中国恒大集団のマンション群の動画です

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動画は重慶市です、人口3100万人で都市部の人口は1962万人のメガシティです。

 

******マンションは超高級です

各国の散策動画は数多く見ましたがその中でも最高級のマンションです。

これらのマンション建設が続くとは考えられない、身の丈に合った暮らしぶりには見えません。

 

******重慶市の散策動画がをもう一本

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中国地方都市の未完成マンション群

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これらの大規模開発は中国人民が作り上げたバブルの成れの果て。

経済にせよ、相場にせよ必ず循環します。

ピークの後はボトムが来ます、循環の間には財政政策もあれば中央銀行の金融政策もあります。

しかし、作り上げた負債を帳消しにするには無理があります。

ウォールストリートジャーナルの記事は

中国恒大危機を象徴、地方都市の幽霊ビル群 - WSJ

 

******エコノミストには言い分があろう

目先、ショックが鎮まる事しか頭には無い。

中国が不動産バフルを突き進めば最悪の結果が待っていても、今が良ければ後の事は心配しないのがエコノミスト達なんだ。

金融危機になろうとも。突き進むだけ。

注意喚起など聞いたことがない。

エストロと言われたグリーンスパン議長もバブルの発生時に「フロス」と言って注意喚起を怠ったことがある。

 

******アメリカのバブルでも

過去のドットコムバブルもしかり、FRBバブル崩壊をバブルで救済してきた。

幾度となく成功したが、その都度負債額が増えてきたが今回のコロナショックをバブルで救済しようとした、その結果残した物は、過去例を見ない負債総額となっている。

 

これが弾けたら、次はアメリカと言えども救済不可能と思われる。

このような時期にFRB連銀総裁の不祥事とはなんとも情けない、市場はFRB神話を作り出し、勝手に神とあがめているだけなんだ。

日米とも中央銀行は「膨大な資金」を勝手に市場に投入している、選挙で選ばれた政治家ではなく高官という職業なんだ。

つまり、金融政策が失敗しても責任は問われない(選挙で負けることは無い、国民が選挙で選出したのではないからだが)

 

金持ち優遇の金融政策であっても追及されないのだ。

結果、金融政策は庶民の手の届かない所へと行ってしまった。

 

******中国においても

ただの不動産ディベロッパー1社で34兆円という負債を持てるシステムそのものが社会構造からしておかしな話なんだ。

 

日米中ともども、社会構造システムが欠陥だらけという事なんだ。

 

******その欠陥が莫大な債務となって

今、中国に降りかかっている。

世間一般の評価は習近平が不動産バブルを潰そうとしているとあるが、何時かは破綻する運命にある不動産ディベロッパー。

習近平が潰さなくとも自滅するのは明白なんだが、多くの反習近平派は不動産バブル崩壊習近平の責任だというのだ。

 

******前にUPした不動産ディベロッパーから波及して

中国金融が脅かされているようだ、中国平安保険の株価チャートは

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危ないとのウワサは傘下の平安銀行は

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******中国中央政府

金融危機に飛び火しないように対策をしているようだが、既に顧客の資金に手を付けてしまったのが「平安銀行」です。

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寧波業主聚集維權,抗議平安銀行挪用監管資金。10月7日,多名業主聚集在平安銀行寧波杭州灣支行現場要求還錢,當日已有武警進駐維穩

グーグル翻訳すると。

 

寧波の不動産所有者は彼らの権利を守るために集まり、平安銀行による規制資金の不正流用に抗議した。 10月7日、平安銀行の寧波杭州支部に多数の所有者が集まり、返済を求めた。同日、安定を維持するために武装警察が駐留した

 

彼らの利権というのは平安銀行に預けた「マンション購入資金」を平安銀行が勝手に流用したということです(マンション引き渡し後に販売業者に支払われるお金で、一般の口座とは区別されている)

親会社の平安保険が「華夏幸福基業」(北京の不動産ディベロッパー工業団地開発)への投資で損失を被って資金難となっている。

 

華夏幸福基業投資開発の株価チャート

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中国の銀行が顧客の資金に手を付けるのは珍しいことでは無い、貸し付けも同様

平安銀行の顧客が救済されるかは、中央政府が決めることなんだ。

総額は比較的少ないようだから、いづれ救済されるかも、

 

******中国の一般銀行は

ノンバンクを隠れ蓑として政府の定めた金利以上を貸し付けの対象としていたのだ

 

傘下のノンバンクが銀行の店舗近くにあり、銀行へ借金に行くとノンバンクを紹介されるのだ、当然高金利だ。

 

その貸付金が返済不能となっているので銀行そのものが経営難となりつつある。

 

中央政府はこれらの把握に努めて、実体は判明している。

全ての銀行を救済は出来そうもないが。

 

******中央政府取り付け騒ぎが起こらないように事前封鎖の措置を命じている

日本の中小の銀行でもあるが、大きなお金を下ろす時には事前に申し込みがいる

日本では許可は必要無い、しかし現金輸送システムにのっとり前日もしくは午前中に申し込みする。

 

中国ではこれを許可制とした、一日に引き出す資金量に上限を設けたのだ。

調べたところ上限500万円/日のようだ、銀行によって差があるが。

 

******事前にこれらの措置を決めたのだ

中国の金融システムに危機が迫っていると告げているようなものなんだ。

 

金融システム崩壊には、波及効果が絶対的に必要なんだ。

波及効果が無ければ(ウワサを封じる)金融システムは崩壊しない。

その点、中国ではネットを封鎖できるし報道統制も出来る。

しかし、失敗すると14億人の内、どれ位の民が暴動に加担するか熱しやすい民である

 

******堅牢に見えている金融システムだが

どこの国にも穴がある、その原因は「強欲」であることは過去から証明されている。

大穴が開いて大金が吸い込まれてしまうのか、防衛システムでふさげることが出来るのか、その時になって見ないと分からない。