本来なら日経平均の下げはキツイはずなんですが、日経先物の動きは週明け月曜日の寄り付きは抑制されました。
仕掛けたのは、何処かはわかりませんが動きとしてはおかしかった。
日本は輸出で経済が回っている国なんですから、円高方向は輸出企業の収益減となります。
******週明けの日経平均の動きには納得してません
週明けの火曜日になると投資主体別売買動向の7月分がぜんぶ出ますので、それ待ちですが後に犯人を書きました。
円高進行が見えているのに、買い方で突入する投資家はそもそも市場から消える運命にあります。
目の前の経済が回っていないのに、相場だけを見ている投資家も大局という観念からいっても消える運命にあります。
日本経済が回復するには数年の時間が必要でしょう、ここで無理する投資家は2019年の大局を見誤った、アベノミクスに騙された、消費税増税を軽く考えていたということでしょう。
最新の報道で、アベノミクスでの経済成長は71ケ月で終了したとありました。
2012年12月からですから71ケ月は2018年10月で終了してたこととなります。
2019年の経済を報道等で評価していたエコノミストの中には経済は減速していると発言していた森永氏のような方がいらしたのです。
社畜のエコノミストはマイナスの話はしませんから、独立系のエコノミストのコメント以外は基本無視という方向が正しい。
さて、経済減速の続きですが過去の日本の経済減速期間は内閣府景気基準日での平成不況は
- 1991年(平成3年)3月から1993年(平成5年)10月までの32か月間(第11循環後退期)
- 1997年(平成9年)6月から1999年(平成11年)1月までの20か月間(第12循環後退期)
- 2000年(平成12年)12月から2002年(平成14年)1月までの14か月間(第13循環後退期)
平均すると22ケ月の間景気が減速していたことになります。
一年以上は景気減速期間はあるのですから、コロナショックを鑑みると2021年までは景気は減速していることは間違いないところでしょう。
ここで、焦って買い方で投資するリスクは必要ないのです。
まして、米中対立の真っただ中リスクを取るほどの勇気はありません、ヒマなのでスイングトレードでもしてようかくらいの感覚だね。
相場感が鈍らないようにね、
さて、コロナ当初の経済はV字回復などという戯言は崩れ去りました。
そもそも、V字で回復を信じていたプロは皆無ですから逃げる口実を作り、誰かに高値を押し付ける口実を作ってただけでがんす、まぁ大成功だったでしょう。
最安値当たりで投げた投資家は市場に戻らないほうが賢明です
魑魅魍魎の巣窟なんですから株式市場というのはね。
少し前にも書きましたが、声大きく騒ぐ輩は嘘をついている
V字回復がニュースに乗るくらいの時は誰かがポジショントークで自分に有利になるように市場操作をしているんです。
相場に対峙するには「精神構造の改革が必要です」日本人は欧米人に比べて精神的にはものすごく強いです。
冷静に分析出来れば相場では勝てる要素が世界で一番高いはずです、特に我が強いわけではないのですから柔軟に思考するだけでよいのです。
我慢で待てる精神構造、テクニカル分析、需給分析で勝てます
相場は8月相場に入ります、米雇用統計が発表になります米の決算発表は最盛期を過ぎましたから、次はテクニカル分析の期間にはいります。
日本はこれから決算発表が最盛期を迎えますので一旦停止の期間です。
******戦略的には
現在の景気減速期間中に仕込むのです、次の景気拡大期に売る
長い期間の戦略です。
この戦略の邪魔な輩は各国中銀の金融緩和です、こやつが買ってくると株価は下がりません。
苦しい戦略になりますが、チャンスは来ると信じて待つのみです。
さて、今回の直近の円高の犯人はソフトバンクだと判明しました。
ソフトバンクが売ったアリハバ、Tモバイル、ARMなどの株式のドルを円に換えたレパトリでした。
https://www.mof.go.jp/international_policy/reference/itn_transactions_in_securities/week.pdf
財務省の発表した
令和2年7月5日~7月11日の株式・投資ファンド持ち分で
取得22.992億円 処分59.382億円 ネット(差し引き)では
-36.39億円が処分(売られてます)3兆6390億円が売られたのですが、相場は急落してないのですから日本株以外の所ですから、ソフトバンクが持っていた株ですね。
それを日本市場が閉鎖のときに為替取り引きでドル売り円買いを行ったので、連休時に急激な円高となったわけです。
そして、週明けの日本市場では円高の犯人がソフトバンクと判明して日本株売りの矛先は収まったということですが、
そんな簡単に為替は戻りません、ドル円の市場はでかいのですから。
一旦、動き出せば止まりません。