識者の提言、予測、分析には共通の経済的要素が見えない。
つまりエコノミストの分析が出来上がっていないのだ
コロナウイルスの今後(変異株、ワクチンの効き目)に不確定要因が多すぎてワクチン接種後の経済の方向を予測することが出来ないようだ。
******米大手投資顧問には
世界経済を分析する専門職がある、経済モデルを駆使して分析をするのだが、一番大切な肌で感じる経済を実践することができない(飛行機で飛んで行って見聞きするのだ)古いと言われるかもしれないが、アナリストなどは直接会社訪問をして実際を見るのが重要な職務です。
ファイナンシャルポインターなどで紹介されているコラムなどに出て来る投資家著名人は投資顧問などのCEOであることが多い、ポジショントークと思われるコメントもあるが本気で警笛を鳴らしている方もいるのだ。
The Financial Pointer® – World Economy and Financial Markets
コメントを日々、追っかけていると一定の方向が見えてくるのだが、コロナに支配された経済では市場経済と実体経済の乖離についてのコメントはほぼ無い。
市場経済についての憶測しかないのだ。
例えば
アメリカで住む家を失った人々が何時元の生活に戻れるか明確な判断を示している方はゼロです。
今住んでいる家は家賃滞納を法律でいつまで許容して
くれるのか、暫定的にでも示されてはいない。
日本同様にそれらの救済措置を決める議員達は超の付くお金持ちなのだ。
下っ端の議員には実権も立法する力も無いのだから。
やはり経済学というのは後付けの学問であって未来を占える学問ではないようだ。
しかし、偉大なエコノミストであるイエレン財務長官はかなりの自信を持って1.9兆ドルの経済対策をまとめ上げたのだが、これに噛みついている偉大なエコノミストも多い。
沢山あるが一つ取り上げると
******1.9兆ドルは多すぎてコントロール出来ない
アメリカ経済はインフレとなると見ているようだ。
少し前に紹介したリチャート・クー氏は多い分は貯蓄に回り市場に出てこないのだからインフレにはならないと予想している。
対局のようなコメントなのだ、多すぎた分は取りあえず貯蓄(投資ではない)に回り徐々に使われるならアメリカ経済は大底を打ち経済はゆっくりと回復していくだろう。
しかし、過去貯蓄などしない米人なのだ経済対策のお金が実体経済に多めに現れるとインフレに点火されてしまう。
一度インフレに火が付くとなかなか消えない。
******小さい話だが
管理人の住む自治体では老人の日のお祝いに食事券を配って頂いた。
使い方は自由なのだが、驚いたことに4回分の食事券を一回で使い切った友人が居たことに驚いたのだ。
豪勢な食事になったのは間違いない、後先を考えられない方は多いのだなぁ、と、実感した。
「金は使うためにある」と豪語した友人もいる。
米の経済対策で可決した1.9兆ドルが「後先考えずに実体経済に出てきたら」インフレに火がつくだろう
それは、数ケ月以内に経済指標に表れる。
******ここでの結論は
誰も、米経済がインフレになるのかどうか分かっていない、と言うことなのだ。
これは市場にとっても結論に近い状態を確認する時間が必要ということだろうと推察する。
日米共に株式市場は日柄調整をしているところなのだがこれが弱気相場(高値から20%以上の調整)に移るのか予測もつなかい。
短期で大きく調整(5月から)が始まると予想しているエコノミストから秋で調整終了で爆騰するというエコノミストもいる。
言えることは、米の経済対策の1.9兆ドルは米株式市場はある程度織り込んでいるので、直近の爆騰は無いだろう。。。市場は経済対策の効果を見極める時間に入ったようだ。
******9日のテスラの爆騰には驚いた
+110.58ドルの上げで19.64%の上昇なのだ。
テスラの1株当たりの利益は0.74ドルしかありません
9日の株価になるには
673.58ドル(株価)÷0.74ドル(1年利益)=910.24
つまり910年間の利益を積み上げる必要があると言う事なんだ!
これを適切と言える輩は皆無だろう、しかし買う輩が居るから株価として成立したのだ。
では、不適切な株価なのに買われる不思議。
これをどう説明したらよいのか管理人には分からない
後先考えずに、上がりそうだから買った!
こう考えると安直すぎるかもしれないが、深く考えたら買えないだろう。