各国中央銀行は

バブル(株、債券、不動産)の進行を苦々しく見ているのでしょう。

 

日銀は2021年1月21日 「当面の金融政策運営について」

のお達しを公表しました。

https://www.boj.or.jp/announcements/release_2021/k210121a.pdf

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******2020年の日銀のETFの買い入れ総額は

24日のUPで13兆3736億円と集計しました、2021年のETFの買い入れを

12兆円/年間と発表しましたので株式市場は安どしました。

 

これに合わせて引き続き

長期金利10年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金額の長期国債の買入れを行う。その際、金利は、経済・物価情勢等に応じて上下にある程度変動しうるものとする

債券の上限なしで買うといっている。

金利が有る程度上下する可能性についてコメントしたが、市場へ安心感を与えるコメントです。

 

******アメリカはバイデン大統領の財政政策の発表により

大統領就任前の政策発表なんだが、米長期金利は跳ね上がった

FRBの金融政策では長期金利と為替には手を入れないという方針なんだが、

日銀は全てコントロールするぞ!

と、市場にお達ししているのだ。

2021年末には日銀が保有するETFの総額が57兆円に達する予測となる。

 

完全に金融緩和からの脱却は不可能と自ら宣言したのだろう。

 

日銀の2021年の金融政策を後ろ盾に証券各社のアナリスト達は

日経平均3万円は通過点だ!

 

と宣言し始めた。。。。

 

******日銀以外の中央銀行

金融政策の巻き戻しを模索しているのだが、FRBバーナンキ議長の巻き戻し失敗を受け止めている。

放置すれば次のバブルは中央銀行最大の汚点となり、崩壊を止めるどころか今世紀最大の金融危機となる。

理由は市場に投入されている資金量が過去のバブル時と比較して天文学的数字となっていることなんだ。

 

この状態でバブルが弾けて資金ショートしたら中央銀行が供給する資金量に対して米なら上下院で議決出来ないだろう。

 

******ワクチンの効果が確認され

集団免疫の獲得と感染者数の減少と引き換えにFRBは金融政策の反転(引き締め)を始めると予想しているエコノミストはかなりの数が居る。

 

日本ではワクチン接種まで時間はある、しかし米はワクチン接種を加速させるとコメントしているのだから、今後数ケ月の経過で集団免疫獲得の可能性は大きい。

特に二回目の接種分を後回しにして一回目の接種人員を増やす政策に傾いた。

これを受けて、5月には集団免疫の結果が出るとの予想がアメリカの多数派の意見です。

 

FRBがこの時点(5月)での判断が重大な転換点と予想できるのだが、果たして日銀はどう出るのか。

 

日本市場の関係者は一連の報道を理解しているが、始めてしまったシナリオ(3万円は通過地点)の変更はどうするのだろうか。

暫く様子見るしかないのか、次のブログでコメントを探してUPします。