米経済指標

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アメリカ・中古住宅販売件数11月のデータは、取引が活発です

米では日本と違い中古住宅の取引が普段から活発です。

それ故に、住宅の資産的価値が米経済を担っているのです。

米の生活スタイルは、子育ての時は大きい郊外の住宅に住み子育てが終わると小さな家に住み替えて、暮らしの楽な(病院が近い買い物が楽)ところへ移住するという型が多いです。

 

このように実体を表しているデータを「ハードデータ」と呼びます。

 

アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数12月

説明

消費者の観点から米国経済の健全性を図る指標。 米国の民間調査会社コンファレンスボードが毎月、現在の景気・雇用情勢や6ヵ月後の景気・雇用情勢・家計所得の見通しについて5000世帯を対象にアンケート調査し、1985年を100として指数化したもの。 個人消費の先行指標とされ、消費者心理を反映した指数

このようなデータを「ソフトデータ」と呼びます、主に聞き取りのような形態をとります。

実質的な裏付けのないデータです、しかし調査会社のコンファレンスボードはなかなかの信頼性はあります。

全てのソフトデータが信頼性があるわけではないのです。

日本の街角調査などのデータの信頼性は国民の民度に裏付けされてます信頼性は世界一といっても過言ではないでしょう。

 

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説明
個人の住宅ローン申請が行われた指数。
発表しているのが米抵当銀行協会(The Mortgage Bankers Association)のため、『MBA』とついています。
1990年3月16日を100として基準にしています。

相場の反応としては、当指標が予想より強ければ、申請が活発に行われている=住宅市場は活況と見られドル買い、反対に予想より弱ければ、申請が不活溌である=住宅市場は不況と見られドル売りというのが基本的な動きになります。

 

******次のアメリカ・個人所得の発表までに時間があるので

WTI原油価格の損益分岐点のデータがありました

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このデータでは2020年の採掘の損益分岐点は約50ドル/バレルです、2021年には若干下がりますので来年は48ドル/バレルほどでしょう

12月18日に49.43ドル/バレルの直近高値を付けましたので、一旦のピークとなりました。

損益分岐点の価格は50ドル/バレルですので、もう少しの上値は出現する可能性はあります(その辺が売り時かもね)

 

損益分岐点は採算ラインなので、利益が出るにはこの価格より若干高い価格がベストです。

損益分岐点が先安となっていることから、WTI価格はバックワーデーションとなりやすいでしょう。

 

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 米経済はデフレにはなってませんが米GDPの70%を占める個人の所得と収支がマイナスになっているのは気になります。

 

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 米新規失業保険申請者の減少は不正申請取締り強化の影響が出たのでしょう。

米国に寒波到来して交通への影響も出ている、この申請は遅れても遡って需給出来ます、クリスマス前は食糧配給所も増えますので生活には困らないはずです。

 

米住宅価格指数10月は前月の過去最大の伸び率(1.7%)からは鈍化したが5ケ月連続の値上がりです、コロナ対策で郊外に引っ越しをする国民が増えていて住宅購入のモーゲージ金利が過去最低なのも後押しをしているのだ。

 

此処から先、米の低金利が続いていくとリーマンショックの引き金になったサブプライムローンなども気にしなくてはならない、何処にでも落とし穴はある。

 

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ミシガン大学消費者信頼感指数もソフトデータで、信頼性はでかい。

米新築住宅販売件数のデータはもう少し詳しく表示すると

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今回だけでは評価は難しい、中古住宅販売件数とも合わせると

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 コロナで都市部より逃避するのに、新築完成を待ってられない事情があるのではないか、手っ取り早く中古住宅を購入する方向を選択しているともとれる。

 

米週間在庫統計はクリスマス前は毎年減少します、今年は寒波到来で暖房油の生産に特化しているのでガソリンなどの生産が落ちている。

これを受けて、1671は3%を超す上昇となっている。

https://fx.minkabu.jp/indicators

 

******対外及び対内証券売買

財務省の発表24日

https://www.mof.go.jp/international_policy/reference/itn_transactions_in_securities/week.pdf

 

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見ての通り、株高で売りその資金をローテーションで債券買い

日本勢の動きはほぼ一貫している(悪く言えば護送船団方式

 

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海外勢の株買いは終了しているね、クリスマス休暇の為とはいえ毎年同様な動きです。

 

おしまい