ドル円の長期テクニカル分析

           月足チャート

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チャートの赤線が転換線です、2014年8月に月足が転換線を下から上抜けしたので其れまでの赤線は上値抵抗線だったのが次には下値抵抗線へと変わりました。

如実に示したのが2016年6月にはこの抵抗線にタッチしたが下抜け切れずに反発しています。

現在は赤線を下値抵抗線として、一番上に引いてある上値抵抗線の間をドル円は動いている状態です。

すべての線が右肩下がりですから、ドル円は長期で下落しているのは間違いないです(円高方向)

******長期的にテクニカル分析すると

一番下の抵抗線は現在は意味を持っていません、赤線を月足がDCすると下値抵抗線として復活します。

 

過去に50年の移動平均チャートで示した、戦後の360円/ドルからの超長期移動平均で示した下値抵抗線でトリプルボトムが日本の円高の最終章になるはずです。

 

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超長期チャートを確認しても日本の円高は終わっていません。

赤線で示したダブルボトムで超長期の円高が終焉したように見えるのですが、赤線の上に月足がありそれが下値支持線の青線にぶつかって反転しています。

赤線の下に月足があり青線にぶつかってから赤線をGCしたのであればダブルボトム形成とGCで超長期の円高の終焉と判断したでしょう。

相場は、もう一度確かな確証(円高終焉)を求めてトリプルボトムを形成すべく動いていると見ました。

1995年、2011年とくれば次は2027年までにトリプルボトムが現れるとチャートは示しています。

根拠は最初に表示した月足チャートの赤線と一番下の下値抵抗線の交わる日柄が2027年あたりだからですね。

------現在の月足の傾きからし

かなりの急激な円高が作用しないと月足は日柄に追いつきません。

テクニカル分析にドルのファンダメンタルズが追い付くには、現在より増してFRBがドルを供給するか財政政策として米国民に生活資金を供給するなどの対策が打たれる必要があります

つまり、市場はもっとドルがジャブジャブになるということです。

それほど米がドルを供給しなければならない要因はWithコロナで米経済活動が戻らない7~8割経済が続くとしうことなんでしょう。

シナリオ的には完結してるように見えますが、シナリオは刻々と変化するものです。

その変化を読み、楽しむのも相場に対峙するということです。