で103.600株しか出来てません。

ほとんどの投資家が(特に信用取引)売れ残し状態となっています。

信用買残は1.974.000株もあるのに、これらほぼ全て追証の対象でしょう。

安比例配分とは「恐ろしい」事なんですぅ。

早く売れれば損失も少ないが、買い方にとっては安く買えるという真逆の事実ですから

YouTubeでは青息吐息の投資家が悲鳴を上げています。

 

これらのことを知っていれば、寄り付きに板を見ただけで「チャンス」と思います。

暴落前の24日終値が4600円 31日終値が2082円でした(下落幅2518円)

29日の出来高は25.087.100株 30日の出来高は12.387.000株

24日の信用買残の1.974.111株から察するとほぼ全ての信用買いの投資家は入れ替わってます。

この状態を「垢抜けた」と言います、新たな投資家はチャンスと思ったのでしょう。

まだチャンスなのか、分かりませんが需給から見ればチャンスです(安く買えた)

テクニカル分析ではチャートの容が崩れてしまったので分析にはなりません。

残るはファンダメンタルズ分析です。

 

新たな株主は安く買えたと思っているはずです、事実24日の株価から見れば安いです。

少しでも上昇すると売り圧力がかかります、ファンダメンタメズが見えていない為です

何故、こんなに暴落したんだ?

中身が見えてないからですね、安く買った投資家も不安を持っています。

管理人は突入しませんでした、何故安くなったのか分からなかったからです。

これらを勘案しても27日と28日に買った投資家は多分信用売りの投資家で買い戻したということでしょう。

 

******チャンスなのか?

とても良い説明がありました。

www.youtube.com

この動画とてもよく描けてます、三菱商事連合の入札価格は11.99円/kWhです。

レノバの入札価格がいかほどだったのかは分かりませんが、動画の説明からして太刀打ち不可能だったようです。

 

とすれば、今後の入札にも影響が出ますし業績も期待できません。

突入しなくて正解ですねぇ。

 

風力発電について資源エネルギー庁がPDFを出しています(2020.11)

https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/063_02_00.pdf

中身を説明すると2030年の価格目標は8~9円/kWhになっています。

今までのレノバの発電コストで到達できるのでしょうか、疑問です。

 

これからすると三菱連合の価格は適切な価格となります。

 

******蛇足ですが

風力発電は風が吹かないと発電できません、想定以上では機器が破壊してしまいます。

2021年の欧州では想定以下の風でした、発電量不足で天然ガスの消費が増えて冬に備え位のストックが足りない状態でエルニーニュの厳冬に突入しました。

それ故、エネルギー価格全般が高騰していますし、エリツィン大統領はNATOとの長年に渡る確執に終止符を打つ、優位な展開を画策しています。

今やプーチン天然ガスの元栓を握って政治に利用してる状態です。

 

******EU連合は

脱炭素を進めていますが、簡単な事ではありません発電方法の多様化となり跳びぬけた発電方法はありません。

2025年ガソリン車の新車発売が出来なくなるのですがEV用の電気の供給はまず不可能でしょう。

中古車が幅を利かすと見込まれれば、2023年当たりから車の売れ行きは増加します。

日本でも既に車の生産が活発化してます

f:id:okoze2019:20220102114453j:plain

鉱工業生産指数が急上昇しました、ほぼ自動車生産の影響でサプライチェーンの回復によると市場では捉えられていますが、内容は駆け込み消費が加算されている事は間違いないです。

トヨタ自動車の株価は堅調です。

 

因みに、日本のエネルギー効率は世界でもトップです

これはインフラに対しての取り組みが官民挙げて取り組んだ結果です。

給排水衛生設備に関しても東京都以上のインフラを持つ都市はありません、それでも毎年の設備の維持管理入れ替えに多額の費用か掛かっています。

 

この費用は待ったなしで投入しなくてはなりません、表向き綺麗な大都市を建設した某〇国のインフラについてのレポートなど見た事はありませんが東京都はこれを真摯に出しています。

東京都インフラポータルサイト

 

日本の実力が分かります。