www.financialpointer.com2019年5月25日のコラムですが、驚愕の予測です
「シフ氏は、現在の市場には軽く50%のダウンサイド・リスクがある」と言ってました。
結果2020年にS&P500は半値になりました、その後回復した。
この記事には
より大きなリスクは、FRBが再びパンチボールをたたき、バブルをまた膨らますことだ。
金融緩和ですべてのものを刺激しようとしても、効かなくなることだ。
米国はドル危機に瀕している。
そして、その通りとなった。
ドル危機までは至ってないが、
市場はシフ氏の心配は理解している、管理人にも解ることなんだから。
それは
誰もFRBが金利を正常化できるとは信じていない。
誰もFRBがバランスシートを縮小できると信じていない。
だから何もドルを支えるものがなくなってしまった。
しかし、ドル以外の通貨にしても同様に発行量は増大しつつあるのだから相対的に大きな問題とはならない。
シフ氏のドル危機は現段階ではあたっていないがFRBも失敗する、神ではないのだから市場が失敗を受け入れられなければ
相場は崩壊するだろう
******ドルの凋落は確実に
しかし、ドルに代われるほどの通貨はありません。
ユーロも不安定ですし、人民元に至っては中共の崩壊が危惧されていますので紙屑の恐れがあります。
通過の発行量からしてドルに太刀打ちできる他の通貨はありません。
円などもってのほか、軍隊を持たない国の通貨は信用がないのです(自衛隊を軍隊に変えるのは憲法を改正しなくては)
世界は通貨発行量の制限の無い増加に歯止めがかからない状態のまま、様子見をしています。
******次は世界的インフレ????
資産(株、不動産)はインフレなんだ、各国中銀は金利を抑えて喜んでいるが既に実体経済はステルス値上げで対応しているのだ。
物価がインフレ状態となれば各国中銀は打つ手は無い。
金利を上げるしか方法が無いからである、金利上昇となれば株は暴落し不動産価格は大きく下落する。
不景気になり失業率は上昇する。
そこの兼ね合いを調節するのが中央銀行の役目です、日銀などは非伝統的金融政策と名付けて株を買い続けているが、インフレターゲットの2%など有名無実の所業となり下がった。
日本国債を買い入れて、10年債の利回りを0近くに置く目標を建てながらインフレ目標を2%にしたいなど、無理に決まってる。
誰しも、無理とわかっていても茶番の日銀総裁会見をしているのだ近頃はバンキシャも参加しなくなり空席が目立ってきた。
******脱線してしまったが
企業業績が悪くなるとレパトリで海外資産の取り崩しをして日本に資金を還流する。
すると円高になるのだが、現在かなり注目されている。
なかなか動かないドル円相場なのだ、
次に企業業績が改善しなければ、いよいよ製品の値上げをしなくてはならなくなる背に腹は代えられない。
一社で値上げすると業績悪化に直結するが、集団で値上げすると独占禁止法違反となる、パラパラ値上げがよろしい。
******何故、シナリオを考えるか
シナリオを幾つも用意しておくのだ、株価は下落時に考えていたら間に合わない。
株価の上昇はゆっくりだが。下落は急落から暴落まで数分から一日で進む。
そお、今の相場環境は危ういバランスで成り立っている。
実体経済は日に日に追いつめられているが相場は高値維持にやっきとなっているからだ。
このバランスは必ず崩れます、どちらかがどちらかにすり寄る
株価が崩壊するのか、実体経済がよくなるのか。
明日木曜日は投資主体別売買動向の発表です(9月第4週)
閉場となった後ですが海外投資家の動向と買い主体が気になります。