債券市場も判断に苦しんでいるようだ

債券市場の参加者はエリートなんだ、扱っている資金量も株式市場とは桁が幾つも大きいし、リサーチ業務を担っている人数も多い。

 

普段の落ち着きは何処へ行ったのだろうか、米国債の利回りの変化率を抜き出すと

 

米国債の利回りトレンドを見ます(週足)

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2019年秋にモミモミした所に差し掛かっているのだ、ここでの商いが大きかったのだろう(推測するしかないが)

 

この部分を日足で拡大すると

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2012年8月3日

2016年7月7日

2019年9月3日

の三回のトリプルボトムを付けて反発したタイミングの場所でした、2020年3月2日に

この抵抗線をデットして米10年債利回りは市場最低を付けてから反発してきたのです。

この部分の利回りが1.4%です。

 

「1.4%の呪縛」と例えて見ました。

 

債券市場と株式市場は「1.4%の呪縛」をどちらかに抜ける確認(トレンドが出る)を待っているのでしょう。

 

******結果は6月25日のPCEデフレータ5月の発表が

最初に待たれる指標です、重要度は★★★★と四つ付いてます。

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株式市場のボラティリティが急変するのですから、付いていくだけで大変です。

管理人はチャートから見て、確実に上抜けすると読んだのです。

まさか再度下落してくるとは(ブラフかもしれないが)

 

投資としては、ここで「建て玉」を積み上げてはいけません。

出来れば軽くすることを推奨しますね。

 

利益の出ている銘柄は利益確定して現金を増やす、次のチャンスは必ず来ます。

S&P500を相場として見るスキュー指数(ブラックスワン指数)は

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週明け大きく上昇して相場が戻りつつあることを示しています。

 

そして、この値が140を超えると「テールリスク」が発生するリスクの大きさを示しています。

 

一般にスキュー指数は、米国株のオプション市場において、将来の大きな価格変動に備える取引が増えると上昇する仕組みでありますから、現在値は要警戒値ということです

 

そして、スキュー指数とVIX指数にはある程度の逆相関がありスキュー指数が高位から落ちて来るとVIX指数が上昇を始めます。

 

VIXに投資するにはスキュー指数がピークを付ける前に買い、下落したら売るを繰り返していくと利益が出ます。

 

スキュー指数とシラーPERから見えることは、相場がかなり不安定になっているということです。

 

その意味でも建て玉を積み上げるのはお勧めできませんね。