今年・来年のインフレ予想を述べて、来年終わりにも利上げが始まる可能性があると
CNBCで語っているが
コメントは英語なので訳文がむずかしい、
CNBCのホームページに「キーポイント」があります。
この部分をグーグル翻訳すると
セントルイ連邦準備制度理事会のジェームズ・ブラード総裁は、インフレが回復するにつれて、2022年に最初の金利上昇が起こると見ている。
これは、2023年に最初の増加が発生するというコンセンサスの予想よりもさらに高速です
あなたはこれと同じくらい速く成長する経済を持っているのが好きです、あなたはこれが改善した方法を改善する労働市場を持っているのが好きです」
と彼は現在の状況について言いました
セントルイス連邦準備銀行のジェームズ・ブラード総裁はインフレ率が以前の予測よりも早く回復したため、2022年後半に初期金利の上昇が見られると語った。
その見積もりは、金融市場に打撃を与えた水曜日に発表されたより広範な連邦公開市場委員会の見通しよりもさらに速いです。 委員会の見通しの中央値は、3月に地平線の増加が見られなかったことを示した後、2023年に最大2回のハイキングでした。
ブラードはいくつかの点で、今週のFRBの動きを「タカ派」、またはCovid-19パンデミックの発生以来普及してきたものよりも厳しい金融政策を支持していると説明しました
******日本語になってないねぇ
もう少し噛み砕いた日本語だと
2020年12月15日~16日のFOMCの経済見通しを最近の経済指標は大きく上回って来た、政策スタンスを変えなければならない。
2021年後半には全米の多くの州が経済再開に動くので更にインフレ予想はアップサイドリスクがある。
プラード総裁のインフレ見通しは2021年が3%、2022年2.5%、その後2%へ低下すると語っている。
******FRBのインフレ見通しは「平均2%」です
多少の上振れは許容範囲内でしょうが、プラード総裁の3%というのはFRBからすると逸脱しているのだろう何らかの金融政策の変更を匂わせているのだから、市場は利上げと解釈して週末のNY市場は下落したのだ。
2022年に最初の利上げを見ているとコメントしているのだ、0.25%なのは過去例からして間違いないだろう。
1回なら問題ないし、2022年中の利上げは多分1~2回だろう。(2回で0.75%となる)
ここまでなら、多少の調整というところだろう。
来週の日本市場の動きはシカゴの先物市場を横目で見ながらということになるだろう
前週末のNY市場の下落はFOMCの織り込み済みなら、日本市場も月曜日の下落だけで済むはずだが、月曜日にならなければ分からないのだ。
取りあえずは、手持ち株の売りは指してあります。
そのまま売るのかは「寄り付き前の板しだいです」
******ここからは管理人が見た過去のFRBの手段です
アメリカの株式市場はFRBのコロナ対策により、空前絶後の甘い市場となりました。
このまま永遠に続けていくことは出来ません、何時か終わりを迎えるのですが
FRBの金融政策の変化は激変してはならないのです、しかしそれは経済指標が支配することなのですからFRBとしては先手を打つ必要があります。
過去に行ったQEの終わり方の一つに
連銀総裁の一人がQEの終了時期についてコメントをして市場の反応を見るという手口がありました。
その方法で失敗したのが「バーナンキショック」です
説明
「今後、幾度かの会合を経て、債券の購入ペースを徐々に減速することで量的緩和縮小の可能性を示唆しました」
その後
「2013年6月19日に、FRBが今年中に債券の購入金額を減額し、2014年半ばに完全に終了する可能性がある」
という一段の踏み込んだ発言をしたことにより、世界的な流動性懸念が生じ、新興国の通貨や株式などから資金が流出し、市場に大きな動揺をもたらしたものです。
******これ以後のFRBの対応が
FRB議長のコメントの前に地区連銀総裁がコメントを発して市場の混乱度合いを見据えるようになりました。
今回のプラード総裁のコメントも管理人のうがった見方では、市場の混乱を見定めようとしているのではないかと見ています。
つまり、市場は何処まで織り込むのか、利上げ予想の前倒しに対する反応は?
という事なんだろう、
FRBは市場と対話すると言っているが、それは市場の反応を見る為の手段という事で個人的に納得しているのですがね。
******その市場の反応の始めが先週末のNY市場の下落ということです
そして、週明けの日本市場へと繋がりシカゴ先物市場の動きということです。