いろいろ

ミシガン大学期待インフレ率

 

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説明

 期待インフレ率(きたいいんふれりつ)
市場関係者らが予想しているとされる物価上昇。 「予想インフレ率」(予想物価上昇)とも呼ばれます。 市場関係者に対する調査などを基に算出するほか、利付国債と物価連動債の利回りの差であるブレークイーブンインフレ率期待インフレ率とみなす場合があります。
 
******利付国債と物価連動債の利回りの差で計算すると
米10年債-米インフレ連動債=2.1%
(1.08)   (-1.02)
市場はもう少し先をみているようだ。
 
******為替インデックス

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ドルが若干強く、円が弱くなっている。
日本にとっては円安方向で喜んでいるが、世界的にはドル高はまずい、新興国の負債に影響を及ぼすからなんだ。
世界経済が変調をきたしている時にはドルは弱くなければならない。
 
これを見ての判断なのかは不明だが、インドは大規模な財政政策を発表した。
「インド財務省は1日 2021/2022年度(2021.4~2022.3)までの予算案を発表した歳出総額を14.5%増の34兆8000億ルピー(50兆円)に拡大」
インドSENDEX指数は5%上昇、Nifty指数は4.74%上昇した。
日本市場において1678の上昇はこれらに起因している上値到達点は引き上がったようだ。
管理人は様子見していたので、株は保持している。
 
インドのコロナ感染者数が減少している

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自国でワクチン製造しているので、これからも減少傾向なのだろうか期待しすぎると落胆もあるのでモソモソとしてよう。
インド政治は政党は100以上ある、モディ政権は良くまとめていると思う、反対はもあれば中道派もある。
民主的と言えばその通りだが、混乱しているとも言えるのだ。
 
問題は今後のドル相場の行方にかかっている。
ドルが上昇すると負債(ドル建て)の多い国の経済はかなり減速する。
ドルインデックス1年の動きは

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安直にドル高方向と決めつけてはいけないが、しばらくドル高方向は続くだろう。
しかし、米はドル高を望んではいないイエレン財務長官は為替に介入しないとコメントしているが。
しかし
米国が世界最大の経常赤字国であり世界最大の対外純債務国であることは間違いないのだ。
過去に発行している米国債の償還を次の米国債で賄う必要がある、ドル高は不味い。
金利安、ドル安がアメリカの財布にやさしいのはわかっていることなんだ。
 
昨日のNASDAQは急騰している+332ポイントと2.55%の上昇
テスラは5.83%上昇と異常だよね、この株価の落としどころをどう処理するのだろうか。
買い方はレパレッジを駆使して株価を釣り上げたのだから売れば急落すると見ている、そもそもPER=1192は管理人からすれば考えられない「絵に描いたお餅」管理人ならまっ先に手持ち全部売るがね。
今後、面白い展開が見られるやもしれない「楽しみだぁ」
テスラの財務状況は借入が多い、金利の影響をモロに受けるのだ、米ハイテク銘柄はほぼ借入が多いのでNASDAQ銘柄は米金利との綱引きなんだ。
 
ブルームバーグからこんなニュースが配信されていた。
パイパー・サンドラーのアナリスト、アレクサンダー・ポッター氏は電気自動車メーカー、米テスラの目標株価を1200ドルと、従来の515ドルから2倍余りに引き上げた。他のアナリスト数人もイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)率いるテスラの急成長を予想し、同様の見方を示している。ブルームバーグのデータによると、ポッター氏の目標株価はテスラをカバーする40人余りのアナリストの中で最高。
 
これら全て金利が安いことが前提なのです、テスラが自動車増産に走り新工場建設にしても資金は市場から調達するのですからね。
 
世の中は脱炭素がキーワードでEVへ充電する電気は勝手にどこからか来ると見ているようだ。
現行の自動車のガソリンエンジンのある程度が電気に変わっても電力不足とならないか、もしくはそんなことは関係ないと無視しているのだろう。
EV=株価上昇のキーワード
これだけで深く考えていないようだ。
 
 
ミャンマーでクーデダーのニュースが取り上げられているが
ミャンマーのクーデターは何回目だろうか、記憶にあるだけでも3回のような気がする。
世界はミャンマーの経済解放を見込んで進出したので今回のクーデターには反対の意見が数多い、軍政権に対して日本は全面的に否定しているが、実情はそれだけではない。
ミャンマーの実情は貧富の差が開くばかりで日々の暮らしもままならない国民の数は減っていないのだ。
ロヒンギャ族の弾圧とか報道はされているのがスーチー氏の意向なんだから管理人は別の意味でもクーデターの意味は大きいと感じている。
ミャンマーの国内的には「誰が正しい」のかは、全くわからない、言い方を変えると誰のために政府が動いているか。
ということに尽きる、常に汚職と権力の間で政権が動いているのが事実なんだろう。
ミャンマーは地理的には中国と産油国のイランを結ぶバイプラインの絶好の位置にある。
イランからタンカーでミャンマーへ移送したあと陸上のパイプラインで輸送すれば最短距離ですむ、されも大消費地の上海にもっとも近いのだから。

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イランと中国を石油で結ぶにはミャンマーが最良の位置にあることは一目瞭然である。
当然、軍政権と現在のミャンマー政権で確執はあった。
イラン産原油を中国に運ぶことにはなんら問題は無い、問題はイランの核開発なんだから、非難すべきことでは無い。
日本からも多くの会社が進出してるからこそ、クーデターを非難しているだけである。ミャンマーにとって中国と経済的に強く結ぶのも悪くはないだろう、仮にミャンマーと中国のパイプラインが完成したとしても問題にもならない。
逆説的に例えると、中国のアキレス腱となるだけなんだ。
目先しか見てない日本のコメンテーターなる人々に惑わされてはダメだろう。
 
ミャンマーラカイン州に住む人々だが、ミャンマーのアウンサン・スーチーはミャンマー人ではないという見解を示している、
また国連ではスーチー氏のロヒンギャ迫害に対して2019年12月には国際裁判が始まっている。
 
アウンサンスーチー氏、平和の象徴がジェノサイド裁判へ
 
ロヒンギャ族は、民族集団、宗教団体、政治結社のいずれであるのか判明していないのだ、ミャンマー側は民族とは認定してない、バングラディシュの不法移民と位置付けている。
日本の外務省は「ベンガルイスラム教徒のロヒンギャ」と表記しているのだ、世界は難民として(何処からの難民の位置づけはしない)位置づけしている。
現在、ロヒンギャ族は80万人ともいわれている(100万人いたのだが虐殺で20万人が死んだと言われてる)ので、民族集団として位置づけしても問題ない数なんだがねぇ。
ミャンマーに残っているのは40万人程度といわれ、迫害を受けて隣国のバングラディシュへ移動し国連の保護を受けているが十分では無い。
ロヒンギャ族を統治している機関はないので、国連でも対応に苦慮しているわけなんだ。
国を持たない民族として扱われることが多い。
 
日本ではスーチー氏がノーベル平和賞を受けたことにより
好感を持って迎えられているが、世界ではノーベル平和賞を剥奪しろとデモも起きている。
また、英国オックスフォート市はオックスフォード市から受けた表彰を撤回されることが明らかになっている。
オックスフォード市からの表彰を撤回されることが明らかになった
オックスフォード市からの表彰を撤回されることが明らかになった
 

www.asahi.comもちろん、ロヒンギャの虐殺に関係したことが決定的な要因なのだが。

これら一連の事柄から、現ミャンマー政権が清廉潔白とは程遠い。

ミャンマーは軍の介入により、民主化が遅れたといわれているがそれらの報道は正しいとは言えない事情がある。

過去、ミャンマーは最貧国として位置づけられていた。

ここ10年の外資の導入により発展をとげだのは事実だが、やはり贈収賄と権力の奪い合いは常態化しているのも事実なんだ。

軍が一時的に政権を握るのも時代の流れなんだろう。

 

******これから先も

難民問題は解決のめどさえ立たない(南スーダン難民、シリア、アフガニスタンソマリア、)

もっとあるが、日本は難民の受け入れはしていない。