https://www.boj.or.jp/statistics/tk/gaiyo/2016/tka2006.pdf
短観データは膨大な量です、それらを纏めたアドレスです
1ページ目を抜粋しました。
1ページ目の最下段に業況判断のまとめたのがあります、チャートはこれを表示してます。
2ページ目の頭の右側に輸出企業の事業計画の前提となっている想定為替レートがこれからの業績を左右する重要なファクターです。
107.64ドル/円が想定為替レートです、これを覚えておきます。
この想定レートが変化すると、今期の業績に大きな変化が出ます。円高になれば業績は下振れて日経平均は織り込みに行きます、逆も同様。
2の需要・在庫。価格判断と3の売上・収益計画は輸出先の国により異なりますが押しなべてドル決済が通常なので、無視してます。
4の設備計画が重要です、利益が出そうな分野は設備計画比率が大きく、前倒しで資金投入する業種もあります。
個別企業を狙っている投資家は特に大事なところです。
5,6は飛ばして
7の企業物価見通しは日銀のインフレ目標との温度差を見ます
過去、ずっと日銀の独断のインチキなインフレ目標の確認だけですね。
Ⅱ金融機関、持株会社等から下はざっと見てるだけ
チャート群は、日頃の報道の確認です。
一番下の金融機関貸出態度判断は日銀の姿勢が反映されます
基本、大企業の資金需要は銀行の関与が低くなっていて独自の資金調達方法(社債等)があるので中小企業に影響が大きいです
その他はハードデータが発表になりますから、日銀短観のデータは希望的観測の域を出ません。
市場はソフトデータをあまり重視してません、とくに海外の投資家はね、原因は海外のソフトデータがあてにならないからです、まぁ聞き取りですから適当にお茶を濁してるだけ。
日本は見るものはありますから、発表になれば全体を見て企業担当者が日本や世界の経済になにを感じているかは何となくわかります。