アメリカという国は何でもかんでも取引の対象にしてしまう、それも現物では無くて
目安になっているのは確かな事だけど。
つい先日木材が品不足とUPしたけど、数値では示してなかった。
3月米住宅着工件数=173.9万戸(年率換算)2006年以来の高水準となり市場予測を大幅に上回った、アメリカの冬は寒く建設工事は中断している所が多いので春到来と共に住宅建設が始まるのだが、それにしても多い。
当然、日本に輸入されている木材に影響が出ている「ウッドショック」とまで言われている。
******商品市場は幅広い
追っかけるにしても大変なのでCRB指数として見ると簡単です。
説明
CRB指数とは、アメリカ合衆国及びイギリスの商品取引所等で売買されている先物商品価格から算出される国際商品先物指数 。1957年にCommodity Research Bureau社によって28品目の指数として開発され、2005年9月に「ロイター/ジェフリーズCRB指数」となった
******CRB指数は最大商品の原油価格の影響を大きく受ける
航空機は飛んでいないが船舶のうち貨物船はフル稼働となっているドライカーゴの運賃を示しているバルチック海運指数は
見たことが無いようなチャートとなりました、実際に日本の貨物船も荷主が奪い合いの状態で5月分の貨物は満杯状態です。
特にひどいのがアメリカ向けのコンテナは「送ったコンテナが返ってこない」
今、コンテナにもGPSが付いていますので何処にあるかは分かっているのだが
アメリカの港湾作業の遅れと、トラックの手配が難しいようだ。
米経済は活況と言ってよいだろう「2ケ月前とは雲泥の差なんだ」
これはバイデン大統領となり米財務省の1.9兆ドルの財政投資が効いている。
実際のお金はまだ出ていないのだがFRBの金融緩和に加えてさらにお金が出て来るということで先行投資が活発化しているのは間違いない。
******全ての物には限界がある
ここまで商品市況が改善したとしても「物が無い」「運送が間に合わない」という事態は日本はバブルで経験しているのだ。
作れば売れたのだったが、それらは日銀の総量規制で萎んでしまった。
FRBはそんなアホな事はしないだろうが、インフレとなれば別のはなしとなるのだ
それ故にインフレを書き続けているのだ、米人は日本人と違い借金を恐れていない。
担保となる住宅市場がバックにあるからなのだが、リーマンショックがあっても住宅価格は戻し更に価格を上乗せしてきた。
偏に、人口増のおかげである。
自国政府のかじ取りを疑ってもいないのだろう、羨ましい限りだ。
本題はFOMCが終わってFRB議長のコメントに続く。
27日~28日に行われたFOMC(連邦公開市場委員会)で
政策金利の据え置きと債券購入プログラムの月額購入額の維持を全会一致で決定した。米経済の力強さは増していると認める一方、新型コロナウイルス禍の影響でなお失業者があふれる中、量的緩和の縮小に関する議論は時期尚早と強調した。
同時位にバイデン大統領は就任後(100日)初めて議会で施政方針演説を行い、「米国は再び動き出した」と述べた。
これらを受けた28日の米市場の反応は芳しくない
予想されていたことなのか(織り込み済み)評価に時間をくれということなのか
今週は様子見していよう。
2週間後の議事録まで待っても問題はないだろう。