過去のワクチンで最速は「麻疹はしか」で10年ほどの時間がかかっています。
今回の新型コロナワクチンは6ケ月という短時間で開発されました。
どこかに解説がないかとネットサーフィンしてましたら、各所に「メッセンジャーRNA(mRNA)」と呼ばれる新技術の実用化で開発されたんだという記事が沢山見つかりました。
ウイルスのタンパク質の培養をしなくてよいので、ワクチン開発時間を極端に短くでき、ウイルスを使用しないので不活化する時間も必要ない。
ウイルスの遺伝情報を人体に伝えて、抗体を作らせるということらしい。
mRNAが不安定ということで、保存が難しいという欠点がある
ファイザーのワクチンが-70度でも保存が必要ということの裏付けだね。
モデルナのワクチンはその必要が無いということらしいが情報は見当たらなかった。
この夢のような新技術は応用範囲が広く、遺伝情報を体内に伝えてキラーT細胞が異種タンパク(癌細胞)を攻撃するように
癌細胞の識別をキラーT細胞に伝えるなどの作用を組み込むことが可能ということだ。
特に顕著なのはmRNAの開発時間が短いということが最大の利点だろう。
癌の特効薬が開発される可能性は高くなった。
HIVのワクチンも夢ではない。
夢が実現できるのはmRNAの技術が一般に普及するまでの時間だろう。
特許や先端技術の囲い込みなど障害はこれから見えてくるはずだ。