中国の公務員の受難

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******予てから分かっていた事の一つに

中国の商売は「儲かると判明すると」雨後の筍のように皆が同じ事を始める。

独創性(コピー商品)とか基礎研究(技術盗用)とか欠落している事を数え始めると枚挙に暇ない。

 

人口が多すぎることが根底にあるとは思うが、それにしても多様性を否定してきた共産党はツケを払うタイミングが来たという事なんだろう。

 

それがこの記事の「土地ATM」という指摘だ、本来収入が見込まれているときに次のビジネスモデルを構築する時期に当たるのが経済の常識(中国が非常識と言ってるのでは無い)なんだが、先に列挙した多様性の否定が根底にあるという結論で良いだろう。

 

ほぼ全ての企業には共産党が常駐していて、企業経営者を管理監督しているのだ共産党の中央集権が徹底している為に、他と違う事を出来るわけが無い。

「今、利益が出ているのだから今は儲ける時だ」利益を減らすような事は否定され

何処まで切っても「金太郎」飴の状態となっていて、多様性を否定された人民は違う事を始めると取り締まりに合い、逮捕される。

共産党の指示以外の事をしてはならないのだ。

そうした事情が「皆で渡れば、赤信号も怖くない」という行動として刷り込まれている分けです。

 

******こうした行動原理では

利益が出たビジネスモデルは急成長する、欠点は臨界点に達するのが早くその後は暴落する。

上昇スピートは臨界点の直近ではチャートが立ちあがるような伸びを示して、その後の急落は暴落という結果に繋がる。

 

ミンスキーモーメントは相場の転換点を示すだけでなく、経済に係る全ての事項を言い当てている。

中国が発展して来たビジネスモデルのミンスキーモーメントが今なのでしょう。

ミンスキーモーメントの説明は数度してますから、理解されているはずです。

 

既に通り過ぎようとしている中国のミンスキーモーメントは人口減です、

一人っ子政策」と言われていた人口抑制プログラムです、今は三人目を作るのが人民の使命だとか、手のひらを返した共産党ですが過去の過ちについてはコメントしない。

 

先進国の株式市場などでは「人口増のボーナス」という理論で知らない投資かなどいないほどの知名度の理論なんですが、中国が遅れていた訳では無く、続けていた「一人っ子政策」に異論を挟むことが出来なかっただけの事。

一人っ子政策」を続けて来た結果が人口増の抑制に繋がったのだから、中央政府の目的は達成されたのです、しかし経済的には「人口オーナス」の状態となってしまった。

******説明すると

従属人口(15歳未満の年少人口と65歳以上の老年人口の合計)が生産年齢人口を超え、

人口構成が経済にとって負担となってしまったのです。

年より数人と子供を夫婦2人で賄う状態です(夫婦2人の親+祖父+子供)

 

******分かり切った事でした

しかし、中央政府に苦言を言えない。

誰が決めたのか既に分からなくなっていた「一人っ子政策」でしたが、続けていく事が官僚の仕事で自ら反意を示すなどできません。

 

これら全てのミンスキーモールントが集まった状態の中国経済なんでしょう。

中国経済のピークが過ぎたのは明らかで、中国経済は底を打ったとかポジショントークが多発しているが、これらの過去の政策を方向転換したとしても数年でツケを払い経済が回復するなどと考えない方が良いだろう。

 

@「一人っ子政策」から人口増政策へ変えても「産めよ増やせよ」と容易く三人目を作る経済的余裕を中国政府から貰えるわけでは無い

 

@既に完成している「鬼城」の総戸数に人民が移り住んだとして30億人分が過剰となっている現在、マンションを壊して新たに不動産開発をするか巨大地震でも到来して過剰マンションが淘汰されなければ「再び不動産ブーム」を引き起こすのは不可能だろう。

@中国の役人の序列は厳格であり、出世するには引き立てて貰う方法しかない、過去は文官試験などてあったが、現在はワイロか親戚になることしか方法は無いようだ。

失敗は許されない行為であり、失敗しないためには仕事をしないという方法がベストなようだ、上からの指示は下へ振り責任の所在を明らかにしない。

全て「上位下達」という流れが定着しているのだ、野に下れば仕事にありつけないのだから自ら墓穴を掘るような仕事はしない。

報告は全て、成功に終わったという事になる。。。ここまで書けば気が付いただろう。

ロシア崩壊の動画をUPしてあるが「そっくり」だということが。

 

という事は中国は崩壊の道筋を歩んでいるという結論に達したのです、さてさてどうなるか。

管理人が健在な間に体験できるか、期待はしているが。

 

******人類は進歩などしていない

未だに飢餓を克服できていない、ウイルスとの戦で勝利したのは天然痘位なもんだ。

人類が発展するには世界の人口が増える必要がある、しかし食料は増えない。

生物多様性とか名言のように聞こえるが絶滅していく種は多い。

その絶滅種も宇宙船地球号の乗組員だという事を考えてもいない、暴君のようだとは思わないのだろうか。

 

これは人類が地球へのジェノサイドと言っても過言ではないだろう、既に気象的にはミンスキーモーメントを超えている。

益々、気象的被害は増加していく。

このままでは、人類は崩壊する運命をたどるだろう既にたどり始めていると考えても間違いではない。

経済は過去から積み上げたオールドオコノミーを捨て去ってMMTなどのブードーエコノミーに飛びついた、まさに勝手気まま経済理論を振りかざして未来へツケを回しているだけだ。

 

******2021年は課題山積みのまま

過ぎ去ろうとしている、潔く中国不動産セクターを破綻させれば一時的な混乱はあろうが正しい経済対策もできよう。

 

2021年の最大の汚点は各国中央銀行がお金を供給する以外「何も金融政策としての仕事をしていない」という事だろう。

 

このまま2022年が明ける、そして隠し切れなくなった不都合がバレル。

世の中、金が余れば「良くない方法で」「良くない投資先」に資金を突っ込み、溶けて無くなる。

大事なお金ではないからなのだから、必要のないお金だから、ちょいと欲を出して増やそうと考えるのだ。

其処に住み着いている「魑魅魍魎」の餌食となり、気が付いた時は既に騙されていた。

何時まで経っても分からない奴は、分からない。

そして、そんな輩が突っ走って、見たことない現金を掴む。

知ってる輩は無謀なことは出来ない、だから出世もしない。

勢いとは「そんなものなんだ」、「時代の寵児」(じだいのちょうじ)とも言うが

 

過去は紀伊国屋文左衛門がその人である。

 

******2021年から2022へ渡したインフレは

2022年の一年間でどの様な姿に変わるのか、これが2022年の最大のリスクだろう。

 

各国中央銀行が金融政策を実施すると(資金供給以外の)オーバーキルとなり、一転してデフレorスタグフレーションとなる恐れがある。

 

******説明すると

各国中央銀行に現在執務しているアナリスト、事務方、お偉い方の全てがインフレ未経験なはずなんだ(GDP以前のGNPが使われていた時代)

1983年にはインフレは先進国では見られなくなっていた。

 

日本とアメリカのインフレ率の推移

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経験していない経済状態だから「異常な支出」に躊躇せずにお金をバラ撒いたのだろう

将来のツケが見えていなかったということなんだ、それでインフレは一過性だと数ケ月先の経済状態も見えずに言い続けたというわけだろうと推察する。

毎月に出るインフレを推し量るCPIの値を固唾をのんで見守っていたというわけなんだ。

貧民にとってインフレは増税以上の悪です、ある程度の収入があれば支出を抑えれば生活は出来ますが、ギリギリの生活なれば食を削る以外には方法が無い。

 

今でこそ死語となった「栄養失調」という言葉ですが、管理人の幼齢期は普通に使われていたし、同級生の多くが「栄養失調」でした。

学校給食を法律で制定したのも子供の栄養失調を防ぎたいが主題でした。

 

各国中央銀行に執務されている方々はほぼ、高給取りでしょうから貧民の生活が分かっていない。

つまりインフレの怖さを身を持って経験していないのです。

 

******経済の「神」は

神の手を市場に突っ込んで、かき回すのです。

それがインフレという手ではないかと、市場関係者は気が付いて来た。

いやいや、デフレだと言っている経験豊富な方も存在している。

インフレをオーバーキルしてデフレとなる姿を見ているのだろう、管理人にはまだ見えていない、とてもそこまでの境地には到底達しない。

 

しかし、このままお金持ちだけが得した経済は過去には無かったのだ、このまま軟着陸できたらそれが普通の金融政策となってしまうそれはマズイ。

 

2022年の経済、市場はどうなるんだろう。

2021年に無理をしなかった管理人は若干の+で終えました。

12月24日に手持ちを全てクロス(成売りと成り買い)を入れて収益の勘定を終えました

2022年にロールオーバーした玉がどうなるかは、わかりません。

 

空母の艦載機はほぼ全軍待機状態です、パトロールに出ている艦載機は金額にして数十万円です。

 

全軍出動のチャンスを待ち続けていますが、未だに到達してません。

2022年がそのような良い年であることを期待して、今年のブログを締めたいと思います

 

拙いブログに付き合っていただきありがとうございます、すぐに忘れてしまう年齢となり自分で前のブログを見て「あぁ」と思い出す年齢となりました。

2022年も変わらずにUPし続けます。