持続不可能な中共の経済

2020年12月23日

世界銀行は2021年の中国GDP成長率を7.9%と予測

 

いろんな予測がありますが、世銀まで中共の罠に陥っているようだ。

財務省の財務総合政策研究所が発表している資料からは「中国小売売上高」「実質GDP推移」などが発表になっている。

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上下のチャートを比べてこの状態から2021年にGDP成長率が7.9%に達するとは到底考えられない。

この資料の基も中国国家統計局なのだが、統計資料が管理出来てないのだろう矛盾が露呈している。

GDPの推移に合わせたら小売り売上高をもっと増やさないとだよね。

 

******三井住友DSアセットマネジメントによると

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2021年のGDP成長率は8.9%と予想している。

 

******中国国家統計局のデータを元に作成されているのだが、だれも信じていないようなデータを使ってムダ金を投じているようだ。

 

******住友商事グローバルリサーチ

デイリーアップデートによると

[中国] 元財政部長の楼継偉氏が、昨年12月に行った講話で「中国の財政は極めて厳しく、リスクと課題がある」と警告した。講話は最近の「財政研究」誌で公表された。楼氏は、「今後5年間も財政収入が低下する一方、支出の拡張は継続し、財政が短・中期的にも困難を極める」「2009~20年、財政赤字が拡大し、債務が累積する結果、中央政府の支出に占める利払いの割合は2020年には約15%に達する」「第14次5か年計画期には、約4分の1の省の財政収入の50%以上が債務の元本・利息返済に充てられる」などと述べた。

 

中共の内部から造反したデータが出ている、裏を取りたいと調べたのだが、 「財政研究」誌が見つからない。

 

中共は2020年夏以降、国営企業爆雷(倒産)を阻止するのを諦めたようだ。

2020年夏以前と以後では中共の資金繰りに変化が出たのだろう、しかし国家破綻となるには程遠い。

まだ我慢の日々は続くのだろう。

 

******日銀の買い

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26日に大きく下げたところでの日銀の買いはPKOなのだろう。

PKO=プライス・キープ・オペレ-ション

ETF+RITEで525億円買ったのですが、26日の下げは厳しかった。

投資家が慌てふためいているのだろう。

日銀が買い支えているということは、そもそもが官製相場という事なんだ。

日銀の使命には株を買い支えるというのは無い、日銀のマンデートは物価の管理人ということだけである。

余分なことはしないか、株の買い支えを使命とすればよいのだ。

姑息なことは将来に禍根を残すだろう。

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******買い方の投資家は

心理的に追いつめられているわけだ、相場の天井付近で過去見られた相場付であるのは間違いない。

この先、暴落するのか平穏になり再度上昇相場を作るのかは過去から推察しても分からない。

詳しいデータを持っていないが4勝6敗で下落が多かったと記憶しているが、五分五分と言っても間違いではない。

投資家心理としては何としても逃げたい相場には違いない。

これが「追いつめられた」ということなんだ。

ちょい前にUPしたが大手投資家もオールイン状態なのだから零細な投資家は既にオールインして、足りない分は信用で買っているだろうと予測している。

これだけ日経平均が上昇しているにも関わらずに信用評価が-8%に居るのだから。

 

ここで、日経平均上昇率トップはファーストリテーリングだった。

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東証一部銘柄数は2193社あり日経平均は225社。

官製相場となれば225社を狙い撃ちにし、特には銘柄を絞って日経平均の上昇を狙うのだが、ファストリの信用残高を見ると、買い方は利益確定しているようだ

此処が崩れたら万事休すだろう。

 

******相場は年度末を迎えます

その前にメジャーSQを迎えます、企業決算を良い方向に持っていくには日経平均が崩れてはいけません。

日銀はなんとしても相場に介入するだろうが、全ては米債券の金利が作用してくる。

1日にUPした米30年債券の金利次第ということだ。

この金利が上昇し始めると、米経済は回復期に入ったということなんだ。

米経済が回復期だと確認されると、この金利は1年以上に渡って上昇していくのが通常です。

ワクチンの接種拡大とNYマンハッタンなどの人出の増加が米人に安心感を与えた時だろう、それはNY公演が再開される5月だと考えている。

当然、前売りのチケットが発売されるだろうから、そのタイミングから金利上昇が続いていくだろう。

 

******何度もUPするが

AAAの債券の利回り上昇すれば株式市場から債券市場に資金がローテーションしていく。

グレートローテーションと定義されている、リスクが低い方向へ資金が移動する。

米30年債券で利回りが2.8%当たりになれば債券は魅力的になる。

さらに、国債の利回りは確定しているのだから経済がリセッションとなろうとも利益は確定しているのだから世界の負債が過去最大となっている現在、大規模な資金のリスクは米国債に逃げるのは普通の事だろう。

金利上昇と債券の買いはリンクしているのだから、株式から資金が逃げ出したのは見える。

其の辺、注意していれば気が付く。

 

******金利低下は株式市場には恩恵

金利上昇はその反対です、それはPERに表れてきます。

米国債とPERの関連をチャートで見ると

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最近の8年間は逆相関となっているのが確認できます

2021年は米金の上昇に伴い株は下落すると予想することができます。

残りはイエレン財務長官とFRBの対応だけでしょう

イエレン財務長官はコメントで米経済のインフレは十分に対応できるとしている。

 

おしまい