不景気の治療薬はお金です、紐が付いてないお金が最高の治療薬です。
紐を付けないと悪い投資先に向かいます、そこで固まって不良債権化するのが普通のことです。
****これが現在の状況です
ロイターのコラムは各国中銀の金融政策の少し先を書いてます
大量に投下した資金は「お金の価値」を減損したが、各国が大量に投下したため為替は相対的に変化しなかった。
しかし、対価がコモディティとなれば別で「金」、そして暗号資産と言われる「ビットコイン」は暴騰しているのだ。
******もう少し説明すると
金融緩和のスピードが落ちてくると暴騰しているコモディティなどの上昇スピードは落ちて来る、緩和から引き締めになるとコモディティは暴落するだろう。
ビットコインなどはポジショントークが酷い「更に暴騰」すると煽ってる。
そもそも、ビットコインの価値を誰も保証してないのだから明日無価値となっても世間一般では問題視しないだろう。
暗号資産などという概念は、一般的ではないのだ。
歴史の中の1ページにも満たないで終わると予想している。
財産でもないし、お金でもない、使えるところも知らないし
換金場所や即刻換金出来るわけでもない。
お金の価値が減価している現代だから生じた現象なんだろう
******中央銀行のマネー発行は
経済成長に必要な量だけ発行するという不文律を破った報いを受ける時が来るのだろうか?
一年前にレイ・ダリオ氏が現金を「ゴミ」と初めて言い放った
その11ケ月後には
******大量に発行された「お金」は
まだ「ゴミ」まで行ってないが「ゴミ」化の途中にはある。
為替は相対(格付の変化ない条件)で決まるが「モノ」の価値は上昇するのが普通のことなんだ、つまりインフレになる。
しかし、世界はインフレにならず日本はデフレになっている
これは、「お金」が貴重でないから起こることです。
日本では日銀が膨大に「お金」を供給したが、必要とされないお金持ちの所にだけ回り運用先を求めて日本から出て行った結果です。
必要とされる人々はお金の価値が上がり、お金持ちは溜め込む一方となった結果がデフレです。
もう少し説明するとお金の無い貧民は「食料、日用品」を買える量が減って来る。売る側はコストを下げる努力をして利益を確保する、売買単価は下がりますからデフレとなります。
一方、世界的には債券が暴落した結果資金繰りに苦しんだ後にFRBは大量に債券を買った結果、インフレとならずにいるだけで、この先も緩和的な政策を実施するならインフレとなるはずです。
FRBの狙い通りの結果となり、インフレは徐々に進行していくと予想しています(管理人の予想)
しかし、米長期金利の行方は昨日のブログで書いたようにチャートで見ると、どちらに進むかの分岐点の所にいるのは明白です、しばらくは目が離せない。
******この先各国中央銀行の金融政策の動向が
市場を左右するのは誰しもが分かっている、日銀がどんなに資金供給してETFを買ったとしてもデフレが止まるとは思えない。
とても危険な政策の途中にいると身構えていたほうがよい。
一方FRBの金融政策はかなり楽なんだろう「先進国では米だけが金利が有る」という事実、だまっていても世界の資金は米へ向かうのだから。
一方、日本は金利も無い世界で日銀の供給した資金は米国債へ向かって行くのを止める手立ては無い。
インフレにしたくても駄々洩れしている状態ではインフレにはならない。
日銀は経済を回す目的で大量に供給しているのだが、結果的にアメリカを潤すために円を供給しているのだ。
こんなことは日銀マンは承知している、しかし金融緩和を止めETFの購入を止めたら恐ろしい結果となるのを恐れて何も出来ないで狼狽えているだけなんだ。
このまま突き進むと、どうなるかはこの項の始めに戻る「紐の付いていないお金は不良債権化する」ということだ。