テスラの株価チャート
バリエーションのPER=1,016倍
ついに1000倍を超しました、来年以降1000年分の収益/年を先取りしたということです。
これが正当化されるにはテスラの収益が10倍になる必要があります、それでも100年分の収益を先取りするPER=100倍なんです。
******この株価上昇の分析を
アスワス・ダモダラン (ニューヨーク大学教授)が
コラムにUPしています、結論は実現不可能な前提ということらしい。
米個別銘柄に投資するには米の証券会社に口座を開くのがベストだろう。
テスラ株が暴落後に買うのなら、何処がおすすめの証券会社かはわからない。
多分、日本の証券会社からも買えるはずだが。
ダモダラン ニューヨーク大学教授は株式市場の色んなセクター
の株価収益のパターンを組み合わせた最高のピースだけを取り出してバリエーションを作ったとしても正当化できない高みに上昇したと言っている、教授の言葉では「完璧なプラットフォーム」と表現しているのだ。
******このような背景を生み出した要因は
市場に資金が溢れかえっている「お金で溺れそうになってる」
常識から逸脱していても、投資家自身が既に判断機能を失った
「溺れる者は藁をも掴む」
このバリエーションが改善されるには、株価が下落する以外にはありえない。
テスラの収益が10倍も改善する可能性はゼロなんだから。
******相場は狂乱価格の中にいる
中にいる投資家には全てが狂乱しているので、狂乱だとは分からない。
投資家のほぼ全てが対象者なんだ、彼らが何時「オカシイ」と気が付くのかは分からない。
その時、全てが終わるのだろう。
******管理人の占い以外に
これらのバリエーションを正当化している方々もいる、市場では知識人です。
方々の発言は、市場に追い風を与えるには十分なコメントだろう
例えば、ワクチンの普及により経済は再始動する。
原油価格の上昇は経済の再始動を織り込む動き。
など、など、追い風のコメントとして十分でしょう。
******一方では
ショートセラー(カラ売り投資家)の多くがテスラ株の上昇で莫大な損失を喰らい、ショートセラーが臆病になっていることで相場がMAX(ショートの買い戻し)な状態だと分析しているショートセラーが居ます。
ここから、バリエーションの吐出した銘柄を新たにショートを始めるとしている。
彼らが注意していることは、
「バブル」を警戒している、一旦バブルが進んでいくと止めることは容易ではないからなんだ。
相場がピークを迎え、下落を始めて暴落のポイントを「ミンスキーモーメント」で表現しています。
説明
信用循環または景気循環において、投資家が投機によって生じた債務スパイラルによりキャッシュフロー問題を抱えるポイントである。
相場がピークを迎えるポイントは 株価総資産=資金量で表現できます。
各国中央銀行が資金供給していますが、何時までも続けることは出来ません。
株価も上昇して必要な資金量は増加するのですから、中央銀行はより多くの資金量の供給が必要になります。
それが株価総資産と均衡するポイントで株価はピークとなり、下落を始めるのです。
これ以降は投資家は高値で買った株がマイナス(負債)になります
現物以外では追証の危機となり投資家はキャッシュフローが縮小して買い持ちした株を手放すことになります。
ある程度の下落から暴落にかわるポイントがミンスキーポイント(ミンスキーの瞬間)なのです。
その呼称は、米国の経済学者のハイマン・ミンスキー(Hyman Philip Minsky:1919/9/23-1996/10/24)の名前にちなんだもので、1998年のロシア財政危機を説明する際に、米国のエコノミストのポール・マカリー(当時PIMCO在籍)によって造り出された。
******このミンスキーモーメントが
テスラ株価のどの瞬間となるか、興味津々で見守っています。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/TSLA:US
株価チャートの下にバリエーションが表示されています。これらも参考にミンスキーの瞬間を捉えと見てください。
一体、どこまでPERが上昇し、株価の上昇が止まってからどの位値持ちしているか、徐々に下落して行く時間帯、そしてミンスキーの瞬間ですね。
バブルのお勉強でしょう。
ワクワクしながら待っているのは管理人だけ?