中国企業の粉飾決算

2020年に粉飾決算が発覚した「康美薬業股份有限公司」の判決が出ました。

粉飾決算の規模は4500億円でした。

日本なら上場廃止でしょうが、上海市場で未だ上場しています。

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株価急落で集団訴訟が起き、広州地裁は11月12日付の一審判決で、投資家52,037人に対し計24.59億元を賠償するよう同社の旧経営陣、関係責任者、会計士事務所に対し命じた。

 

******企業の粉飾決算は当たり前に有りました

しかし、今回の訴訟で「中国企業の社外役員」の辞任が相次いでいるようです。

社外取締役員も判決で賠償責任を負わされたのですから。

この現象から、相当の数の粉飾決算が行われていたようだと推察できます。

社外取締役は辞任したからといって責任がすぐに回避はではません、一応時効はありますので数年の経過で逃げ切れるようになるのでしょう。

 

この辞任について、まだ問題が隠されているのでしょう社外取締役の後任人事が決まらないのです。

成り手が無い、どうも先々の経済悪化で企業の粉飾が発覚して行くというシナリオがメインになりそうと推察できるのです。

まぁ、中国企業の粉飾は知ってる人は当たり前だと言ってますがね。

 

******アメリカ市場は

感謝祭で木曜日は休場で金曜日は半日です、ここからアメリカはホリデーシーズンとなります。

クリスマス明けまでですが、取引高が減ります。