ヒンデンブルグ・オーメンが点灯しました。
2021/07/28日の事ですが、翌日29日のアメリカ市場で消灯しました。
点灯したあと1ケ月後当たりで相場が下落し始めるのですが、絶対ということではありません、当たる確立は60~70%くらいですので、まぁ当たるほうだね。
アメリカ経済はピークを越えたと思われます!
アメリカ経済は秋から再加速するシナリオでしたが、実質GDPは変わらずでした
年末頃には再度経済が加速するシナリオもありますが、市場のコンセンサスは得られてません。
経済がピークを過ぎたと判断しているアナリストも出てきてます。
もう少し経済指標(悪化と8月6日の雇用統計発表)を見たいです。
******日本経済は悪化方向と捉えられてます
東京都には年初から非常事態宣言などが引き続き出っ放しとなり、経済活動は順調とは程遠い状態でオリンピック効果は完全に消失しました。
株式市場のシナリオはオリンピック効果をある程度(数兆円)を織り込んで上昇してきましたから消失したとなると相場の上昇は無理でしょうねぇ。
コロナ感染者数の増加が顕著となり非常事態宣言される地域が増加するかどうかですが、見通しは暗いです。
中国水害の様子
中国の水害の実態です、農村部や郊外の水害の実態を見れる動画はほとんどないので参考になります。
秋に向かって穀物価格が気になれますが、実際には少し遅れて価格上昇となります。
この水害は中国だけでないのが大問題ですEU圏も水害となっていますし、東南アジアはデルタ株の猛威でサプライチェーンは損傷してます世界的に部品や完成品の供給は限界を迎えることになるでしょう。
アメリカは経済再開から経済成長のシナリオが緩すぎでしょう、楽観的な国民ですから(日本と比べて)明るい見通しを持ったとしても致し方ないです、リーマンショックから脱却し世界一の経済成長を達成したのですから分からんことも無いです。
近代初めてのパンデミック(過去にはペスト、スペイン風邪などがあった)に、もう少し慎重な姿勢が必要だとは思うのですがね。
******アメリカ中古住宅販売成約指数
急減速(-1.9%)しました、前回は+8%でした。
在庫不足が販売価格の上昇に繋がり成約件数が減少している、中古住宅の供給は増加しないのでこの現象はまだ続くだろう。
住宅家賃の未払い者の立ち退き猶予の期限が7月末で切れるのだが、延長のニュースは無い、アメリカ政府は十分な失業給付(コロナ対策特別給付金)を出してはいる。
******コロナによって格差が今世紀最大となったアメリカなど先進国は
IMFによって再度「フォールト・ラインズ」と宣言された。
翻訳されたURLをUPすると
翻訳が下手過ぎて文意が分かりにくいですが、フォールト・ラインズ(断層帯)とは
2005年のジャクソンホールの会議でラグラム・ラジャン(インドの経済学者で2005年当時はシカゴ大学の教授でIMFのチーフエコノミスト)がこのままでは金融セクターがショックを起こすと公演を行ったときの「お言葉」です。
その後2008年にリーマンショックが起きている。
IMF(国際通貨基金)は再度、この「フォールト・ラインズ」を持ち出して来たのです。
******IMFは2005年のジャクソンホールでの会議では
当時のFRB議長「アラン・グリーンスパン氏」に、危険を伝えたのだが。
今回ジャクソンホール会議前に「フォールト・ラインズ」(断層帯)をあえて持ち出してきたのには金融ショックが抜き差しならないぞ、と、脅かしている?
それとも、早急に対応が必要だと伝えている?
FRB、各国中央銀行、エコノミスト、ストラジストの方々すべて、経済を正確に分析、予想するツールは持っていません。
特に、今回先進国の中央銀行で行われている「非伝統的金融緩和」は壮大な社会的金融実験なのです。
着地点の理想は有りますが、現実はどうなるのか全く五里霧中での金融緩和ということです。
答えは「明日かもしれない」と「数年後かもしれない」のです、金融セクターが再度ショックを起こすのか、株式市場が暴落するのか、経済が丸呑みして平穏な経済成長下にたどり着くのか。
誰にも、答えは分からないのです。