投資主体別売買動向とその他まとめ

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10月第三週まで、注目の海外投資家は売り

来週木曜日以降にならないと、今週の日経平均上昇の買い主体は分からない。

 

******日経平均PERなど

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日経平均のPER=23.36

この数字PER20倍以上が続いているが、長期で日経平均のPERチャートを表示して見ると

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平時の日経平均PERは15~18倍です、18倍に当てはめると

18.743円で18倍となります、誰かが意図的に買い主体となり息の長い買いを続けて行かないと、現状の日経平均の値とはなりません。

まぁ、こんなことをするのは日銀以外にはありませんが。。。

 

******日経平均PBRチャート

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コロナショックを異常時として却下し、平時のPBRを見ると日本企業はそれほど棄損してはいません。

 

PBR観点から見ると、ちょいと無理すれば日経平均の25.000円は出現してもいいかもね。

 

******************日本の労働環境(有効求人倍率

2020年9月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.03倍

東京都の有効求人倍率は1.00倍

 

東京都の雇用のミスマッチを見ると最悪は事務的職業が0.30倍、福祉関係が3.78倍、運搬・清掃は0.63倍

 

東京都の2020年8月1日の人口の推計は-5903人で減少

各年の人口推移の比較チャートは

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東京都で人口が減ったのは数年無かったことだ、これは労働環境が悪化していることに起因しているのは間違いないだろう。

家賃も高いが、仕事は簡単に見つかり労働の流動性が高かったのがコロナショックで労働環境の悪化が進んだのが要因だろう

 

東京都の対前月増減数は

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コロナショック後、全く改善してないのが分かる。

 

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日本の経済の元となる首都圏の実物経済は疲弊したままなのが

如実に見えてくる。

実業が疲弊しているのに、虚業の金融界だけ堅調になっても日本経済が先行き良くなると考えているのだろうか。

管理人が投資する環境ではない、まぁ何も持っていないと寂しいのでロングショート戦略のままもうしばらく様子見しよう。

 

******為替が円高に進んだ

何時もの比較チャートでは

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前回の比較チャートではドル(USD)が上昇していたが、今回はドルが大幅に下落している。

円(JPY)は変わらずなのでドル円は下落したということなんだ。

 

企業の赤字補填のレパトリは過去例によると12月が一番行われていた、それ故年末のドル円予想を100円としたのだ、

これらのことはほとんどの投資家には周知の事実ですから、管理人は海外投資家が年内に買ってくることは無いだろうと予想しているのです。

海外投資家が買いに転じるならば、円安で買うのです。

円高は売り、これは変化無いと見てます。

年末100円の予想は変えてない、そして2021年以降も円高の予想を続けている。

 

「当たるも八卦」くらいの確率ですからおすすめはしません。金融界に占める為替の割り合いはとても大きい、日本株が占める割合は為替市場と比較したら「雀の涙」ほどの物です。

 

日銀がどんなに頑張っても「無理」、この流れが日本株市場をどう取り巻くのかを見ない事には管理人は動かないつもりです。

 

来週以降、日経平均のPERをこれ以上買ってくる日銀に対してその他の投資主体がどう動くのか注目です。