FOMC議事録要旨

jp.reuters.com

メンバー数人は早ければ来年にも利上げが必要になり得るとの考えを示唆したものの、全般的に利上げに対する緊迫した雰囲気は広がらなかった。

 

今月のFOMCの要旨が来月発表になる5月に、今月との差を比べるのです

3行上の利上げが必要との要旨は、期待したほどの効果を市場へ与えていませんでした。

VIX指数は再度下落しました、現時点での米経済の楽観度は行き過ぎだと捉えています。

 

テーパリングに関しては

月間の資産購入額を縮小する条件を満たすにはしばらく時間がかかるとの認識を当局者らが示していた

 

という報道です、利上げより時間がかかりそうなのだがFRBの資産購入+財務省の経済対策=インフレの進行

という概念は市場へのインパクトは若干大きくなったようだ。

 

VIX指数のチャートは

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底を這っている状況です、管理人の感想はあまりに楽観しすぎている(日米の民族の違い)と思うのだが。

これが日米の経済格差に繋がっているのだろう!

 

下値は限られている、17を切る値が出現するか微妙なところだ。

 

******テスラモーター

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PER=907.47

小数点以下を表示する意味が無い。

チャートをよく見るとコロナが米へ襲撃を加えると暴騰し始めている。

コロナ以前と以後を米経済で比べると「コロナ以後の経済が悪化」は疑う必要が無いほど悪化しているのだ。

テスラ株価の暴騰の原因=低金利FRBの資産購入+米財務省の財政投資

というのは間違いない。

けっして好業績で買われたのではない、テスラの高い株価は米政府の資金供給が要因なのだから、安易には下落しない。

といっても、高い株価はいつ下落しても違和感はないのだから微妙なところで値を保っている。

買い持ちしている投資家は不安は無いのだろうVIX指数などがそれを証明しているのだが何事にもオーバーシュートやアンダーシュートは有る。

サドンデスの警戒警報は出したままにしておきます。

 

これから、米は決算発表を迎える

株価と計算内容が比例しない現実を株式市場はどう織り込むのか。

次のFOMCまでの大きな要素となります。

 

******中国恒大集団

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toyokeizai.net

幾度となく、融資を絞る金融政策を発表しているが実効性は無い。

日本で言う所の「迂回融資」が蔓延しているからなのだが、中国地方政府の財源は

「土地収入」≒マンション等からの地代

で間違いない、融資の伸びがなくなれば地方政府の収入は伸び無くなる。

 

将来の税収を当てにして運用をしているのだから、ほっとくと地方政府が破綻してしまう。

 

華夏幸福基業(地方政府と組んで工業団地開発を手掛ける)は52億6000万元の返済延滞が明るみになっている。

地方政府と密接な会社の為、延滞している銀行や信託会社からの取り立てが厳しくないのが実際の所なのだ。

共産党に逆らえ無い」現状なのだ。

中央政府はこのままでは中国国内銀行がデフォルトになるとの懸念で総量規制を発表したのだが、実際には骨抜きになっている。

 

現在の中国内部での金融事情は不動産投資は引き続き「活発」なのだ、漏れ伝わって来る金融危機の一歩手前とは、関係なく中国国民は不動産投資に前向きなんだ!

 

「不動産神話」と言っても過言ではないだろう、

 

この両者の資金繰りが詰まるまで、まだ時間がかかりそうだ。

 

中国国内の銀行や信託銀行は不動産融資の総量規制は実行されているが、実際の所は迂回融資(内容は結納金、結婚資金など)で不動産投資に資金がまだ流入しているのが現状なんだ。

 

www.bloomberg.co.jp

中国のバブル崩壊はもう少し先の話のようだ。