日米の相場

相場に中身がありません、相場を形作る柱が無いのです。

フワフワの綿菓子みたいです、風が吹けば風下に行きますから

上昇も下降も意味を持ちません、機関投資家が資金を入れれば膨れますので時価総額の意味も「あやふや」です。

------FRBは2022年まで

ゼロ金利を維持するとコメントしています金利がないのですからお金の価値は意味を持ちません、コモディティ特に金などが買われます。

金は持っていても金利を生みませんから普通の経済状態のときは価値に変化は少ないです。

お金は金利を生んでいましたから、通常の経済状態では金よりお金が好まれました。

米インフレ連動債(TIPS)は

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全ての年限においてマイナスですから米ドルは裸で持っていると価値が下がるわけです。

FRBはすべての債権を買うとの姿勢を示していますから、危険な再建を持っていた投資家は売って現金化しましたが、そのまま裸で持っていると価値が下がりますから、何処かへ投資しなくてはいけません。

機関投資家などはここが大変なんですね、投資先を見つけなくてはなりません。

------投資先が無い

現金は価値が下がる、リート市場は暴落した後だ。

リート(REIT)とは、説明

REIT(リート)とは、投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品で、一般的に「不動産投資信託」とよばれています。投資者は、REITを通じて間接的に様々な不動産のオーナーになり、不動産のプロによる運用の成果を享受することができます。

 

2020年4月のニッセイ・アセットのマーケットリポートは

転載禁止になっていませんので

https://www.nam.co.jp/news/mpdf/200410_tj.pdf

 

------債権市場の復活はまだまだです

新規発行に耐えられるほど経済が復活してませんし、最大市場の中国は香港問題で経済見通しが立っていません。

かなりの企業がデフォルト状態の予想ですが、情報は統制されてますし、破綻しても破綻処理をしないでいるようです。

つまり、経済が回復するまで存続させておく(ゾンビ化計画)ようです。

 

------行きつく先は株式市場だけ

実体経済はコロナショックで疲弊しています、回復には数年かかる見通しです。

FRBの見通しでは、失業率の改善は2023年と言うことらしい。

でも、証券取引所は常にオープンされていて現金化も容易いので、機関投資家のお金の行き着く先は株式市場しかないのです

     

         ダウチャート(日足)

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注目は木曜日、金曜日の日足の形です。

アメリカ株なのに日本的に解説します。

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この形は「はらみ線」と言います。

2本目のローソク足が、1本目のローソク足の実体のなかに入ってる2つのローソク足の組み合わせです。

今回は「陰のはらみ寄せ線」と言います。

 

酒田五法では

@一本目の大陰線は

 売りが出きった事を示唆しています。

@二本目の寄せ線は

 売りも買いも同じくらいの力で競り合った事を示唆してます

------この組み合わせは転換する可能性が強いのです

来週からの相場は変化(上下どちらかに)するかもね。

********酒田五法

宵の明星の説明も前に書きましたが、相場の転換点では酒田五法は役に立ちます。

 

アメリカ株なんでアメリカ式に分析すると

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金曜日の日足が配信されていませんから、信頼性に欠けますが

フィボナッチの節目まで下落しています、これから次のフィボナッチの節目までは遠いので、相場の方向の確信はありませんが相場は大きく変化しましたので、来週はボラの高いまま売り買いの膠着状態を続けた後に上下どちらかのトレンドを作り始める予想をしています。

始めに書いたように、相場に柱がありませんから容易に転換しやすいです。

深追いは禁物でしょう。